2009年08月05日

THUNDER Live At Hammersmith Apollo

さて、今度はHard Rockです。好きな音楽の幅が広過ぎると、それに伴い出費もかさみます。いつからこうなってしまったのでしょうか。

個人的な話をすると、2005年あたりにそろそろHard Rock、Heavy Metalから卒業しないとという動きがあったのですが、そんな折に観に行ったACCEPTの再結成ライブによってそんな考えは見事に消されてしまいました。あのライブは本当に素晴らしかったです。

そんな僕が、とりわけ思いを寄せているHard Rockバンドの1つに、THUNDERがあります。

90年代初頭、Grunge対Brit Popで喧騒の中にあったU.K.にありながらも、チャート上位に幾つも曲も送り込んだ正統派British Hard Rockバンド、THUNDER。今年、デビュー20周年を祝う為に発表されたツアーが突如、バンド側からの発表により解散ツアーになってしまいました。

彼等の解散は2度目。僕が初めて観た彼等の映像は、1999年に日比谷野外音楽堂で行われた彼等の解散ライブでした。その僅か3年後、周りに説得されてMonsters Of Rockの復活と共にTHUNDERは再結成します。そして、あれから10年後の今年、彼等はまた、袂を分かつ決断を下しました。憶測される理由は様々でしょう。それでも、本当の事は彼等自身にしか分かりません。ファンはただ、見守るのみ。

今夜、Hammersmith Apolloで行われるライブはそのツアーの最終日。当初、Shepherds Bush Empireで予定されていたこのライブのチケットは発売後、瞬く間にソールドアウト。対策としてよりキャパシティーのあるHammersmith Apolloに会場が変更されましたが、チケットは更に売れ続け、ソールドアウト間際で僕は間に合い、2階の立見という酷い場所で観る事になりました。

実は、これだけ多くのライブを観ているにも関わらず、解散を控えているバンドのライブを観るという経験は殆どありませんでした。それこそ、7年前 (もう7年も前になるんですね) に警護公園で観たNUMBER GIRLのライブくらいなものです。

空調も届かない2階席の後方は、まるでサウナの様に暑くなっていきました。取り敢えず観やすい位置を確保するのですが、本当に無理矢理入れたといった感じの酷い場所です。

開演時間、先日ライブを観たばかりのAC/DCの「Thunderstruck」が聴こえてきました。THUNDERのライブが始まる合図です。

いよいよメンバー達が姿を現し、それぞれの楽器から一斉に音が放たれました。単独公演としては一応、これが最後のライブ、と発表されているだけに、バンドもオーディエンスも何処か悲しげなムードになるのではと思った今夜のライブ。しかし、そこはTHUNDER、やってくれました。始まったイントロは「Loser」なのに、何を思ったのか「Dirty Love」の歌詞を口ずさみ始める稀代のヴォーカリスト、Danny Bowes。しばらくして気付き、苦笑いをするDannyによってそんな危惧は消し去られてしまいました。

マイペースなTHUNDERのこと、解散ライブだからといって特別な事はしないだろうと思っていましたが、どうなのでしょう。過去2回、彼等のライブを観た事がありましたが、ライブのオープニングは決まってこの曲でした。

「On The Radio」、「Higher Ground」、馴染みの曲がそれに続きます。Dannyとのコンビで常にこのバンドの顔であり続けた左利きギタリストLuke Morley。そして絶妙なツインギターの絡みに欠かせないBen Matthews。伝統的なベーシストらしく男前で寡黙なChris Childs。そして間抜けキャラで常に他のメンバーからいじられるドラマーGary Harry James。こうしてステージ上を見渡してみると、やはり寂しい。

ちなみに、間を空ける事無く頻繁に来日してくれた親日家である彼等ですが、日本でライブを観た事は1度もありませんでした。

短いMCの後、Lukeのアコースティックギターで始まる「Low Life In High Places」。コーラスでは歌をオーディエンスに歌わせるDanny。彼はTHUNDER解散後、ツアープロモーターになるそうなのですが、こんなに歌の巧いヴォーカリストが引退するなどという事、誰が納得出来るでしょうか。

オーディエンスとの掛け合いに続き、「The Devil Made Me Do It」へ。そして、デビューアルバム「Back Street Symphony」に収録されていたSPENCER DAVIS GROUPのカヴァー「Gimme Some Lovin’」が演奏されました。ライブで聴くのは初めてです。今までのライブではあまり演奏されなかった曲が演奏されたとあって、嬉しいと同時にやはり今夜のライブは特別なのかと、せつなくなってしまいます。

「Empty City」、「Like A Satellite」と、Benのキーボードがイントロを奏でる美しいバラードが続きます。複雑な心境の僕を尻目に、いつもと変わらぬ素晴らしい歌声を聴かせるDanny。僕がこのバンドを好きになった理由は、何よりこのDannyの歌声でした。デビュー当初はブロンドの長髪でしたが、今ではクイズ番組の司会者の様な容姿。でも、このギャップがまた素敵です。

そして、次に始まったイントロに唖然としてしまいました。まさかの「River Of Pain」。THUNDERを代表する初期の名曲ですが、ライブで聴く事が出来たのはこちらも今夜が初めてです。この曲を聴きたいが為にTHUNDERのライブを観に行った、と言ったら怒られそうですが、それ程の曲です。ですから今夜はようやく聴く事が叶って嬉しかったです。

続いて、近年の定番「You Can't Keep Good Man Down」で再び盛り上がるオーディエンス。更には、「Love Walked In」でのオーディエンスの合唱。ここら辺も、今まで通りのTHUNDERのライブです。

そして、いつも通りの「I Love You More Than Rock 'N' Roll」で、いつも通りの終わり方を観せる彼等。あくまで自然に。そう思っているに違いありません。

割と長く待たされたアンコールは、Dannyのお礼と共に「A Better Man」から始まりました。歌詞が、まるで今までの彼等を回顧しているようで、せつな過ぎます。

「Back Street Symphony」が始まりました。アンコールもいつもの調子でいくのかな。そうしたら、やはりあの曲は聴けなかったか。そう思った次の瞬間。また、まさかのギターリフが聴こえてきました。「She's So Fine」。この曲が聴けてしまった今、正直言ってTHUNDERに思い残す事は何も無くなってしまった様に思います。憎いですね、最後にこんなプレゼントを用意していたなんて。

そして、オーディエンスに掛け合いを求め、「Dirty Love」が始まりました。これで最後です。

ステージ上の5人は、仲良さそうに演奏を楽しんでいました。Dannyもいつも通り、と言ったら嘘なのかも知れませんが、やはり終始笑顔でした。

曲の途中、MICHAEL JACKSONの「Billy Jean」とJOHNNY KIDD AND THE PIRATESの「Shakin' All Over」も挟んで随分と長い間演奏が続きました。

そして最後の音が止み、楽器を置いて会場を見渡す5人。歌う事をやめないオーディエンス。

前回の解散は1999年で、再結成が2002年でした。今回も順当に行けば、2012年には彼等にまた会えるのかな、とつい思ってしまいます。

ただ唯一気がかりなのは、やはり聴けずに終わると思っていたあの3曲を、今夜全て聴けてしまった事です。これでTHUNDERが僕の中で完結してしまいかねないので、全てを出し尽くすなんて事は止めて欲しかったです。贅沢な悩みでしょうけれども。

取り敢えず、5人がそれぞれ、幸せになれる選択をして欲しいと、心から願っています。

あとはDanny、あまり人を寂しがらせる様なことを言わない事。




Setlist:

01. Loser
02. On The Radio
03. Higher Ground
04. Low Life In High Places
05. The Devil Made Me Do It
06. Gimme Some Lovin'
07. Empty City
08. Like A Satellite
09. River Of Pain
10. You Can't Keep A Good Man Down
11. Love Walked In
12. I Love You More Than Rock 'N' Roll
Encore 1
13. A Better Man
14. Back Street Symphony
15. She's So Fine
16. Dirty Love



THUNDER Live At Hammersmith Apollo
posted by Yoshitaka at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

THE DAYS Live At Club Upset

London日記の途中ですが。

僕の高校時代からの友人である、はまちゃん、ななちゃん、こじまくん (結成当初は、なおやもいたらしい・・・) のバンド、THE DAYSがツアーで名古屋にやってきましたので、観に行きました。というか、これに合わせて日本に帰って来ました。

池下にあるClub Upsetでのライブ。時差ぼけで頭がかなりまいっていて、珍しく遅刻しそうになりました。

会っていきなりはまちゃんに髪がすっきりしたねと言われたけれど、そういうはまちゃんも髪が黒くて新鮮な感じ。

最後に彼に会った時に、凄い勢いで曲が書けている、どれも短いけれど、みたいな話を聴いて、その時の言葉がこういうことだったんだ、とライブを観て分かりました。

演奏は上手いけれども、かといって凶暴さも消されていないし。みんなTHE ROOSTERSが好きということで、「Black Leather Boots」と「恋をしようよ」をカヴァーしていて凄く決まっていました。ちなみに今度、何と花田裕之と対バンするというんだから出来過ぎ。

彼等のオリジナルは、短い中にも必ず印象付ける所があって、どれも良い曲だなと思って聴いていました。

逆光のスポットライトに照らされて、うつむいたまま無心にギターをかき鳴らすはまちゃんの姿が一瞬チバに見えて、いや、褒め過ぎるのでやめておこう。

ライブ後の打ち上げにも連れて行ってもらって、普段出来ない様な音楽話がたくさん出来ました。名古屋にはいないんですよ、WILKO JOHNSONとかTHE ROOSTERSとか村八分とかの話が出来る人。だから本当に楽しかった。

101Aしかり、HANJIROしかり、なんか近頃では友達付き合いでという以前に、個人的に好きなので何度も観させてください、と心から思える実力のあるバンドが周りに増えてきて困っています。花田氏との対バン、法事で行けなくて無念ですが、THE DAYSとは末永く、よろしくお願いしたいと思っています。

それでは、残りの日程も楽しんで。東京でまた。



THE DAYS Live At Club Upset 01



THE DAYS Live At Club Upset 02



THE DAYS Live At Club Upset 03



THE DAYS Live At Club Upset 04



THE DAYS Live At Club Upset 05


THE DAYS on MySpace:

http://www.myspace.com/thedaysjp


THE DAYS on Mixi

http://mixi.jp/view_community.pl?id=3279087



THE DAYS Live At Club Upset 06
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2009年07月29日

帰国しました

取り敢えず、帰ってきました。

よかった、これでようやく暖がとれる。っていうか、暑いなあもう。

まだ全然書ききれていないので、怒涛のライブレポは続きます。




・・・そして、帰国早々、耳に入ってきたのが、川村カオリの訃報。

最後の一週間、僕はまたLondonから別の国に旅に出ていたのですが。旅先でいきなり知ったアベの訃報、そして次の日にはMarcel Jacobが自殺したとのニュース。そして、日本に帰ってきたら、これです。どうしてこんなに、立て続けに。

カオリさん、まだ若かったし、子どももいたのに。どうしてこう、多くの人の支えになっている人から次々と奪われていくんだろう。彼等に流れる時間は止まって、残された人々の中では美しい姿で記憶に残るかも知れないけれど、一緒に歳をとっていける幸せだってある筈だもの。

今頃はキヨシローがよく頑張ったねって向こうで誉めてるのかな。こう書いてる時点で、えっ、キヨシローって死んだんだっけ?って未だに思う自分がいてつらい。

安らかに。



posted by Yoshitaka at 00:53| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

OASIS Live At Wembley Stadium

苗場組の皆様、お疲れ様でした。また今年も苗場にいけなかった僕は、こちらで馬鹿兄弟を観ていました。



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Wembley Stadiumへとまた来てしまいました。今夜は、OASISを観に。

昨年、OASISの故郷Manchesterに行った際にはよりによってOASISが誰より敵視するRADIOHEADのライブを観てしまいました。今年、Londonに来た際にはよりによってOASIS因縁のライバルであるBLURのライブを観てしまいました。歴史に残るであろうBLURのHyde Parkでのライブから僅か1週間も経たないうちに、今度はOASISがLondonでライブをするとあって、ここぞとばかりにNMEは ”OASISとBLURの闘いが今再び” なんて見出しをつけていますが、実際には両者も近年になって歩み寄り、特にNoel GallagherはDamon Albarnを評価し始めています。

という訳で、RADIOHEADやBLURばかり観ているとGallagher兄弟に怒られてしまいそうなので、OASISも観ておかないといけません。

実は、Englandに約4年間住んでいたにも関わらず、僕はこの国でOASISのライブを観た事がありませんでした。前作「Don’t Believe The Truth」に伴うツアーも、完全にスルーしてしまいましたし。

さて、そんな僕にとって初のEnglandで観るOASISのライブは、ライブアルバム「Familiar To Millions」が録音された事でも有名なここWembley Stadium。今夜はその初日です。会場はフーリガンみたいな連中が多くいて、下手したらHeavy MetalやHard Coreのライブよりも身構える必要があるのではと思ってしまう程。

開演時間になり、スクリーンにバンドのロゴが映し出されます。凄まじい歓声があがる会場。

LED ZEPPELINの、失礼、「Fuckin' In The Bushes」が始まりました。いよいよです。

ステージ上に彼等が現れます。Liamが軽く挨拶した後、Noelのギターで「Rock 'N' Roll Star」へと入っていきます。Liamに合わせ、一斉に歌い出すオーディエンス。途切れる事の無い歓声、この恐るべき一体感。まるでフットボールの試合みたいです。THE WHO、SEX PISTOLS、IRON MAIDEN、NEW ORDER等、Englandという集団のユニティーをこれでもかと見せ付けられたライブは幾つか観てきましたが、OASISもまた、言葉を失います。観たら分かる、としか言えません。

先の来日公演では坊主頭だったLiamでしたが、今は随分髪も生えています。続いては来日公演と同じく「Lyla」。オーディエンスの歌う声は途切れません。Andy Bell、今夜はサングラスを掛けています。僕は彼が好きなので、OASISのライブの際にはGallagher兄弟と同じくらい、彼に観入ってしまいます。

Chris Sharrockのドラムのイントロが「The Shock Of The Lightning」の始まりを告げます。3月に名古屋で観た時に比べて、随分馴染んでいるドラム。手数もやや多くなった様にも思います。

「Cigarettes And Alcohols」、「Roll With It」とデビューアルバム「Definitely Maybe」からの曲、そして、「To Be Where There's Life」、「Waiting For The Rapture」とニューアルバム「Dig Out Your Soul」からの曲が続きます。あのニューアルバム、僕の周りではあまり評価が良くありませんでしたが、これでもかという程サイケデリックな雰囲気が個人的にはとても好きです。こういうアルバムや、古くはGRATEFUL DEAD、近頃ではTHE BRIAN JONESTOWN MASSACRE等が日本で受け入れられない事実は、生活文化の違いに根差しているものなのでどうしようもありません。

また、今回のライブは非常に広い会場なのでステージ両サイドにスクリーンが設置されているのですが、この映像のカメラワークが非常にクオリティーが高い。ステージに観入る傍ら、スクリーンの方にもつい頻繁に目が行ってしまいます。

「The Masterplan」、「Songbird」とNoelがヴォーカルを執る曲が続きます。そういえば、僕はまだライブで「Acquiesce」を聴いた事がありません。兄弟が歌い分けるあの歌も、是非ライブで聴いてみたいものです。

Liamがステージに戻り、「Silde Away」が始まりました。この曲を聴くといつか「Don't Go Away」を復活させてくれないかなと思ってしまいます。イントロが似ていますからね。そして、続いてはセンセーショナルに「Morning Glory」が始まります。今の彼等のライブは以前よりもテンポが良い様に思います。8万人のオーディエンスとLiamが向き合い、闘っているのか抱き合っているのか良く分からないこのカオスは、続いてまさかの「My Big Mouth」を呼び出します。「Be Here Now」収録のこの曲が演奏されるなんて、Liamが歌うなんて、本当に驚きました。歌い終わると、照れ隠しなのかすぐ後ろを向いて去っていくLiam。いつかは「D’you Know What I Mean」や「Stand By Me」あたりも復活する日が来るのでしょうか。

水戸黄門の、失礼、「Importance Of Being Idle」が始まりました。この曲、Noel自身が好きなんでしょうね。必ず演奏されます。

続いてNoelはアコースティックで「Half The World Away」、そしてLiamが戻って来て「I'm Outta Time」で再びサイケデリックな世界へ。

そして、ここで「Wonderwall」が。何度と無くライブで聴いたこの曲も、8万人のEnglandのオーディエンスの中で聴くとまた格別。しかし、Liamと一緒になって歌っていた、まさにコーラスに入るその直前で、PAのトラブルが発生。音が全く聴こえなくなるという事態に。観客のどよめきに異変を察知し、演奏しながら顔を見合わせるメンバー達。回復したりまた途切れたりしながらも、オーディエンスの合唱も手伝って何とか曲は終わりました。Noelは笑顔で ”Fuck you” を連発していましたが、特にステージ上での混乱は無く。先のManchester公演でも同じ様なトラブルがあって40分もライブが中断したと聞いていたので不安になりましたが、今夜はどうやらすぐに解決した様です。間を空けずに始まった「Supersonic」のイントロが、困惑するオーディエンスをなだめてくれました

来日公演同様、この曲で本編は終わりかと思いきや、何と「Live Forever」が始まりました。来日公演ではセットリストから外れていたので、本当に嬉しかったです。欲を言えば、折角のWembley Stadium、どうせならあの時の様に、John Lennonの顔がバックに現れて欲しかったですけれども。

これで本編は終わり。そして、彼等を褒め称えるかの様に歌い、歓声をあげ、思いのたけを誰もいなくなったステージに向けるオーディエンス。

しばらくして、アコースティックギターを持ってNoelが登場。やはりアコースティックバージョンの「Don't Look Back In Anger」が始まりました。そう言えば、この国でOASISは観た事はありませんでしたが、NOEL GALLAGHERのソロライブは観た事がありました。2年前のRoyal Albert Hall、シークレットゲストでPaul Wellerが登場、2人のデュエットが堪能出来ました。あの時と同じ様に、今夜もこの曲でGem Archerのソロが良い味を出しています。

続いてNoelのアコースティックでもう1曲、ニューアルバムから「Falling Down」。そしてLiamも戻ってきてバンドが揃い、「Champagne Supernova」へ。切ない曲調、アウトロがいよいよもの寂しい。

そして、今夜もとうとう終わりを迎えてしまった様で、THE BEATLESのカヴァー「I Am The Walrus」が始まりました。この曲が復活したのは良い事ですが、THE WHOの「My Generation」もまた聴きたいところ。コーラスではやはり日本と同じく、掛け声をあげるオーディエンス。

曲が終わり、ステージ上にメンバー達が楽器を置き、去って行きます。今夜の彼等を見守るRockの神々に敬礼するかの様に、揃って空を仰ぐNoelとLiam。珍しく、印象的な姿でした。

EnglandのミュージシャンのライブをEnglandで観るのが常によい事ではありません。基本的にどんなバンドを前にしても騒がしいこの国のオーディエンスが、そのライブにどう影響を与えるかが判断基準な訳ですけれども。

今夜、もう観慣れた感のあるOASISを、とても新鮮な感覚で観られたのは嬉しい発見でした。

これで、OASISのライブをEnglandで観るというアンフィニッシュドビジネスが終わりました。次こそは、PAUL WELLERですかね。



OASIS 1



Setlist:

01. Fuckin' In The Bushes
02. Rock 'N' Roll Star
03. Lyla
04. The Shock Of The Lightning
05. Cigarettes And Alcohol
06. Roll With It
07. To Be Where There's Life
08. Waiting For The Rapture
09. The Masterplan
10. Songbird
11. Slide Away
12. Morning Glory
13. My Big Mouth
14. The Important Of Being Idle
15. Half The World Away
16. I'm Outta Time
17. Wonderwall
18. Supersonic
19. Live Forever
 Encore 1
20. Don't Look Back In Anger
21. Falling Down
22. Champagne Supernova
23. I Am The Walrus



OASIS 2



2009.03.18  OASIS  Rainbow Hall, Nagoya

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/116497554.html


2007.03.27  NOEL GALLAGHER  Royal Albert Hall, London

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/37438380.html


2005.08.13  OASIS  Summer Sonic 2005, Osaka

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/5904646.html
posted by Yoshitaka at 21:02| Comment(7) | TrackBack(1) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

BLUR Live At Hyde Park

こんな僕にも、大学という場所にいた事がありました。

僕のいた高校は、著名な卒業生に政治家や財界人しかおらず非常に退屈なのですが、僕のいた大学University Of London Goldsmiths Collegeは著名な芸術家を何人も、中でもこのBLURとPLACEBOという世界的なRockバンドを2組も輩出しています。

昨年、そのBLURにGraham Coxonが7年振りに復帰し4人になって帰って来るというニュースが届けられました。そして、今夜はGraham復帰後初のライブと当初発表された、Hyde Parkでのライブ。先日のHyde Park Calling 2009では雨に降られましたが、今夜は大丈夫みたいです。

僕がまだ大学にいた時に、大学の講堂でGRAHAM COXONがライブを行い、観に行った事がありました。今回、BLURもこのLondon公演に先がけて同じくあの大学の講堂でライブを行っています。こちらも行きたかったのですが、日程が間に合いませんでした。

僕にとっては、初となるBLURのライブ。90年代のEnglandを代表する3つのバンド、OASIS、RADIOHEAD、BLURが、これでようやく僕の中で出揃った形になります。

ステージセットにはバンドのロゴと共に、Londonの地図、Englandの地図が描かれています。そうですよね、BLURはLondonのバンドなんですよね。



BLUR 6



開演時間、まだ明るい空の下サイケデリックなSEと共に現れる4人。10万人のオーディエンスが集まった会場を見渡し、何とも嬉しそうな顔をするDamon Albarn。そして、ステージ下手にはもちろん、ギターを持ったGrahamがいます。Grahamと同じく、Damonも以前ソロでライブを観た事がありますが、あの時はこんな姿など想像出来ませんでした。

Grahamのギターが静かに、彼等のデビュー曲「She’s So High」のイントロを始めました。歌い始めるDamon、歌詞の一語一句、丁寧に。この曲のけだるさに、彼等の帰還を祝福したい気持ちをじらされているみたいです。歌い終わり、厳かに歓声と拍手を送るオーディエンス。おかえりなさい。



BLUR 1



しかし、次の瞬間、誰もが聴き覚えのあるあのシンセサイザーのイントロが始まって、会場は瞬時にダンスフロアへと変わります。Alex Jamesのベースに先導され、歓喜し、踊り狂うオーディエンス。「Girls And Boys」です。オーディエンスも一斉に歌い出し、Damonの声が聴こえない程。 ”外人” である日本人の僕がこういう空間にいさせてもらえるというのは、本当に贅沢な事。Damonもいきなりフロアに下りて行って、前列のオーディエンスの目の前で歌っています。

MCで、この場にこうしていられる事に対し感謝を述べるDamon。こちらこそ、どれだけ感謝したらいいのかというくらい。長い間、僕はBLURに間に合わなかったんだと思っていましたから。

「Tracy Jack」、「There’s No Other Way」、「Jubilee」。惜しみなく代表曲を次々に披露する彼等。どの曲も、Grahamのギター無しでは成り立ちません。どの曲でも彼のギターによるイントロがキューになっていて、GrahamがいないBLURが存在したなんて、思い出せなくなってしまいそうです。

攻撃的な曲が続いた後は、「Badhead」。そして、続けて「Beetlebum」でまたオーディエンスを喜ばせます。演奏している間、ステージの電光掲示板には ”Vote for Dave” の文字が映し出され、労働党議員に立候補したドラマーのDave Rowntreeへの投票を呼びかけています。僕達、移民は随分と労働党のお世話になりました。Daveにも頑張って欲しいものです

「Out Of Time」、「Trimm Trabb」、「Coffee And TV」と静かな曲が続きます。北極が近いEnglandの夏は、夜9時でようやく夕暮れになります。穏やかな空の下、昼の都会の喧騒をなだめるかの様に、名曲達が1つずつ丁寧に甦っていきます。

そして、Grahamのギターが静かに「Tender」のイントロを奏で始めました。体全体を襲うこの感動。泣きそうでした。曲が終わりに差し掛かっても、いつまでもコーラスを繰り返すバンドとオーディエンス。街が汚いとか、食べ物が不味いとか、治安が悪いとか、Londonを見渡すと嫌な所ばかり目に付きますが、僕はこの瞬間がいとおしくてこの街に何年も居続けたんだ、と再確認しました。

続く「Country House」で陽気に、「Oily Water」でサイケデリックに、「Chemical World」で凶暴に、「Sunday Sunday」でコミカルに、あらゆる表現の手法を持ち合わせたBLUR。本当に多彩なバンドなんだと思い知らされます。

こうして離れた所から90年代を見返してみると、これらの曲の聴こえ方が問題のアルバム「13」の以前、以後で違ったんだという事が、良く分かります。彼等があのアルバムで賭けに出ていなければ、2009年の今BLURというバンドの評価はどうなっていたのでしょうか。

この曲は、この公園の近く、Kensingtonに住んでいた時に書いたものだ。Damonがそう話し始めると、それだけで歓声があがります。そして間も無くして、この曲に欠かせない人物、Phil Daniels本人が登場。「Parklife」を、Hyde Parkで聴く日が来るとは、あまりに出来過ぎです。主導権はPhilに任せて、果敢にフロアに降りてオーディエンスと触れ合うDamon。知的な人だと昔から思っていましたが、それに加えてこんなにはしゃぐ人だったんですね。

そして、いよいよクライマックスへと向かうのかと思わせる「End Of A Century」へ。そして続いては「To The End」が。オーディエンスも一緒になって歌うコーラスの寂しさといったらありません。

もう1曲、しめやかな曲「This Is A Low」が続き、本編は終了。彼等が去った後、ステージに残っているのはギターのフィードバックだけ。

アンコールを求める間、また「Tender」を歌い続けるオーディエンス。

そして、再び現れ、オーディエンスにお礼を言うDamon。そして、ここからが凄かったです。「Popscene」、「Advert」と攻撃的な曲が続き、そして、じらす様にDaveのドラムが入っていき、来ました、「Song 2」。気が狂れた様にステージ上を転がりまわり、ギターを演奏するGraham。参りました。何でも出来るバンドなんですね、BLURというのは。

凄まじい展開に呆気に取られて眺めていると、またステージからいなくなってしまった彼等。しかし、またすぐ呼び戻され、サイケデリックなGrahamのギターで「Death Of A Party」が始まりました。

そして、ミクスチャーなこの街、この国に捧げる、と言って「For Tomorrow」が始まりました。これからの彼等にも、この曲は向けられているのでしょう。DamonとGraham、仲良くしてくださいね。

まだこの曲があったかといちいち思う程、名曲のオンパレードがオープニングから続き、そして、ようやくここで「The Universal」が始まりました。何かがまた、始まろうとしているのかも知れません。BLURの帰還が音楽界にもたらす影響は、未知数です。

これでライブは全て終わり、また始まった時の様に笑顔を見せるDamon。そして、丁寧にお礼を言い、去って行く4人。

BLURは解散なんてしたことは無い。だからこれは再結成では無い。Damonがそう付け加えています。

Londonの、Londonによる、Londonの為のバンド、BLUR。Londonを後にした僕も、どういう縁か気が付いたら彼等の帰還をここで祝っていました。

普段なら、早くも次なる展開を待ち始めるところですが、もうこれ以上、何も望みません。今夜、このHyde ParkにBLURの全てがありました。

NEW ORDERやSEX PISTOLSのライブを観た時と同じ様に、また少し、Londonが、Englandが好きになりました。これから世界の何処に行こうとも、この街に住んでいた事を、僕は誇りに思い続けるでしょう。



BLUR 3



BLUR 4



BLUR 5



Setlist:

01. She’s So High
02. Boys And Girls
03. Tracy Jacks
04. There’s No Other Way
05. Jubilee
06. Badhead
07. Beetlebum
08. Out Of Time
09. Trimm Trabb
10. Coffee And TV
11. Tender
12. Country House
13. Oily Water
14. Chemical World
15. Sunday Sunday
16. Parklife
17. End Of A Century
18. To The End
19. This Is A Low
 Encore 1
20. Popscene
21. Advert
22. Song 2
 Encore 2
23. Death Of A Party
24. For Tomorrow
25. The Universal



BLUR 2
posted by Yoshitaka at 00:32| Comment(4) | TrackBack(1) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

アベ

ミッシェルガンエレファントのアベが死んだって、どういう意味?

青春のバンドが、伝説の世界に行っちゃうってのは、もっと先の話じゃなかったのか?

悲しむも何も、もう全身の力が抜けて何も書く気がしない。


posted by Yoshitaka at 19:03| Comment(3) | TrackBack(0) | Music News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

CROSBY STILLS AND NASH Live At Royal Albert Hall

全く、奇妙なタイミングです。NEIL YOUNGがライブを行って間も無くして、今度はCROSBY STILLS AND NASHのライブが同じLondonにて行われます。

CROSBY STILLS AND NASHは名前の通りDavid Crosby、Stephen Stills、Graham NashというFolk界のドンが3人集まった豪華なバンドで、全盛期にはこれにNeil Youngが加わりCROSBY STILLS NASH AND YOUNGという名前で活動していました。しかし、元々ソロでスタイルを確立していたNeilは程無くして離脱。また3人に戻るといった道を辿ります。その後、事ある毎にNeilは客演し、4人になったり3人になったり自由な活動を続けてきました。

今年、CROSBY STILLS AND NASHとNEIL YOUNGは同時期にLondonでライブを行うだけで無く、Glastonbury Festival 2009までも共に出演。仲が良いのか悪いのか、取り敢えず4人同時にステージに揃ってはくれないのか、とやきもきさせられます。

さて、今夜CROSBY STILLS AND NASHがライブを行うのは、由緒正しいRoyal Albert Hall。LOU REEDの「Berlin」再現ライブを観て以来1年振りです。Londonに数ある歴史的なライブ会場の中でも、こことEarls CourtはPINK FLOYDやLED ZEPPELIN等が闊歩していた60、70年代と変わらない外観なので、初めて来た時には卒倒しそうになりました。



CSN 1



ちなみに、DavidとGrahamは以前ここRoyal Albert Hallで行われたDAVID GILMOURのライブでゲストとして歌っているのを観た事があります。

今夜のライブは2部構成なので、開演時間がいつもより早く、夜8時にはもう暗転し、静かに1人ずつ現れる3人。あたたかい拍手の中、始まったオープニングは「Helpless Hoping」、いきなり1stアルバム「Crosby Stills And Nash」からの曲です。そして続いてまたも1stアルバムから「You Don’t Have To Cry」。3人の美しいコーラスは、不快な暑さを忘れさせてくれます。

いかつい顔とは裏腹に甘い歌声のDavid。何処かのテノール歌手の様な外見になったStephen。昔と変わらず男前なGraham。歳をとっても仲が良いのは何より。

ここで彼等はMCで、 ”友人” の歌を何曲か歌う、と話し始めます。彼等の ”友人” というとこの世界の頂点にいる人ばかりなのですが。という訳で、始まったのはTHE ROLLING STONESの「Ruby Tuesday」。3人の絶妙なハーモニーで聴くこの曲も悪くありませんね。

続けて、JAMES TAYLORの「You Can Close Your Eyes」、Tim Hardonの「Reason To Believe」、BOB DYLANの「Girl From The North Country」を披露。

カヴァー曲の連続の後は、またしても1stアルバムからスキャットの美しい「Guinevere」。そして、CROSBY STILLS NASH AND YOUNG名義の曲「Dream For Him」へ。この曲は割と新しい曲なので、音像もかなりソリッド。

続いて披露されたGRAHAM NASHのソロでの新曲「In Your Name」は、逆に古き良きFolkといった感じ。そして、ここで不意を付く様にして3人の代表曲「Our House」が始まります。会場からは驚きの声、そして、3人と1万人が一緒に歌い始めます。

次の曲は、彼等が以前はもう2度とライブで歌わないと決めたそうなのですが、今夜は彼等のたいせつな友人の1人であるJerry Garciaに捧げるとして、GRATEFUL DEADの「Uncle John’s Band」が始まりました。彼等には、Jerryの様に伝説の世界へと旅立った友人も多くいます。

そして、またも代表曲の「Southern Cross」が演奏され、満足げなオーディエンスの歓声に包まれながらインターバルへ。

約20分のインターバルを挟み、第2部は何とBUFFALO SPRINGFIELDの「Rock ‘N’ Roll Woman」から始まりました。驚きました。Stephenのギターソロが素晴らしい。

GRAHAM NASHの代表曲、「Military Madness」。やはり3人の中では、Grahamがリーダー核なのでしょうか。この曲から、3人共アコースティックギターからエレクトリックギターに持ち替えます。

続けて「Long Time Gone」が始まりました。一貫してアコースティックギターで奏でられた第1部とは対照的に、第2部ではRock色のある曲を並べてくる様です。

Davidが ”Stephenの素晴らしいギターソロに対抗して僕はこれを” と言い、「Deja Vu」のアルペジオを演奏し始めました。Grahamとのハーモニー、そして今度はStephenが透明感のあるギターソロを奏でます。3人のチームワークは素晴らしい。

そして、静寂が訪れます。パイプオルガンの音が聴こえてきて、それまでの平和な雰囲気から一変、厳かなイントロが始まります。「Cathedral」。今までの曲が絵空事だったかの様に、シリアスな空気に支配される会場。

そして、今度はそれがまた絵空事だったかの様に始まるBUFFALO SPRINGFIELDの代表曲、「Bluebird」。

そして、「Almost Cut My Hair」。それまでとは違うDavidの険しい歌声と、Stephenの激しいギターソロが絡み、凄みを利かせます。

そして、またもBUFFALO SPRINGFIELDの「For What It’s Worth」へ。タイミング的には、ここら辺りでNeilが登場してくれても良い様な気がしますが。

ちなみに、Neilは加入時に名前の通り若い人が入ったと話題にされたそうです。そんな4人も現在は、DavidとGrahamが共に67歳、Stephenが64歳、そして、Neilが63歳。各人とも、年齢を聞いて驚いてしまう程、ステージの上では衰えを感じさせません。

いつしか攻撃的になった演奏は、音の塊となってラストへ向かいます。そして音が止み、何事も無かったかの様に済ました顔でステージから去って行く彼等。

これでもかというくらい見せ付けられた、見事なハーモニー、見事な演奏。

やがてアンコールで再び現れた彼等。バックバンドの紹介に始まり、「Wooden Ship」へ。この曲でも、Stephenのギターソロが冴え渡ります。凄まじい演奏。再びクライマックスへ向かう3人。

そして、帰ろうとしないオーディエンスに応え、2度目のアンコール。まだあの曲を聴いていませんからね。「Teach Your Children」でsy。殆ど3人がギターを演奏してオーディエンスが歌う、カラオケ状態。曲が終わると、誰もが満足げな表情で3人へ拍手を送ります。

正直、3人揃った彼等を観る事自体に価値があるんだと思い今日ここへ来た訳であって、ライブの内容までは期待してはいませんでした。ところが、こんなに素晴らしいライブを観させてもらって。60、70年代を第一線で活躍した人を目の前にしてそんな事は言ってはいけませんね。あのLED ZEPPELINでさえ、彼等無くして自分達は無かったと公言したくらいですから。

1曲を除いて、頑なまでに初期の曲を演奏し続けた今夜の彼等。

CROSBY STILLS AND NASHとNEIL YOUNG。こうして両者のライブを観てみて分かる、明らかな違い。何故揃わないのかというより、何故揃っていられたのかという疑問の方が自然ですね。

ただ、CROSBY STILLS NASH AND YOUNGでは1988年に「American Dream」、1999年に「Looking Forward」と、およそ10年周期で再結成しアルバムを発表しているので、そろそろかなとも思いますが。2006年にはツアーもした事ですし。

4人共、いつまでも元気でいてください。



CSN 2



CSN 3



CSN 4



Setlist:

01. Helpless Hoping
02. You Don’t Have To Cry
03. Ruby Tuesday
04. You Can Close Your Eyes
05. Reason To Believe
06. Girl From The North Country
07. Guinevere
08. Dream For Him
09. In Your Name
10. Our House
11. Uncle John’s Band
12. Southern Cross
 Intermission
13. Rock ’N’ Roll Woman
14. Military Madness
15. Long Time Gone
16. Déjà Vu
17. Cathedral
18. Bluebird
19. Almost Cut My Hair
20. For What It’s Worth
 Encore 1
21. Wooden Ships
 Encore 2
22. Teach Your Children



CSN 5
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2009年07月14日

NEIL YOUNG Live At Hyde Park

今年もHyde Parkで行われるフェスティバル、Hyde Park Calling 2009。今年はヘッドライナーがNEIL YOUNGという事で、迷わず観に行きました。残念ながら明日のもう1組のヘッドライナー、BRUCE SPRINGSTEEN AND THE E STREET BANDは別の用事が入っていて観られません。無念。

野外なので天気が気になっていましたが、今日は快晴。このフェスティバルのヘッドライナーは毎年豪華で、2006年はROGER WATERSとTHE WHO、2007年はPETER GABRIELとAEROSMITHを観ました。Hyde Parkにも何だかんだでもう何回も来ていますね。



HPC 1



さて、Neil Youngの他に、今日出演した他のバンドを手短に。書こうとするとどんどん長くなってしまうので。


THE PRETENDERS

フロントの2人だけはPINK FLOYDのSyd Barrettのトリビュートライブで観た事がありますが、THE PRETENDERSとしては初めて。出番は短かったですが、「Brass In Pocket」、「Don't Get Me Wrong」が生で聴けただけでも嬉しい。以前は後輩にあたるRADIOHEADの「Creep」をカヴァーしたことも有名になりました。これ、意外と素晴らしいですよ。



HPC 2



BEN HARPER AND RELENTLESS 7

BEN HARPERは長年観たいと思っていたミュージシャンの1人。ギターも歌も素晴らしい。新曲が殆どでしたが、BEN HARPER AND INNOCENT CRIMINALS時代からの定番、LED ZEPPELINの「Good Times Bad Times」のカヴァーも演奏してくれました。



HPC 3



FLEET FOXES

今のU.S.の若手で最も実力があると評判のバンド。デビューして間も無いのに、こうしていきなりフェスティバルの2番手ですからね。Post RockをCountryの要素で再構築したようなサウンド。美しいハーモニーが、より暗い世界を描き出しています。NICK DRAKEやJEFF BUCKLEYが好きな人はこのFLEET FOXESも好きになると思います。



HPC 4






今日のライブは、STARSEEDのギタリストPete Wickerと一緒に観に来ました。ちなみに前回NEIL YOUNGを観たのも彼と一緒。今回、彼がNEIL YOUNGを観に行く事を知っていて、彼には僕がLondonに来ている事を秘密にしておき、いきなり前日に電話をかけて驚かせてみました。



HPC 5



前回NEIL YOUNGのライブを観たのはPaddock WoodのThe Hop Farmという田舎も田舎、まるで地の果ての様な場所。見知らぬ土地の、鬱蒼とした森の中、冷たい雨が降り、7月だというのに信じられない寒さで、戦慄も増幅されていました。それに比べ、今回の会場は都会の中心、慣れ親しんだHyde Park。気分も随分楽です。

しかし、前回同様、彼の登場を待つ間に雲行きが怪しくなり、とうとう雨が降り始め、やがて雷まで。これはNeil Youngが連れて来たに違いない。

そして、遂にNeilが現れました。黒いジャケットをまとい、8万人の歓声に腕を挙げて応えるNeil。

あの時と同じ様に、静かに黒のGibson Les Paul Standardを掲げるNeil。ディストーションをかけたギターが唸り始めたそのリフは、何と「Hey Hey, My My (Into The Black)」。いきなりやられました。前回はまだ2曲目にこの曲でしたので、一呼吸置けましたが。何度観ても圧巻です。



HPC 6



続いて、アコースティックギターに持ち替え、「Mansion On The Hill」、「Are You Ready For The Country」、「Everybody Knows This Is Nowhere」と明るい曲が続きます。Country独特の、平和な空気が会場を包みます。MCは短い挨拶のみですが、Neilは常に笑顔です。

しかし、その後またギターを持ち替え、「Spirit Road」と「Words」が立て続けにやって来て寒々とさせられます。これです。この致命的な何かを求めて、僕は未知なる存在に対峙を臨むんです。

そして、 ”You are very quiet tonight” とオーディエンスに毒づくNeilがこれ見よがしに「Cinnamon Girl」のギターリフを始めます。この曲、前回は演奏されませんでした。後半の凶暴なギターソロは昔のまま。そしてそんな雰囲気のまま、「Fuckin’ Up」へ。いよいよ凄みをみせるNeil。遠まきに観ているだけでも恐い。これが、NEIL YOUNGの世界。



HPC 10



ここで、Neilはオルガンへと移動します。彼のステージ上にある機材は全て、アンティーク家具の様な貫禄のあるものばかり。このオルガンも、どこかの古い教会から持ち出してきた様な外見。ハーモニカの爽やかなイントロで始まる「Mother Earth」。優しいオルガンの音色と、彼の歌声に聴き入るオーディエンス。

厳粛な雰囲気の中、次に始まったのは「The Needle And The Damage Done」。息が詰まります。しかし、また「Comes A Time」、「Unknown Legend」とのどかな曲に移り、少し気分も楽になります。この構成はオーディエンスの為を意図しての事でしょうか。

そして、「Heart Of Gold」へ。NEIL YOUNGというミュージシャンの代名詞とも言える、彼の人生の何たるかを歌った歌。一体、生まれてから何回このギターとハーモニカの切ないイントロを聴いたことでしょう。まだ若造と呼ばれる歳かも知れませんが、この頃この曲にある ”And I'm getting old” という歌詞の意味が少し分かってきた様に思います。しかし、分かったつもりでいても、この先まだ気付かされる事は多いでしょう。

続いて、またも代表曲の「Old Man」。こういう歌を歌える男になりたいと心から思いますが、その為にはまだ人生に於ける経験が足りません。

代表曲の連続は止まらず、今度は「Down By The River」まで。この曲は前回演奏されませんでした。オリジナル同様、延々と続けられるギターソロ。これも、NEIL YOUNGのトレードマークですね。オーディエンスと一体となって歌うコーラスも素晴らしい。少し歌い、またギターソロ。我を忘れ、気の遠くなる様な時間を共有します。

延々と続いた演奏もとうとう終わり、これでライブも終わりかと思いきや、間髪入れず始まった「Get Behind The Wheel」。うって変わって明るく軽快な曲に、踊りだすオーディエンス。嬉しい事に、まだ終わりそうにありません。

そして、明るい気分にさせられた後、間髪入れず始まったギターリフに、またしても僕の呼吸は止まりそうになりました。「Rockin’ In The Free World」。こちらも、前回は演奏されず残念に思った曲。どちらかというとオリジナルよりもPEARL JAMのヴァージョンに近いと感じました。雰囲気がそうさせているだけなのかも知れませんが。これで3曲も、前回聴けなかった代表曲が聴けました。

MY BLOODY VALENTINE、PIXIES、NINE INCH NAILS、RAGE AGAINST THE MACHINE、TOOL、SIGUR ROS。これまで幾度と無く、この世のものとは思えない様な存在と対峙してきました。しかし、そんな人生の中で、最も心が動かされた瞬間とは、実はWembley Arenaで観たPEARL JAMのライブで、彼等がこの曲を演奏し始めた瞬間でした。全てが未知の体験でした。感動とは違う、どんな言葉でも到底言い表す事の出来ないあの時に感じた何かが、今の僕の出発点となりました。

あの時と同じ様に、いつまでも終わらないで欲しいと願いながら観ていました。すると、何といつまで経っても終わりません。延々と演奏されるコーラス。歌い続けるオーディエンス。Woodstock、Isle Of Wight Festival 1970等、昔のフェスティバルではこういう光景は当たり前だったのでしょうね。

そして遂にフィナーレを迎え、ようやく暗くなった空の下、彼等はステージを後にします。

それでもまだ歌い続けるオーディエンスに応え、再び登場するNeilとバンド。そして、彼がギターを抱えて歌い出したのは、THE BEATLESの「A Day In The Life」。彼のライブでは欠かせないこの曲は、その夜の終わりを告げる役目を担っています。

しかし、ここで予期せぬ事件が起こります。曲の中盤、変調する部分に差し掛かった、その時でした。何者かがステージに現れ、騒然となる会場。悲鳴の様な歓声と共に前方のオーディエンスが一斉に腕を上げ、ステージも見えなくなってしまいました。一体、何が起こっているのか。

しばらくして、ようやくステージが見えました。どうやら、Neilの隣で何者かが一緒に歌っています。ようやくその人物がこちらに顔を向けたその時、僕は目を疑いました。



HPC 7



Paul McCartneyでした。

シリアスなNeilに対し、終始はしゃいでいるPaul。この曲の終わりにはいつも、Neilがギターを痛めつけるのが慣例なのですが、鬼気迫る表情でギターを床に叩きつけるNeilの肩を抱き、一緒に歌おうよとマイクを向けるPaul。もう少し空気を読めと言いたいところですが、そこはPaul、許せてしまうんですよね。出て来てくれた事があまりに嬉し過ぎて。



HPC 8



ラストは2人仲良く抱き合い、Paulはオーディエンスに向かい、しきりにNeilを讃える仕草。

全てが終わった後でも、目に映った全ての出来事を1つずつ認識させるのに時間がかかり、呆然としてしまった僕。前回同様、Peteと僕は「Like A Hurricane」を聴く事は出来ませんでしたが、もうそんな事はどうでも良い。

昨年、BelgiumのフェスティバルRock Wachter 2008でのエピソードを思い出しました。ヘッドライナーが2日目にNEIL YOUNG、3日目にRADIHOEADという構成で、RADIOHEADのライブの際にThom YorkeがMCで ”NEIL YOUNGと同じステージに立てるなんて一生分の目標を達成してしまった” と発言。僕は、Thomにも憧れている人がいるんだ、と思ってしまったのです。

Neilがまだこうして元気でいてくれている事。こんな時代にいてもまだこの様な恩恵を受けられる事。こういうかけがえの無い瞬間を分かち合える友人がいるという事。僕が生きているという事。

全ての事に感謝しつつ。また、次なるインスピレーションを探しに。



Setlist:

01. Hey Hey, My My (Into The Black)
02. Mansion On The Hill
03. Are You Ready For The Country
04. Everybody Knows This Is Nowhere
05. Spirit Road
06. Words
07. Cinnamon Girl
08. Fuckin’ Up
09. Mother Earth
10. The Needle And The Damage Done
11. Comes A Time
12. Unknown Legend
13. Heart Of Gold
14. Old Man
15. Down By The River
16. Get Behind The Wheel
17. Rockin’ In The Free World
 Encore 1
18. A Day In The Life



HPC 9
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2009年07月11日

AC/DC Live At Wembley Stadium

AC/DC 1



Londonの聖地、Wembley Stadium。METALLICAのライブを観て以来、2年振りにここへ来ました。

今日、僕はここで人生初となるAC/DCのライブを観ます。前回、彼等が来日したのは2001年、僕が高校1年生の時。遠出してまでライブを観るという考えの無かった当時の僕は、みすみす19年振りの来日公演を観逃してしまったのでした。

Wembleyに向かう電車の中は、グループ、家族連れ、カップル、その殆どがAC/DCのロゴの入った黒いTシャツを着た人達ばかりでまさに ”Rock N’ Roll Train” そのもの。こういう光景も久し振りに観て嬉しくなりました。

元々、AC/DCのLondon公演は3月に行われていました。しかし、それら全公演がソールドアウトとなって、追加公演として再びU.K.各地を回ることになったのがこの6月。本当にラッキーです。

ちなみに、今回のU.K.ツアーのオープニングアクトにはTHIN LIZZYが帯同する予定だったんですが、直前になってキャンセル。Tommy Aldrichが怪我をしたのだそうで。しかも、その直後にJohn Sykesが脱退したとScott Gorhamが発表。Phil Lynottが悲しむので、仲違いだけは止めていただきたいのですが。

会場に入ると、Angus Youngの帽子を模ったステージセットの屋根が目に入りました。僕は2003年以降沈黙していた彼等を待たずして日本に帰ってしまったので、彼等を観たいなら彼等の母国であるAustraliaにでも行かなければならないかなと思っていました。それがまた結局、Londonなんですね。こういう事はいつでも。

開演時間を待っていると、ステージのスクリーンでアニメーションが始まりました。蒸気機関車が映り、機関士は美女を従えたAngus Young。乗客は他のメンバー。やがてAngusが美女に縛られ、操縦が効かなくなる機関車。乗客を乗せたまま機関車は尚も動き続け、遂にはスクリーンの後ろからその機関車が登場、といういかにもAC/DCらしいベタな演出。そして、次の瞬間「Rock N’ Roll Train」のギターリフが始まり、メンバー達がステージに登場。30年前から変わっていない、あのステージ衣装のAngusを目で確認すると、何とも言えない気持ちになりました。



AC/DC 2



そして、心地良いギターリフに乗って、ハンチング帽を被ったBrian Johnsonの渋い声が聴こえて来ました。長い間、お世話になっています。挨拶が遅れてすみませんでした。



AC/DC 7



続いては「Hell Ain’t A Bad Place To Be」。Angusが両手を頭にかざし、角を作ってポーズ。感動。

そして、早くもここで「Back In Black」へ。いつもの格好のAngusがいつものGibson SGでいつものリフを刻みます。何千回と聴いたこの曲。今夜は目の前で本人が、生で演奏しているんですよね。不思議な気分です。今、AC/DCを観ているんだ、と必死に自分に言い聞かせる僕。

ニューアルバムからの「Big Jack」を挟み、「Dirty Deeds Done Dirt Cheep」へ。コーラスでは一斉にオーディエンスが歌います。Bon Scottも今夜、このライブを観ているでしょうか。貴方が亡くなって丁度30年が経ちましたが、貴方のAC/DCは今も健在ですよ。

「Shot Down In Flames」、「Thunderstruck」、代表曲が続きます。THE ROLLING STONESやTHE WHOのライブ同様、殆どの曲についてくまなく知っているバンドのライブは本当に楽しい。

ニューアルバムのタイトルトラック「Black Ice」。そして、「The Jack」では妖しげなサウンドをバックにスクリーンに映された女性が服を脱いでいき、と思ったら映像はすぐAngusへと切り替わり、Angusが服を脱いでいく光景が延々と映されました。

そして、ステージの天井から鐘が登場。そうです、「Hells Bells」です。ステージを離れ、花道を歩いていくBrianとAngus。2人を見守るかの様に、黙々とバッキングに徹するMalcolm Young。MalcolmもAC/DCには無くてはならない存在。色褪せたGretschが無言のうちに歴史を物語っています。

「Shoot To Thrill」、「War Machine」、「Dog Eat Dog」と、新旧の曲を織り交ぜてライブは進みます。AC/DCはとにかくリズムを聴かせるバンドです。Brian、Angusという華やかなキャラクターを陰で支える、Cliff WilliamsとPhil Ruddによる鉄壁のリズムも、このバンドには欠かせません。

「Anything Goes」の様な新しい曲でも、当たり前の様に代表曲の合間に聴こえてきます。そして、それらを見事に歌いきるBrian。60代になっても全く衰えを見せません。これだけの観客を、毎晩の様に、何十年にも渡って相手にしてきている訳ですからね。本当に恐れ入ります。

8万人のオーディエンスが合唱する「You Shock Me All Night Long」。Brianが花道に出てきて「T.N.T.」。馬鹿げた歌詞の歌でも、ここまで来ると国歌斉唱の様に聴こえてしまいます。

そして、「Whole Lotta Rosie」へ。ギターリフに合わせて、8万人が ”Angus” コール。ちなみに、GUNS N’ ROSESもこの曲をカヴァーしていましたが、彼等がライブでこの曲を演奏する時にも ”Angus” コールは起こります。

そして、今度は勿体ぶらせて「Let There Be Rock」が始まりました。この曲にある様に、Rockが他の音楽より優れている所は、教養が要らないという事。楽譜なんて読めなくて良い。ギターなんて指を2本だけ動かせば良い。Rockは誰にでも出来ます。ただ、それを35年も続けて未だに世界の頂点に居続けられるのは、あの時代に生まれた彼等だけの特権ですけれどもね。

曲の終わりから、Angusのソロコーナーへと入っていきます。花道を進み、センターステージへと辿り着いたAngus。その間、リフを刻み続けています。会場の四方に向かってひたすら鬼の形相でファンサービスをした後、Angusを乗せたまませり上がるセンターステージ。近年のAngusは髪も少なくなったし、昔の様にこうしてソロコーナーがあるとはいえ見栄えはどうなんでしょう、と案じてはいました。しかし、この姿を目の前にして、この延々と繰り広げられるギターの音を前にして、何か言えるでしょうか。説明がつきません。これは、観た人にしか分かりません。



AC/DC 3



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Angusのソロコーナーは、IRON MAIDENのライブでEddieが登場する時に似ています。IRON MAIDENのマスコットはEddieですが、AC/DCのマスコットはAngus自身。

オーディエンスに喝采を起こしたAngusがステージへと戻っていき、フィナーレへ。まばゆい照明の中、去って行く彼等。見事にやられた僕。この距離が、まだ遠い。

果敢にアンコールを求めるオーディエンスに応え、彼等は再びステージへ戻って来ました。そして、「Highway To Hell」。今更ですが、急逝したBonの後任に選ばれた直後、AC/DCを世界的成功へと導いたBrianというのは本当に凄い人なんだなと、この曲を聴きながらつくづく思いました。

長年待ちわびた楽しい時間も終わりが来た様です。ステージ上にはこちらもまたよく見かけるあの砲台が一列に並んで、「For Those About To Rock (We Salute You)」で荘厳なラストを迎えます。コーラスに合わせて砲台が火をあげ、これでもかというくらいの花火がステージから放たれます。

ステージ上の5人が見えなくなっても、彼等を讃え続けるオーディエンス。久し振りに、頭を使わなくて済むRock ‘N’ Rollのライブを観ました。こういう機会の度に痛感させられますが、これがあっての90年代や00年代だと思います。Alternativeとそれ以外、もしくは以前。互いがあるから、両方とも欠かせない。少なくとも僕にとってはそういうことになっています。

遂に、AC/DCのライブを観ました。今日から僕は、AC/DCのライブを観たと言えるんです。しかし、これ1回で済む訳が無い。ちなみに、来年の2月、いよいよこのツアーは彼等の母国Australiaに差し掛かります。Australiaは日本からの方が近いですし、とか言ってまた良からぬ事を考えてしまいます。

それと、日本にいる皆さん、いくらAC/DCが来日しないバンドの代表格とは言え、音楽界には僕が外国でライブを観るとその直後に来日してしまうというジンクスがあるので (前例にTHE WHO、PIXIES、U2、RAGE AGAINST THE MACHINE等があり) 是非、期待していてください。



Setlist

01. Rock N’ Roll Train
02. Hell Ain’t A Bad Place To Be
03. Back In Black
04. Big Jack
05. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
06. Shot Down In Flames
07. Tunderstruck
08. Black Ice
09. The Jack
10. Hells Bells
11. Shoot To Thrill
12. War Machine
13. Dog Eat Dog
14. Anything Goes
15. You Shock Me All Night Long
16. T.N.T.
17. Whole Lotta Rosie
18. Let There Be Rock
 Encore 1
19. Highway To Hell
20. For Those About To Rock (We Salute You)



AC/DC 6
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2009年07月07日

CHICKENFOOT Live At Shepherds Bush Empire

2009.06.25 (2)


今日の昼間、Pure Grooveで行われた少年ナイフのインストアライブ。彼女達はMCでニューアルバム「Super Group」について説明をしていましたが、どういう縁か今まさに話題のスーパーグループであるCHICKENFOOTのライブを今夜、Shepherds Bush Empireで観る事に。

CHICKENFOOTはVAN HALENのSammy Hager、Michael Anthony、そして、Joe SatrianiとRED HOT CHILI PEPPERSのChad Smithという、何とも豪華な4人が集まって結成されたバンド。

事の発端は、JOURNEYのNeil Schon、Deen CastoronovoとSammy、Michaelという夢の様な組み合わせで結成されたPLANET USでした。しかし、結成の翌年、奇跡的にSammyがVAN HALENに復帰を遂げた為、スケジュールが合わなくなりPLANET UKは解消。残ったNeilは後にJOURNEYのヴォーカリストに就任する元YNGWIE MALMSTEEN’S RISING FORCEのJeff Scott Soto、WHITESNAKEのMarco Mendoza、STEVE VAIのサポートドラマーVirgil DonatiとSOUL SIRKUSを結成します。ちなみに、このSOUL SIRKUSのライブを4年前に観たのもここ、Shepherds Bush Empireでした。

しかし、悲しいかな、この両者の決定的な違いは、SOUL SIRKUSは残念ながら殆どオーディエンスが入っていなかったのに対し、CHICKENFOOTはチケットが即日ソールドアウトしてしまったという事でしょうか。

2年前、PATTI SMITHを観て以来、久し振りに来たShepherds Bush Empire。相変わらずステージが観にくい会場です。

今夜のオープニングアクトは何と、今年再結成したばかりのSKINが登場。しかも、まだ再結成後4回目のライブです。今夜はアコースティックセットでしたが、それでも嬉しい。

Neville MacDonald、Mike Gray、Andy Robbins、Dicki Fliszar、全員揃っています。地元だけあって、随分と歓迎されている様です。彼等がステージ上に用意された椅子に座りそれぞれが楽器を取ると、アコースティックギターで奏でる「Colourblind」が始まりました。

代表曲「Take Me Down To The River」、「House Of Love」が続きます。圧倒的な歌唱力を誇るNevilleのヴォーカルは今も健在。90年代British Hard Rockに於いてはTHUNDERのDanny Bowesと双璧を成していました。ちなみに、SKINとは逆にTHUNDERは今年、解散してしまうので非常に残念。

静かに聴かせる「Tripping」。そして、「Look But Don’t Touch」、「Tower Of Strength」ではコーラスでオーディエンスが一斉に歌います。まだこれだけの人がSKINというバンドを覚えているというのは素晴らしい。

6曲という短いライブでしたが、SKINを観る事が出来たのはラッキーでした。今度、お目にかかる時は、通常のバンドセットで観てみたいですね。



Setlist:

01. Colourblind
02. Take Me Down To The River
03. House Of Love
04. Tripping
05. Look But Don’t Touch
06. Tower Of Strength



Skin



そして、セットチェンジの後はいよいよCHICKENFOOTの出番です。Sammyのイメージカラーである、赤のマイクスタンドが用意されます。

中学生の頃からVAN HALENが好きでした。しかし、日本はおろかEnglandでも、本体はおろかメンバー誰1人、一度も目にした事がありませんでした。今夜、遂にそのうち2人に会う事が出来るんです。この時間、とても落ち着けません。

開演時間になり暗転し、歓声があがる中、赤い照明で照らされるステージ。まず、Chadが現れます。続いて、Joe。そして、SammyとAnthonyが揃って登場。本物だ。この瞬間を、何年待った事か。JoeとAnthonyはバンドのロゴが入った揃いのギター、ベースを持っています。

ChadがいかにもChadらしいリズムを刻み、デビューアルバム「Chickenfoot」から「Avenida Revolution」が始まりました。暗く、ヘヴィーな曲。かつて ”Voice Of America” と称されたSammyのヴォーカルも微塵も衰えていません。あれで61歳ですよ。生物学の常識を覆しています。



Sammy



Anthony



Joe



Chad



「Soap On A Rope」、「Sexy Little Thing」とMCを挟みつつテンポ良くライブは進みます。VAN HALEN時代と変わらず、SammyはMCでよく喋ります。「Oh Yeah」ではオーディエンスも一緒になって歌っていました。皆さん意外と予習して来ているんですね。

「Bitten By The Wolf」ではAnthonyがトレードマークであるJack Danielsの瓶の形をしたベースを持って登場。これがVAN HALENだったら、と思ってしまう僕。

Joeは以前G3で観た事がありますが、ソロギタリストとしてでは無くこうしてバンドで観ると随分印象が違います。誰よりも卓越した演奏技術を持っていると同時に、相手を立てる事を忘れません。

「Learning To Fail」、「Get It Up」と、そろそろVAN HALENの曲をやってくれないかな、と期待する僕と裏腹に、デビューアルバムの曲ばかりで進むライブ。どの曲も、VAN HALENやSammyのソロが頭の中で繋がる、実に彼等らしい曲です。向き合ってソロを執るJoeとAnthony、Chadのドラムに近寄るSammy。不思議な光景です。

続く「Turnin’ Left」ではSammyもトレードマークの赤いGibson Les Paulを持ってツインギターに。Ronnie Montrose、Eddie Van Halenという2人の歴史的ギタリストと一緒に活動していた彼。Joe相手にもひるむ事無く渋いソロを聴かせます。

MCで、これで今日は終わりだ、と告げ「Future In The Past」に入るバンド。圧倒的な曲、圧倒的な演奏。これらはまさに、あの4人でこそ成せる素晴らしい境地だとは思い知らされました。それでも、ごめんなさい、僕はVAN HALENの曲が聴きたいんです。そんな僕をよそに、演奏を終えると清々しい笑顔を見せて去っていく4人。

程無くしてアンコールに応え、戻ってくるSammy。 ”初めてLondonでライブをしたのは1973年の事だ” と話し始め、その時の曲を歌うと言って彼自身が演奏するスライドギターで始まったのはMONTROSEの「Bad Motor Scooter」。後追いファンにとってSammyというとVAN HALENでの活動ばかりに目が行くでしょうが、VAN HALEN加入前には既にMONTROSEとソロで充分に名声を得ていたのです。この曲では、Sammyが今度はGibson Explorerを持ち出して来てくれてファンサービス。

曲が終わり、立て続けにChadのドラムが何処かで聴いた事のあるリズムを刻み始めます。Joeのギターもまた、何処かで聴いた事のあるリフ。

その曲が何の曲か気付いた時には、これは冗談でイントロだけ演奏して別の曲に繋げるんだろう、と思っていました。しかし、イントロが終わってSammyが歌い出してしまいました。

その曲は何かと言うと、DEEP PURPLEの「Highway Star」。一体、何故。一気に興醒めです。オーディエンスも勘弁してくれといった感じに、引いていました。こんな光景を見るのは初めてで、面白くはありましたが。

しいて言えば、ChadはDEEP PURPLEマニアであり、JoeはDEEP PURPLEのギタリストを務めていた時もあったので、Chadが嬉しがってこの曲をカヴァーしようと提案した、と憶測することも出来ます。あと、この曲を歌ったIan Gillan本人は、還暦を迎えた頃にはもうこの曲はまともに歌えなくなっていましたが、今のSammyは全盛期のIanかそれ以上、歌えています。これは本当に凄い事です。

曲の終わり、ドラムセットを破壊し始めるChad。しかし、彼が投げたフロアタムが運悪くSammyに向かって落下。Sammyは避けきれずに当たってしまいました。唖然とするChad。しかし、何とも無かったかの様にChadに抱きつくSammy。焦りましたよ。

アンコールはこれで終了。結局、VAN HALENの曲は1曲もありませんでした。新しいバンドを組んだ彼等に対してそんな事を言うのは失礼かと思いますが、非常に残念でした。またすぐ戻ってくる、と言ったSammy。スーパーグループはすぐ解散する、という歌を、今日の昼に聴いたばかりです。

Sammyの事でしょうから、これからもまだ何年も歌い続ける事が出来るでしょう。それにしても、この先VAN HALENと名の付くバンドのライブを観る日が来るのでしょうか。そうでなくとも、せめてどんな形であれSammyとAnthonyがヴォーカルを分け合う「Dreams」や「Why Can’t This Be Love」を聴く日が来るのでしょうか。

そんな不安と、憧れのSammyを観る事が出来た感動に挟まれ、会場を出ました。

すると、会場から出てきていた人達がやけに騒いでいて、しかもテレビ局のカメラまでいます。一体何事かと思って眺めていたら、その中からテレビ局のインタビュアーがこちらに近づいて来ました。そして、マイクを向けた彼の口から告げられたのは、Michael Jacksonの死でした。

1日の終わりに訪れた、俄かには信じられないニュースに、CHICKENFOOTのライブがかすんでしまいました。まだ会場の中にいるVAN HALENのメンバー2人は、Michaelの死に際して何を思ったでしょうか。両者が共演した「Beat It」が頭の中でかかり続けていました。

次から次へと、何かが何かに呼ばれている様な、そんな日。本当に不思議な1日でした。



Setlist:

01. Avenida Revolution
02. Soap On A Rope
03. Sexy Little Thing
04. Oh Yeah
05. Bitten By The Wolf
06. Learnig To Fall
07. Get It Up
08. Turnin’ Left
09. Future In The Past
 Encore 1
10. Bad Motor Scooter
11. Highway Star



Chickenfoot
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2009年07月06日

少年ナイフ Live At Pure Groove

2009.06.25


前回、Londonに来た時もそうだったのですが、何故かこちらで初めに観るライブは日本人のミュージシャン。

前回は28年振りにLondonでライブを行ったYELLOW MAGIC ORCHESTRA。そして今回は、16年振りのU.K.ツアーでこちらに来ている少年ナイフ。今日、FarringdonにあるPure Grooveというレコードショップでインストアライブを行うというので観に行きました。



Shonen Knife 1


London公演は2日間ともソールドアウトで、追加公演も発表されました。あのKurt Cobainが少年ナイフのファンだということで、Kurt自らが誘い少年ナイフとNIRVANAが一緒にEuropeツアーをする事になったというエピソードはあまりに有名。北米ではよくライブをしていますが、Europeでは久し振りなんですね。

少年ナイフのライブは2度目。彼女達の地元大阪、Summer Sonic 2005で観た事があります。

会場のレコードショップはFarringdonにある有名なクラブFabricのすぐ近く、通りに面した開放的な店。Fabricへはよく行きました。明け方まで遊んで、ゾンビの様になってここら辺を歩いて帰ったものです。


Shonen Knife 2



この店はカフェと一体となっていて、コーヒーを飲みながらレコードを眺める事が出来ます。



Shonen Knife 3



中に入ると彼女達が既にサウンドチェックをしていました。すると、みるみるうちに人が入ってきて、身動きが取れない状況に。まだ昼の1時だったので、店の外を通る人達も興味ありげに覗いていきます。こんなに人を集められるなんて、少年ナイフ、凄い。



Shonen Knife 4



開演時間になり、揃いの衣装を着た3人がステージに現れます。凄い歓声。「バナナチップス」が始まりました。直子さんのギターはいつもとは違いSteinbarker。抜けの良いパンキッシュなサウンドが、晴れた昼の空気とよく合って気持ちが良い。

曲が終わり、MCではニューアルバム「Super Group」について話していました。スーパーグループは既に成功しているミュージシャン達が集まっているから、エゴだらけですぐに解散してしまう、と。今夜、この後Shepherds Bush Empireでまさに今、話題のスーパーグループであるCHICKENFOOTのライブを観る僕にとっては、何とも皮肉に聞こえました。

そんな訳でニューアルバムから「Super Group」を演奏し、「Ramones Forever」、そして、「Barnacle」。イギリス人相手にふじつぼの歌とか、面白いんだろうなと思って観ていました。MCでも常に笑いを誘っていましたし、こういうことは実に日本人らしくて素敵。こちらの人には真似出来ませんしね。

3人でニューアルバムのアートワークにあるピラミッドのポーズを決めて「Pyramid Power」、そして、いつもの「ロケットに乗って」でライブは終了。

ライブ後はサイン会になっていて、僕もサインをもらってきました。29日にBroomsbury Bowling Laneである追加公演には、友人のDJも出演するので僕も観に行きます。

こちらに来てすぐさま、日本の外で頑張っている日本人を見せつけられた日でした。

この後、夜はShepherds Bush Empireへと向かいます。



Setlist:

01. バナナチップス
02. Super Group
03. Ramones Forever
04. Barnacle
05. Pyramid Power
06. ロケットに乗って



Shonen Knife 5



Shonen Knife 6
posted by Yoshitaka at 07:37| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

かっちゃんがTAHITI 80と対バンしたので観に行ったよ

London時代の親友、ドラマーのかっちゃんのバンド、HANJIROがHoxnton Square Bar And Kitchenでライブをするというので観に行きました。対バンは、何とTAHITI 80。。。

かっちゃん、いつの間にそんなに出世したんだい。

今日は高校のときからの付き合いで同時期にEnglandへと移住したもう1人の親友、コケコ氏を連れて行きました。彼とも長い付き合いですよ本当。彼と僕はこちらでいくつか同じライブを観に行くのですが、どのライブも互いに行く日がずれてしまっています。せめて「Parklife」くらい一緒に聴きたかったねえ。

早く着いてしまったので、Hoxton Squareの近くのフライドチキン屋で食事をしていると、何とそこでバイト時代に一緒だった、レーベルDatablenderの主催DJ2人に偶然遭遇。あまりの偶然にお互い驚きました。特に向こうは、まさか僕がこちらに来ているとは思っていなかったでしょうからね。

犬も歩けばミュージシャンに当たる状態。多いなあ。


さて、1年振りに観たHANJIROは、何かもう異次元に到達していました。クラムボンがShoegazerを始めた様なバンド、と初めて観た時は思いましたが、今や完全に独自の境地に達しています。どんな環境でライブをしても、確実にオーディエンスを掌握してしまう、圧倒的な演奏。

ただただ、観入ってしまっていました。

近頃、誰々がデビューしたとか、誰々がどこのフェスに出場するとか、誰々が大物と対バンするとか、そんな話が多く聞こえてきます。めでたい事ですが、焦らせるんじゃねえよぅ。



Hanjiro 1



Hanjiro 2



Hanjiro 3



で、その後に観たTAHITI 80でしたが、今回はアコースティックライブ。

何というか、HANJIROがあまりに凄かったので、TAHITI 80の演奏が全然耳に入りませんでした。別に嫌いでは無いし、懐かしい「Puzzle」の曲とかもやってくれたので嬉しかったんですが。さすがのTAHITI 80も相手が悪かった、という訳で。別に友人を贔屓している訳ではありませんが。



Tahiti 80



パソコン持ってきたんですが、インターネットにつなげられないのであまり更新出来ていませんが、毎日忙しくやっています。

日本に帰るまで、のんびり過ごして今後について考えようと思っていましたが、Europe一の大都市でのんびり出来る訳ねえだろう、っていう、ね。
posted by Yoshitaka at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

Michael Jacksonが死んだ夜


Michael



何かが何かを呼び寄せている様な、奇妙な一日でした。

まず、僕はこの夜、VAN HALENのSammy HagerとMichael Anthonyによる新しいバンド、CHICKENFOOTのライブを観にShepherds Bush Empireへと来ていました。

長年待ち望んだSammyのライブを堪能した後、会場の外で彼等のサインを貰おうと出待ちをしていた友人と出会いました。そして、僕もついでに待ってみる事に。

しばらくしていると、急に周りの人達が騒ぎ始めました。うるさくなったので人だかりを離れ、より楽屋口に近い所へ。すると、何処からかカメラマンと記者が僕達の所へやってきました。



 ”ロイター通信の街頭インタビューです。Michael Jacksonが亡くなった事について、あなたはどう思われましたか?”

マイクを向けられ、話しかけられた僕。

 ”は?今なんて言った?”



どんな冗談かと思いました。頭の中が真っ白になりました。しかも、目の前の建物の中には、十数年振りにEnglandに来たVAN HALENのメンバーがいるんですよ、Michael Jacksonと切っても切れない縁のあるVAN HALENのメンバーが。

あまりの急の出来事に、記者に対して ”Upset” とか ”Shocked” とか ”I can't say a word” とかを連発し、動揺しまくった僕がテレビカメラに写ってしまいました。

一夜明けて、テレビもラジオも新聞も、何処を見ても何をかけてもMichaelの事ばかり。

Elvis PrestleyやJohn Lennonが亡くなった時も、こんな感じだったのでしょうか。取り敢えず僕が生まれてからは、こんなにあらゆる言語で騒がれた人の死は目の当たりにした事がありません。

国境、宗教、人種を超えた、人類最高のスターが、この世を去りました。

何気ない日々の連続に思える、昨日と今日。違いは、今日はもうMichaelがこの世にいない、という事。

今、リビングのテレビから、「Billie Jean」が聴こえています。何千回と聴いたこの曲が、こんなに悲しく聴こえる日が来るとは。

美しいままで死にたかったでしょうね。

ご冥福をお祈りいたします。



My heart goes to nobody but himself.

R.I.P. King of pops. The greatest musician ever known in the history.







posted by Yoshitaka at 23:09| Comment(3) | TrackBack(0) | Music News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

というわけでLondonにいます

Londonに帰ってきたぞー。



LDN



やっぱり寒い。半袖じゃあ少しつらい。

何ていうか、落ち着きます。それだけ。あとは何の感慨もありません。1年振りの海外だし、Londonなんだし、少しは感動しろよと自分に言いたい位。12時間のフライトも、初めての時は苦痛に他なりませんでしたが、今となってはただ寝るだけ。

というわけで、皆さん遊んでください。こちらの携帯はまだ番号そのままで使えます、と言いたいところですが、1年振りに電源を入れてみたら何と動きません(笑) 明日買いに行きますんで。こんな事もあろうかと、日本の携帯にみんなの番号入れておいてよかったー。


関係者各位: Peter (もちろんJohn、Artem、Kiril、Zarita、etcにも)には僕が来たこと内緒にしておいてください。いきなり会いに行って驚かせます。
posted by Yoshitaka at 09:06| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

旅人になる5つの理由

自分は世界中の国を見て回るんだ。それまでは死ねない。

いつからか、そんな漂泊の思いにかられる様になった僕。

ふとしたことから旅が好きになり、安宿や夜行列車を駆使した貧乏旅行も回を重ね、訪れた国は30ヶ国。

今年は久々に、また長い旅に出ようかなと思っていたところなんですが、2月にとある男がやって来て状況は急展開を迎えます。同時に、しばらくは名古屋の地に足をつけて頑張ろうという珍しい感情も芽生えました。

ですが、結局、本当は忙しい筈のこの時期なのですが、少しの間旅に出ます。だってだってー去年末の時点でほぼ決定してたことなんだもーん。

行き先は全然大したことありません。旅と呼べるかどうかも怪しいくらい。そもそも完全に遊びで行く訳でも無いし。

途中、小さな島国に寄って中学生以来の夢を叶えてきます。



旅と聞くと、色々な思い出がよぎります。


エッフェル塔の下で友達とシャンペンをぶっかけ合ったフランス。

ローマ教皇崩御で中田の試合が観られなかったイタリア。

明けても暮れてもムール貝を食べ続けたベルギー。

観光なんて一切しなかったオランダ。

大聖堂を見上げたドイツ。

サグラダファミリアから見下ろしたスペイン。

オリオン座が見えるのに暑くてたまらなかったポルトガル。

青いエーゲ海で1日中泳いだギリシャ。

市場の魚介類で食いつないだフィンランド。

砂漠のツーリングがジェットコースターみたいだったドバイ、アラブ首長国連邦。

たくさんの出会いに恵まれたニューヨーク、アメリカ。

現地の友達のサプライズに感動しっぱなしだった香港。

スラム街と国境警備にアジアの現状を目の当たりにしたマカオ。

焼け落ちる前の南大門がまばゆかった韓国。

そして、初めて見る氷河に言葉を失った、アイスランド。

まだまだいっぱいありますが、こうやって書いてみるとヨーロッパばっかりだよなぁ。

いや、懐かしんでばかりはいられない。南米もアフリカも東南アジアも手付かずなんだから、これから待ち受ける世界の方が桁外れに大きい。

とまあ、いくつになっても落ち着かない僕であります。指をさして笑うがいいさ。

それでは、この辺で。次は旅先から更新します。


P.S.

ハマちゃんへ。THE DAYSのツアーまでには帰って来るのでご安心を。
posted by Yoshitaka at 17:39| Comment(6) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

高橋幸宏 Live At Shibuya Ax

PUPAの「Floating Pupa」、そしてソロの「Page By Page」と2作のニューアルバムが好評を博している高橋幸宏のライブを観に行きました。

高橋幸宏のソロライブは3年振りだそうで。個人的には坂本龍一、細野晴臣と続き、これでようやくYELLOW MAGIC ORCHESTRAのメンバー全員のソロライブを観た事になります。

会場はShibuya Ax。前回この会場に来た際には加藤和彦の新しいバンド、VITAMIN-Qのデビューライブを観ましたが、あのバンドどうやら解散するかもしれないそうです。予想通りというと怒られてしまいそうですが、早かったですね。豪華なメンバーによる、素晴らしいバンドでした。

黒いスクリーンに遮断されてステージが見えない中、開演時間を待ちます。周りはいかにも日頃から良質の音楽を聴いていそうな中高年のオーディエンス。中には若い人もいましたが、こういう空間に紛れ込むのは何ともいえない楽しさがあります。

開演時間を少し過ぎた頃、暗転し、まばゆい照明の中、ステージセットが現れます。ドラムセットが2つあるのを確認すると、それだけで嬉しくなってしまいます。

今回はバンドメンバーがとても豪華。まず、PUPAのメンバーでもある権藤知彦、高田蓮、堀江博久が登場。権藤氏、高田氏はYELLOW MAGIC ORCHESTRAのサポートメンバーでもありますね。続いて、ベーシストにはLITTLE CREATURESの鈴木正人、ドラマーには元BOREDOMSの千住宗臣。何度も言ってしまいますが、豪華ですよね

YELLOW MAGIC ORCHESTRAの衣装のデザインも高橋氏が指揮していただけあって、ソロやPUPAに於いても統一されたコンセプトでバンドメンバーの衣装がデザインされています。今回のライブでもモノトーンで統一されたフォーマルな衣装。

そして、遂に高橋氏が登場。ステージ中央に設置されたシンセサイザーの前に、と思いきや、素通りしていきなりドラムセットへ。それだけでもう、凄まじい歓声。

各人が音を確かめるかの様にセッションが始まりました。それも全く想像していなかった、実にファンキーなセッションです。高橋氏、千住氏という世代を超えたツインドラムが聴けてしまうなんて。千住氏を観るのはLondonで観たBOREDOMSのライブ以来。BOREDOMSですら収めきれなかった彼のドラムは、未知の可能性を秘めています。

そして今度は高橋氏、センターに戻りアコースティックギターを抱えます。ニューアルバムにも収録されているTHE BEATLESのカヴァー「You’ve Got To Hide Your Love Away」が始まりました。今度は優しい彼の歌声が堪能出来ました。バックには懐かしいEnglandの景色が映し出されます。

歌い終わってのMCでは、今日、高橋氏の誕生日にライブをしようと思ったら、こんな狭い会場しかブッキング出来なかったと謝罪。笑いに包まれます。高橋氏ももう57歳。しかし、ニューアルバムのキャッチコピーには ”大人になるにはまだ早い” と。未だ挑戦的な音楽を提示し続けるその姿勢も、全時代を通してセンスの良いファッションも、本当に若々しい。

続いて、PUPAでも使用していたエレクトリックバグパイプが導く「The Muse」が始まりました。演奏する姿を観ていて、改めてYELLOW MAGIC ORCHESTRAの再結成は彼が繋げた縁だったんだなと感じました。再結成の布石となったSKETCH SHOW、そして現在のYELLOW MAGIC ORCHESTRAは、間違いなく彼のスタイルを核としています。

優しいメロディーの「The Words」では、ニューアルバムのレコーディングに参加したAMIINAの4人が映像で登場します。相変わらずかわいらしい4人。SIGUR ROSのニューアルバムも完成間近だそうですが、今回はAMIINAとの共演はあるのでしょうか。

ここで、前作「Blue Moon Blue」からの「Lay My Love」、「I Like The Wright Brothers, But No Airplanes」。続くMCで、小山田圭吾が紹介され、ステージに登場。新型インフルエンザの影響でCORNELIUSの南米ツアーがキャンセルになってしまったそうです。

Kaoss Padを付けたFender Stratocasterで「Emerger」のリフを刻む小山田氏。一気にRockな雰囲気へと変わります。そして、そのまま小山田氏をフューチャーしたまま「Out Of Here」へ。

小山田氏は高橋氏と坂本氏のサポートメンバー。高田氏は高橋氏と細野氏のサポートメンバー。彼等もまた、3人を繋げている欠かせない存在なのでしょうね。ミュージシャンもファンも、みんなとにかくYELLOW MAGIC ORCHESTRAが好きで仕方が無いんですよ。

アルバムで聴いた感想は ”初期YELLOW MAGIC ORCHESTRAを髣髴とさせるもの” であった「Atomic Chicken Dog」は、ライブで聴くとそんな生易しいものでは無いと思い知らされました。再び高橋氏がドラムを執り、電子音と各人の楽器が呼応します。素晴らしい。こんな丁寧に作られたライブが今日1日だけなんて、何て贅沢な。いや、1日だからこそ出来るのかも知れません。

小山田氏が退場し、またMCへ。 ”彼の書く詞はいつも暗くてね” と笑いを誘いながら、Steve Jansenと共作した「Indefinable Point」へ。今度は一転して静かな世界に。「Blue Moon Blue」、YELLOW MAGIC ORCHESTRAでも演奏された「Everybody Had A Hard Year」、「My Favorite Hat」と、驚いた事に、前作より前のソロアルバムからの曲は一切演奏されていません。

ここで、今夜2人目のゲストが登場します。ニューアルバムのレコーディングにも参加していた、LALI PUNAのValerie Trebeljahr。彼女はドイツ人ですが、アジア人の様な顔立ちで独特の雰囲気があります。2人はデュエットでLALI PUNAの「Scary World Theory」、そして「Out There」を披露。

そして、スクリーンに映し出される星座と共に、荘厳な「Meteor Rain」が始まりました。電子音と、生の楽器と、2人の歌声。全てが渾然一体となったその先は、何処か懐かしい世界。オーディエンスを穏やかな気持ちで包み、ここで本編は終わりを迎えました。

アンコール、今日は高橋氏、そして鈴木氏の誕生日でもあるということで、メンバーの演奏する「Happy Birthday To You」に合わせてケーキが運ばれてきました。Valerieもまた誕生日が近いということで、3人でろうそくの火を消します。このサプライズは権藤氏が計画していた様ですが、鈴木氏も誕生日であるということを知らずに鈴木氏にも ”Bbで始めるから” と打ち合わせてしまい、サプライズにならなかったそうです。

さて、ステージには再び小山田氏が呼び戻され、「Still Walking To The Beat」が始まりました。和やかな雰囲気から一転、凄まじい演奏がまた再び繰り広げられました。続く「Where Are You Heading To?」で再び終わりを迎えましたが、オーディエンスはまだアンコールを求めます。

そして、始まった2度目のアンコール。高橋氏が ”今日の気分で” と選曲したカヴァーは、BURT BACHARACHの「What The World Needs Now Is Love」。彼が昔からカヴァーして来た曲です。今回はこのライブに合わせた爽やかなアレンジで。このメッセージもまた、次への足掛かり。

メンバーの去った後、ステージには、「Valerie」にのせて今回のニューアルバム及びライブに携わったミュージシャンの名前が映し出されます。何とも幻想的です。

分かっていたつもりでも、それでも尚、彼の素晴らしさをこれでもかと体感した夜でした。

この後、彼はFuji Rock Festival 2009にソロとして出演、World Happiness 2009にYELLOW MAGIC ORCHESTRAとPUPAでの出演と、目白押しです。早くも次の動向が気になります。

日本にいると、彼をはじめ日本の素晴らしいミュージシャンのライブが手軽に観られます。実に当たり前の事ですが、日本に帰って来た事を少しばかり悲観していた僕にとっては嬉しい発見です。この1年で、日本を随分好きになりました。結局は音楽で動かされる、単純な人間です、僕は。

また近いうちにお目にかかれることを願っています。



Setlist:

01.   Opening Session
02.   You’ve Got To Hide Your Love Away
03.   The Muse
04.   The Words
05.   Lay My Love
06.   I Like The Wright Brothers, But No Airplanes
07.   Emerger
08.   Out Of Here
09.   Atomic Chicken Dog
10.   Indefinable Point
11.   Blue Moon Blue
12.   Everybody Had A Hard Year
13.   My Favorite Hat
14.   Scary World Theory
15.   Out There
16.   Meteor Rain
 Encore 1
17.   Still Walking To The Beat
18.   Where Are You Heading To?
 Encore 2
19.   What The World Needs Now Is Love
20.   Valerie



posted by Yoshitaka at 06:43| Comment(9) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

「Relapse」 EMINEM

ダイエットの方も何とか間に合ったみたいです。



Artwork 094



EMINEMのニューアルバム「Relapse」。

復帰1作目となる本作。全英、全米、そして日本のチャートで初登場1位ということで、いかに待たれていたかがよく分かります。

音楽界に復帰していく現在の自分の心境を語るスキット「Dr. West」から、Eminemらしい暴力描写を交えて本編へと入っていきます。前半では、以前のアルバムに見られた暗い雰囲気は控えめになっており、より音を厳選し、完成度を高めたトラックが並んでいます。それでも歌詞は相変わらずで、「Bagpipes From Baghdad」では元彼女のMariah Careyとその夫Nick Cannon、「Same Song And Dance」ではLindsay LohanとBritney Spearsが標的にされています。「We Made You」のPVでも、数多くのセレブがしているが話題をさらい、相変わらずの姿勢を見せ付けてくれます。

「Stay Wide Awake」から始まる後半は、これこそが誰もが知っているEMINEMといった感じの曲が並びます。「Old Time’s Sake」、「Crack A Bottle」では本作でもプロデューサーを務めているDr. Dreとのデュエットも聴けます。

驚いたのが、PAUL RODGERSの「Reachin’ Out」をサンプリングした「Beautiful」。こんな繊細なバラードが聴けるとは予想していませんでした。以前も「Sing For The Moment」でAEROSMITHの「Dream On」をサンプリングしていた事が話題になりましたが、彼は意外と70年代Hard Rockに造詣があるんですね。ちなみにこの曲は、再結成QUEENのライブでのオープニング曲でもありました。この曲から続けて始まった「Tie Your Mother Down」のあまりの格好良さが、Paulを迎えた再結成の正当性を証明していました。

なお、年内に早くも続編となるアルバム「Relapse 2」が発表予定だそうです。NINE INCH NAILSやU2もそうですが、近年は短いスパンに複数枚のオリジナルアルバムを発表するのがトレンドみたいですね。

個人的なことですが、EMINEMを聴くと思い出す友人がいます。2005年、引退を表明したEMINEMがラストツアーを発表し、そのLondon公演を仲の良いチュニジア人のラッパーと一緒に観に行こうと、チケットを取ったのでした。しかし、直前にツアーはキャンセルになり、その直後に今度はその友人にビザの問題が生じ、急遽母国へ帰らざるを得なくなってしまったという事態に。

彼とはそれ以来、会えずにいます。彼もまた、このアルバムを遠く離れた場所で聴いているんだろうかと思うと、何とも言えない気持ちになりました。
posted by Yoshitaka at 04:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Album Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

「21st Century Breakdown」 GREEN DAY

Londonの街中でよく見た様なジャケットです。



Artwork 093



GREEN DAYのニューアルバム「21st Century Breakdown」。

Punk Rockの内外問わず空前の成功を収めた前作「American Idiot」が諸刃の剣となって5年。未来の彼等を想い邪念を払拭する為にも、次は全く違うものを持ってくるだろうと思っていました。

しかし、蓋を開けてみれば、本作は「Heroes And Cons」、「Charlatans And Saints」、「Horseshores And Handgrenades」の3章から成るコンセプトアルバム。僕の憶測は、根本から外れました。本作は、前作のストラクチャーを忠実に継承し、さらに展開させています。

語りかける様に始まるオープニングの「Song Of The Century」、タイトルトラックの「21st Century Breakdown」。 ”Americaよ夢を抱け” とまで歌う様になった彼等の姿を、GREEN DAYを一過性のものとして見下していた1994年のメディアが見たら何と言うでしょうか。

本作のプロデューサーはButch Vig。NIRVANAの「Nevermind」やTHE SMASHING PUMPKINSの「Gish」等を手掛けたプロデューサーです。Billy Joe Armstrongの頭の中には、THE WHOの「Quadrophenia」、PINK FLOYDの「The Wall」、THE CLASHの「Sandinista」があったに違いありません。これは彼なりの、Rockの歴史への挑戦です。GREEN DAYの骨格はそのままに。

「Know Your Enemy」、「Murder City」等は昔ながらのGREEN DAYらしいキャッチーな曲。「Restless Heart Syndrome」、「21 Guns」等は前作を経たGREEN DAYならではのドラマチックな曲。そして、後半の「American Eurogy」は前作への返答。作中を通して、ギターのスイッチ奏法がモールス信号となり何度も繰り返されます。何かの暗号かも知れません。

こういうアルバムを前にしては、どうしても堅い事を考えがちですが、曲のクオリティー、親しみやすさ、途中でPATTI SMITHの「Gloria」が聴こえてくるといった愛嬌は以前のGREEN DAYと何ら変わりはありません。

僕の中のGREEN DAYは3人ですが、このアルバムを作ったGREEN DAYには何人いるんでしょう。唯一、このアルバムに難癖をつけるとしたらそこでしょうか。

キャパシティー10万人のスタジアムで3コードの曲を堂々と聴かせるのも、Punk Rockですよね。

安心してください。本作を聴いて、決して残念な感想は抱きません。そこが一番素晴らしくないですか。何度も言う様ですが、あの後にこれですよ。
posted by Yoshitaka at 05:47| Comment(4) | TrackBack(1) | Diary - Album Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

STAR WARS

先日、忘れた頃に「Star Wars Episode III」を観て、6つの話がようやくつながりました。いつの時代もオビ・ワン・ケノービがかっこいいぜ。

そんな折、面白い動画を見つけました。

Eddie Izzardというコメディアンのネタを、誰かがコミカルな動きのレゴブロックで再現したもの。ダース・ベイダーの悲哀あふれる昼休みの光景です。







英語が分からない方の為に日本語に翻訳してみました。ほとんど意訳です。




・・・悪の要塞、デス・スターにもカフェテリアがある。日々戦いに明け暮れる帝国軍達の憩いの場だ。ある日の昼休み、そこへダース・ベイダーがやって来て・・・。


ダース・ベイダー 「ペンネ・アラ・アラビアータをくれ。」

店員 「かしこまりました。トレイをお持ちになってください。」

ダース・ベイダー 「貴様は私を誰だと思っているんだ?」

店員 「あなたこそ私を誰だと思っているんですか?」

ダース・ベイダー 「これは ”Who The Fuck Are You” ゲームじゃないんだぞ。私はベイダー、ダース・ベイダー。暗黒の主だ。貴様など、念じるだけで殺すことが出来るのだぞ。」

店員 「左様ですか。でもトレイは必要ですよ。」

ダース・ベイダー 「黙れ!!貴様を殺すのにトレイなど必要無い。トレイの力を借りずして、私はフォースの力で貴様を殺すことが出来る。しかし、貴様がそんなに望むのならトレイで殺してやってもよかろう。このエッジの部分で貴様の首を切り落とし、このカフェテリアの床が貴様の血で赤く・・・」

店員 「左様ですか。でも料理が熱いので是非トレイを使って運んでください。」

ダース・ベイダー 「あ、あああそうか、そういうことか。料理が熱いから、ああそうか。気付かなかった、失礼、失礼。はっはっは。ついお前が私に命を懸けた闘いを挑んでいるのかと思ったぞ。」

店員 「命を懸けた闘いですって?私は店員で、ここはカフェテリアですよ?」

ダース・ベイダー 「そうだな。だが私はダース・ベイダー、暗黒の主なのだ。誰もが皆、私に命を懸けて愚かな闘いを挑んでくる。私はダース・ベイダー。ロード・ベイダー、サー・ロード・ベイダー、いや、ロード・サー・ベイダー。ロード・サー・ベイダーと愉快な仲間達。ロード・サー・ベイダー・オブ・ロード、あ、ロード2回言ってもうた。ええい、いいかここはデス・スターだ。私が動かすデス・スターだ。」

店員 「デス・スター?なんですかそれ?」

ダース・ベイダー 「今いるここがデス・スターだ。貴様はデス・スターの中にいるのだぞ。そして私がこのデス・スターを司っているのだ。」

店員 「ここが星ですって?」

ダース・ベイダー 「馬鹿か貴様。ここは星だ。私の星だ。貴様は私の支配下にあるのだぞ。」

店員 「ああ、あなたがスティーヴン・スピルバーグですか。」

ダース・ベイダー 「・・・。誰だそのスティーヴンというのは。」

店員 「あっ、そ、その・・・このカフェテリアのオーナーです。」

ダース・ベイダー 「私はカフェテリアのオーナーなどではない。ダース・ベイダーだ。念じるだけで飲食業だろうが誰だろうが皆殺しに出来るのだぞ!!」

店員 「はい?」

ダース・ベイダー 「いいか、念じるだけで貴様らを皆殺しに・・・ええい、もういい!!トレイをよこせ!!何だこれは、濡れているではないか!!これも、これも、これもこれもこれも!!これも濡れている!!貴様らはトレイを熱帯雨林で乾かしているのか?このデス・スターの科学力を以ってしても、トレイ1つ乾かせないのか?一体何を・・・」

ジャー・ジャー・ビンクス 「すいませーん。」

ダース・ベイダー 「貴様!!割り込みしてはならん!!」

ジャー・ジャー・ビンクス 「だったらちゃんと並んでてくださいよー。すいません、ペンネ・アラ・アラビアータください。こりゃあ美味しそうだなー。」

ダース・ベイダー 「待て待て待て、貴様は私を誰だと思っているんだ?」

店員 「こちらはジェフ・ベイダーさんだそうですよ。」

ダース・ベイダー 「ジェフ・ベイダーではない。ダース・ベイダーだ。」

ジャー・ジャー・ビンクス 「ジェフ・ベイダーって、まさかデス・スターの総督の!?」

ダース・ベイダー 「ジェフではなく私が総督だ。」

ジャー・ジャー・ビンクス 「そうなんだぁ、ジェフ・ベイダーさんですかぁ。」

ダース・ベイダー 「違う!!ダース・ベイダーだ。」

ジャー・ジャー・ビンクス 「じゃあジェフの兄弟なんですね。サインをもらってきてくれませんか?」

ダース・ベイダー 「違う!!兄弟でも何でもない!!そもそもジェフなどいない!!私は・・・分かった分かった、もういい。私がジェフだ。」

ジャー・ジャー・ビンクス 「なーんだ、じゃあサインくださいよ。」

ダース・ベイダー 「死ねクズ!!トレイで殺してやろうか!!おい貴様、ペンネ・アラ・アラビアータはどうした!!さっさと持って来い!!さもないと貴様も、貴様も、この場にいる者全員、トレイによって死の裁きを得るのだ!!」



・・・と、これは面白いなと思って翻訳してみたはいいものの、

文章に直してもいまいち伝わらないなー。

だからこそ日本国民に真の英語教育を・・・いいえ、翻訳家として精進します。



こちらがオリジナル。

posted by Yoshitaka at 04:24| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

「Page By Page」 高橋幸宏

早くも次の動向が気になります。



Artwork 092



高橋幸宏のニューアルバム「Page By Page」。

時を同じくして坂本龍一もニューアルバム「Out Of Noise」を発表していましたが、高橋幸宏もまた負けじと多忙な人。ここ3年だけでも、SADISTIC MIKA BANDの再結成、YELLOW MAGIC ORCHESTRAの再結成、自身の新たなバンドPUPAのデビュー、そして、今度はソロです。

ゲスト参加しているLALI PUNAのValerie Trebeljahrとのデュエットを聴かせる「Out There」に始まり、心地良い楽曲が並びます。昨年PUPAのデビューアルバム「Floating Pupa」を発表したばかりですが、本作はそちらと同時進行で制作されたものだそうで、音像はかなりリンクしています。

本作には、小山田圭吾、高田蓮、権藤知彦、Steve JansenといったYELLOW MAGIC ORCHESTRAを囲むレギュラーメンバーの他、前述のLALI PUNA、SIGUR ROSのコラボレーターとして知られるAMIINAといった豪華なゲストが多数参加しています。

AMIINAのストリングスに導かれる「The Words」、小山田氏のギターでRock然とした雰囲気の「Emerger」等、様々な楽曲が並びます。「Atomic Chicken Dog」には思わずにやけてしまいました。初期YELLOW MAGIC ORCHESTRAそのままのかわいい曲です。そして、それに続くのはTHE BEATLESのカヴァー「You’ve Got To Hide Your Love Away」。かつてYELLOW MAGIC ORCHESTRAが「Day Tripper」をカヴァーした様に、彼の歌うTHE BEATLESは長年のファンを嬉しくさせてくれます。

近年のYELLOW MAGIC ORCHESTRA、そしてPUPA同様、電子音で構成されたメロディーの中に絶妙なタイミングで生の楽器が入っています。権藤氏はトレードマークのユーフォニウム、高田氏は今回はマンドリンとブズーキを演奏。

爽やかな感じのまま聴き終えるかと思いきや、悲しくなってしまうくらい叙事的なクライマックスを迎える「Valerie」がラストに。憎いですね。

それにしても、高橋氏のヴォーカルはとても心地良い。YELLOW MAGIC ORCHESTRA以降、世界中で彼のヴォーカルにヒントを得たミュージシャンが登場しました。彼のヴォーカルはそれだけセンセーショナルだったのです。僕も初めて聴いた時は、テープの逆回転かと思いましたし。

ちなみに、高橋氏は映画「20世紀少年 第3章」にケンジのバンドのベーシスト、ビリー役で出演する事が発表されました。そうです、あの焼鳥屋の店主です。
posted by Yoshitaka at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Album Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする