2009年09月25日

FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday

僕がFLOWER TRAVELLIN' BANDを観に行くと、必ず素敵な出来事が起こります。

昨年の京都公演では何と、GREENMACHINEのDatsuさん、SEC DIMENSIONのmax0831さんとお知り合いになってしまうという出来事が。

そして、ここ横須賀公演でもまた、凄い方とお知り合いになってしまいました。更に、その方と僕がLondonでお世話になっていた方が繋がっている事も判明。世間は狭いと思い知らされました。これからもどうぞよろしくお願いします。これからの関東での生活が、また更に楽しくなりそうです。

さて、初めて訪れた横須賀。東京からだと横浜よりも更に西なので、少し遠く感じますね。

僕にとって、横須賀と聞いてまず思い付くのはSAVER TIGER。HideがXに加入する前に活動していたバンドですね。解散後、ヴォーカルのKyoとTetsuはD’ELANGERを結成しましたし、各メンバーのその後の活躍を見るに凄いバンドだったんだなとつくづく思います。

折角、横須賀に来たのでドブ板通り、かぼちゃ屋等、Hide縁の場所に行ってみようと思ったのですが、生憎の悪天候でして。電車が横須賀に着く頃には、歩き回る気分も失せてしまっていました。

というわけで、会場に直行しました。今夜の会場は、Younger Than Yesterdayというステージのあるレストラン。そして、着くやいなやいきなり会場のあるビルのエレベーターでジョー山中とすれ違ってしまう僕。近くで拝見すると、本当に凄いオーラです。

今夜もまた、椅子席で座って観るライブです。セットリストは変えてくるのでしょうか。

開演時間になると暗転し、FLOWER TRAVELLIN’ BANDの文字が映し出され、やがてサイケデリックな色彩の紋様に取って代わられます。先の名古屋公演では無かった演出です。5人が登場し、いよいよライブが始まりました。

山中氏の ”こんばんは” という挨拶から始まり、名古屋公演同様、オープニングは今夜のライブも「All The Days」。僕もまた名古屋公演同様、石間秀機の目の前、ステージ上手前方に席を取りました。石間氏は今夜も音に満足された様子。

間髪入れず和田ジョージのドラムと篠原信彦のシンセサイザーが掛け合いを始め、「What Will You Say」が始まりました。そして、石間氏のシターラがスキャットの様な短いインプロヴィゼーションを繰り出し、「We Are Here」へ。やはり今回は、前回より演奏が良い。全体が良くまとまっていて余裕も生まれ、各人の演奏の自由度も増しています。

ここでMCが入ります。36年前、横須賀でライブを行った時も、今日の様に悪天候だった事を思い返す山中氏。本当に、因縁なんでしょうね。そんな歴史的なライブに立ち会える事はありがたい。

そして、「Kamikaze」が始まります。山中氏のヴォーカルは今夜も素晴らしい。続いては「Heaven And Hell」。いかにも70年代のRockバンド然とした演奏と、ディナーショーかと思ってしまう様な紳士的な山中氏の曲紹介が面白いコントラストを生んでいます。

感動的な「Shadows Of Lost Days」へ。しかし、山中氏のヴォーカルに聴き惚れている僕のすぐ前方で、随分と酒が入ったとみえる男性が奇声を発し続けていて迷惑でした。

続いては「Dye-Jobe」。今日は間奏が長く、小林ジュンのベースも掛け合いに参加する等、サービスも利いています。

MCでは先の京都公演の事、そしてこれからの展望を語っていた山中氏。本当に、何歳だろうが夢を追いかける人は素敵だと心から思います。彼等の様に何十年も前に時代を築いた人たちでさえ、まだ野望を持っているんですからね。恐れ入ります。

「Will It」、「Love Is」。ライブが進む間にも先程の酔った男性は周りに迷惑をかけ続け、注意した方と言い争いを始めました。静かな曲の間に騒がれて、本当に迷惑。下手したら僕の父ぐらいの年の人なのに、情けない。

そんな折、ライブもクライマックスに差し掛かり、「Satori Part 2」のイントロが始まります。こういうカオスな状況というのも、Rockらしいと言えばRockらしいのでしょうけれども。

すると、先程の酔った男性が遂に我慢出来なくなったのか、ステージのすぐ目の前まで出て行って踊り始めました。見て見ぬふりをする山中氏、やりにくそう。

それでも全身全霊で歌い、演奏する5人。不安と狂気が入り混じり、演奏もなかなかの戦慄を伴って聴こえてくる様になりました。

そして、2度目の間奏が始まると、とうとう嫌な予感は的中。男性はステージに上がってマイクを掴んでしまいます。

次の瞬間、山中氏がすぐさまマイクを引き離し、男性の後頭部に回し蹴りをくらわせました。

優しかった彼の表情は一変し、鬼の形相に。

1970年、FLOWER TRAVELLIN’ BANDの日比谷野外音楽堂でのライブにて山中氏は、ライブを中断しようと乱入してきた全共闘の活動家達を1人残らず殴り倒し、ステージ前列に正座して並ばせ観客に向かって土下座をさせたという出来事がありました。ヴォーカリストになる前は格闘家であった山中氏。相手が悪過ぎます。

それにしても、あまりに美しい回し蹴りのフォームに見とれてしまいました。男性は警備員に捕まえられ退場。これでようやく安心して観られます。

バンドの方も、そこからが凄まじかったです。怒りを歌い上げ、解き放つ山中氏、それに呼応するベースとドラム、それをなだめるシターラとシンセサイザー。あまりの凄さに唖然。皮肉にも今夜のこの曲は、いつもと比べて遥かに鬼気迫る演奏になりました。

続く「Hiroshima」もまた、凄まじい。それにしても、つくづくライブは生ものだなと思いました。何が起こるか分かりません。

演奏が終わり、言葉少なに退場するメンバー達。

すぐさま拍手に呼び戻され、アンコールが始まります。やはり「Make Up」です。生まれて初めて観たFLOWER TRAVELLIN’ BANDのライブは、この曲がオープニングでした。このバンドの何たるかを端的に顕した、代表曲です。

そして、「Slowly But Surely」へ。これからの決意を示した歌詞が、次の展開を期待させてくれます。アウトロでオーディエンスに対して丁寧なお礼を述べ、5人と共にフィニッシュを決めました。

結局、セットリストは名古屋公演と全く同じでしたが、ライブの内容は全く違うものになりました。横須賀まで来た甲斐があったというものです。

ライブ後は何と、「Make Up」のジャケットを再現した写真撮影。これにも感動です。こんな歴史的な夜に立ち会えて、僕は幸せです。

次は、何処でお目にかかれるでしょうか。出来る事なら、年末Torontoへ行ってまた彼等のライブが観たいものです。

デビューから39年経ったFLOWER TRAVELLIN' BAND、今が旬ですよ。



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 01



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 02



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 03



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 04


FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 05



Setlist:

01. All The Days
02. What Will You Say
03. We Are Here
04. Kamikaze
05. Heaven And Hell
06. Shadow Of Lost Days
07. Dye-Jobe
08. Will It
09. Love Is
10. Satori Part 2
11. Hiroshima
 Encore 1
12. Make Up
13. Slowly But Surely



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 06



最後に・・・



Artwork 095



FLOWER TRAVELLIN' BAND Live At Younger Than Yesterday 07
posted by Yoshitaka at 02:12| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
い〜な〜!
い〜な〜!!
い〜な〜!!!

最近ライヴに行ってないので欲求不満が溜まってる・・・。
Posted by Vermeer軍曹 at 2009年09月27日 00:34
>Vermeer軍曹

MOGWAIのライブ以来、ご一緒していないですもんね。また一緒にライブを観に行きましょう。
Posted by Yoshitaka at 2009年09月27日 03:19
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