2009年07月29日

帰国しました

取り敢えず、帰ってきました。

よかった、これでようやく暖がとれる。っていうか、暑いなあもう。

まだ全然書ききれていないので、怒涛のライブレポは続きます。




・・・そして、帰国早々、耳に入ってきたのが、川村カオリの訃報。

最後の一週間、僕はまたLondonから別の国に旅に出ていたのですが。旅先でいきなり知ったアベの訃報、そして次の日にはMarcel Jacobが自殺したとのニュース。そして、日本に帰ってきたら、これです。どうしてこんなに、立て続けに。

カオリさん、まだ若かったし、子どももいたのに。どうしてこう、多くの人の支えになっている人から次々と奪われていくんだろう。彼等に流れる時間は止まって、残された人々の中では美しい姿で記憶に残るかも知れないけれど、一緒に歳をとっていける幸せだってある筈だもの。

今頃はキヨシローがよく頑張ったねって向こうで誉めてるのかな。こう書いてる時点で、えっ、キヨシローって死んだんだっけ?って未だに思う自分がいてつらい。

安らかに。



posted by Yoshitaka at 00:53| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

OASIS Live At Wembley Stadium

苗場組の皆様、お疲れ様でした。また今年も苗場にいけなかった僕は、こちらで馬鹿兄弟を観ていました。



-----------------------------------------------------------------------



Wembley Stadiumへとまた来てしまいました。今夜は、OASISを観に。

昨年、OASISの故郷Manchesterに行った際にはよりによってOASISが誰より敵視するRADIOHEADのライブを観てしまいました。今年、Londonに来た際にはよりによってOASIS因縁のライバルであるBLURのライブを観てしまいました。歴史に残るであろうBLURのHyde Parkでのライブから僅か1週間も経たないうちに、今度はOASISがLondonでライブをするとあって、ここぞとばかりにNMEは ”OASISとBLURの闘いが今再び” なんて見出しをつけていますが、実際には両者も近年になって歩み寄り、特にNoel GallagherはDamon Albarnを評価し始めています。

という訳で、RADIOHEADやBLURばかり観ているとGallagher兄弟に怒られてしまいそうなので、OASISも観ておかないといけません。

実は、Englandに約4年間住んでいたにも関わらず、僕はこの国でOASISのライブを観た事がありませんでした。前作「Don’t Believe The Truth」に伴うツアーも、完全にスルーしてしまいましたし。

さて、そんな僕にとって初のEnglandで観るOASISのライブは、ライブアルバム「Familiar To Millions」が録音された事でも有名なここWembley Stadium。今夜はその初日です。会場はフーリガンみたいな連中が多くいて、下手したらHeavy MetalやHard Coreのライブよりも身構える必要があるのではと思ってしまう程。

開演時間になり、スクリーンにバンドのロゴが映し出されます。凄まじい歓声があがる会場。

LED ZEPPELINの、失礼、「Fuckin' In The Bushes」が始まりました。いよいよです。

ステージ上に彼等が現れます。Liamが軽く挨拶した後、Noelのギターで「Rock 'N' Roll Star」へと入っていきます。Liamに合わせ、一斉に歌い出すオーディエンス。途切れる事の無い歓声、この恐るべき一体感。まるでフットボールの試合みたいです。THE WHO、SEX PISTOLS、IRON MAIDEN、NEW ORDER等、Englandという集団のユニティーをこれでもかと見せ付けられたライブは幾つか観てきましたが、OASISもまた、言葉を失います。観たら分かる、としか言えません。

先の来日公演では坊主頭だったLiamでしたが、今は随分髪も生えています。続いては来日公演と同じく「Lyla」。オーディエンスの歌う声は途切れません。Andy Bell、今夜はサングラスを掛けています。僕は彼が好きなので、OASISのライブの際にはGallagher兄弟と同じくらい、彼に観入ってしまいます。

Chris Sharrockのドラムのイントロが「The Shock Of The Lightning」の始まりを告げます。3月に名古屋で観た時に比べて、随分馴染んでいるドラム。手数もやや多くなった様にも思います。

「Cigarettes And Alcohols」、「Roll With It」とデビューアルバム「Definitely Maybe」からの曲、そして、「To Be Where There's Life」、「Waiting For The Rapture」とニューアルバム「Dig Out Your Soul」からの曲が続きます。あのニューアルバム、僕の周りではあまり評価が良くありませんでしたが、これでもかという程サイケデリックな雰囲気が個人的にはとても好きです。こういうアルバムや、古くはGRATEFUL DEAD、近頃ではTHE BRIAN JONESTOWN MASSACRE等が日本で受け入れられない事実は、生活文化の違いに根差しているものなのでどうしようもありません。

また、今回のライブは非常に広い会場なのでステージ両サイドにスクリーンが設置されているのですが、この映像のカメラワークが非常にクオリティーが高い。ステージに観入る傍ら、スクリーンの方にもつい頻繁に目が行ってしまいます。

「The Masterplan」、「Songbird」とNoelがヴォーカルを執る曲が続きます。そういえば、僕はまだライブで「Acquiesce」を聴いた事がありません。兄弟が歌い分けるあの歌も、是非ライブで聴いてみたいものです。

Liamがステージに戻り、「Silde Away」が始まりました。この曲を聴くといつか「Don't Go Away」を復活させてくれないかなと思ってしまいます。イントロが似ていますからね。そして、続いてはセンセーショナルに「Morning Glory」が始まります。今の彼等のライブは以前よりもテンポが良い様に思います。8万人のオーディエンスとLiamが向き合い、闘っているのか抱き合っているのか良く分からないこのカオスは、続いてまさかの「My Big Mouth」を呼び出します。「Be Here Now」収録のこの曲が演奏されるなんて、Liamが歌うなんて、本当に驚きました。歌い終わると、照れ隠しなのかすぐ後ろを向いて去っていくLiam。いつかは「D’you Know What I Mean」や「Stand By Me」あたりも復活する日が来るのでしょうか。

水戸黄門の、失礼、「Importance Of Being Idle」が始まりました。この曲、Noel自身が好きなんでしょうね。必ず演奏されます。

続いてNoelはアコースティックで「Half The World Away」、そしてLiamが戻って来て「I'm Outta Time」で再びサイケデリックな世界へ。

そして、ここで「Wonderwall」が。何度と無くライブで聴いたこの曲も、8万人のEnglandのオーディエンスの中で聴くとまた格別。しかし、Liamと一緒になって歌っていた、まさにコーラスに入るその直前で、PAのトラブルが発生。音が全く聴こえなくなるという事態に。観客のどよめきに異変を察知し、演奏しながら顔を見合わせるメンバー達。回復したりまた途切れたりしながらも、オーディエンスの合唱も手伝って何とか曲は終わりました。Noelは笑顔で ”Fuck you” を連発していましたが、特にステージ上での混乱は無く。先のManchester公演でも同じ様なトラブルがあって40分もライブが中断したと聞いていたので不安になりましたが、今夜はどうやらすぐに解決した様です。間を空けずに始まった「Supersonic」のイントロが、困惑するオーディエンスをなだめてくれました

来日公演同様、この曲で本編は終わりかと思いきや、何と「Live Forever」が始まりました。来日公演ではセットリストから外れていたので、本当に嬉しかったです。欲を言えば、折角のWembley Stadium、どうせならあの時の様に、John Lennonの顔がバックに現れて欲しかったですけれども。

これで本編は終わり。そして、彼等を褒め称えるかの様に歌い、歓声をあげ、思いのたけを誰もいなくなったステージに向けるオーディエンス。

しばらくして、アコースティックギターを持ってNoelが登場。やはりアコースティックバージョンの「Don't Look Back In Anger」が始まりました。そう言えば、この国でOASISは観た事はありませんでしたが、NOEL GALLAGHERのソロライブは観た事がありました。2年前のRoyal Albert Hall、シークレットゲストでPaul Wellerが登場、2人のデュエットが堪能出来ました。あの時と同じ様に、今夜もこの曲でGem Archerのソロが良い味を出しています。

続いてNoelのアコースティックでもう1曲、ニューアルバムから「Falling Down」。そしてLiamも戻ってきてバンドが揃い、「Champagne Supernova」へ。切ない曲調、アウトロがいよいよもの寂しい。

そして、今夜もとうとう終わりを迎えてしまった様で、THE BEATLESのカヴァー「I Am The Walrus」が始まりました。この曲が復活したのは良い事ですが、THE WHOの「My Generation」もまた聴きたいところ。コーラスではやはり日本と同じく、掛け声をあげるオーディエンス。

曲が終わり、ステージ上にメンバー達が楽器を置き、去って行きます。今夜の彼等を見守るRockの神々に敬礼するかの様に、揃って空を仰ぐNoelとLiam。珍しく、印象的な姿でした。

EnglandのミュージシャンのライブをEnglandで観るのが常によい事ではありません。基本的にどんなバンドを前にしても騒がしいこの国のオーディエンスが、そのライブにどう影響を与えるかが判断基準な訳ですけれども。

今夜、もう観慣れた感のあるOASISを、とても新鮮な感覚で観られたのは嬉しい発見でした。

これで、OASISのライブをEnglandで観るというアンフィニッシュドビジネスが終わりました。次こそは、PAUL WELLERですかね。



OASIS 1



Setlist:

01. Fuckin' In The Bushes
02. Rock 'N' Roll Star
03. Lyla
04. The Shock Of The Lightning
05. Cigarettes And Alcohol
06. Roll With It
07. To Be Where There's Life
08. Waiting For The Rapture
09. The Masterplan
10. Songbird
11. Slide Away
12. Morning Glory
13. My Big Mouth
14. The Important Of Being Idle
15. Half The World Away
16. I'm Outta Time
17. Wonderwall
18. Supersonic
19. Live Forever
 Encore 1
20. Don't Look Back In Anger
21. Falling Down
22. Champagne Supernova
23. I Am The Walrus



OASIS 2



2009.03.18  OASIS  Rainbow Hall, Nagoya

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/116497554.html


2007.03.27  NOEL GALLAGHER  Royal Albert Hall, London

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/37438380.html


2005.08.13  OASIS  Summer Sonic 2005, Osaka

http://franticjapyoshi.seesaa.net/article/5904646.html
posted by Yoshitaka at 21:02| Comment(7) | TrackBack(1) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

BLUR Live At Hyde Park

こんな僕にも、大学という場所にいた事がありました。

僕のいた高校は、著名な卒業生に政治家や財界人しかおらず非常に退屈なのですが、僕のいた大学University Of London Goldsmiths Collegeは著名な芸術家を何人も、中でもこのBLURとPLACEBOという世界的なRockバンドを2組も輩出しています。

昨年、そのBLURにGraham Coxonが7年振りに復帰し4人になって帰って来るというニュースが届けられました。そして、今夜はGraham復帰後初のライブと当初発表された、Hyde Parkでのライブ。先日のHyde Park Calling 2009では雨に降られましたが、今夜は大丈夫みたいです。

僕がまだ大学にいた時に、大学の講堂でGRAHAM COXONがライブを行い、観に行った事がありました。今回、BLURもこのLondon公演に先がけて同じくあの大学の講堂でライブを行っています。こちらも行きたかったのですが、日程が間に合いませんでした。

僕にとっては、初となるBLURのライブ。90年代のEnglandを代表する3つのバンド、OASIS、RADIOHEAD、BLURが、これでようやく僕の中で出揃った形になります。

ステージセットにはバンドのロゴと共に、Londonの地図、Englandの地図が描かれています。そうですよね、BLURはLondonのバンドなんですよね。



BLUR 6



開演時間、まだ明るい空の下サイケデリックなSEと共に現れる4人。10万人のオーディエンスが集まった会場を見渡し、何とも嬉しそうな顔をするDamon Albarn。そして、ステージ下手にはもちろん、ギターを持ったGrahamがいます。Grahamと同じく、Damonも以前ソロでライブを観た事がありますが、あの時はこんな姿など想像出来ませんでした。

Grahamのギターが静かに、彼等のデビュー曲「She’s So High」のイントロを始めました。歌い始めるDamon、歌詞の一語一句、丁寧に。この曲のけだるさに、彼等の帰還を祝福したい気持ちをじらされているみたいです。歌い終わり、厳かに歓声と拍手を送るオーディエンス。おかえりなさい。



BLUR 1



しかし、次の瞬間、誰もが聴き覚えのあるあのシンセサイザーのイントロが始まって、会場は瞬時にダンスフロアへと変わります。Alex Jamesのベースに先導され、歓喜し、踊り狂うオーディエンス。「Girls And Boys」です。オーディエンスも一斉に歌い出し、Damonの声が聴こえない程。 ”外人” である日本人の僕がこういう空間にいさせてもらえるというのは、本当に贅沢な事。Damonもいきなりフロアに下りて行って、前列のオーディエンスの目の前で歌っています。

MCで、この場にこうしていられる事に対し感謝を述べるDamon。こちらこそ、どれだけ感謝したらいいのかというくらい。長い間、僕はBLURに間に合わなかったんだと思っていましたから。

「Tracy Jack」、「There’s No Other Way」、「Jubilee」。惜しみなく代表曲を次々に披露する彼等。どの曲も、Grahamのギター無しでは成り立ちません。どの曲でも彼のギターによるイントロがキューになっていて、GrahamがいないBLURが存在したなんて、思い出せなくなってしまいそうです。

攻撃的な曲が続いた後は、「Badhead」。そして、続けて「Beetlebum」でまたオーディエンスを喜ばせます。演奏している間、ステージの電光掲示板には ”Vote for Dave” の文字が映し出され、労働党議員に立候補したドラマーのDave Rowntreeへの投票を呼びかけています。僕達、移民は随分と労働党のお世話になりました。Daveにも頑張って欲しいものです

「Out Of Time」、「Trimm Trabb」、「Coffee And TV」と静かな曲が続きます。北極が近いEnglandの夏は、夜9時でようやく夕暮れになります。穏やかな空の下、昼の都会の喧騒をなだめるかの様に、名曲達が1つずつ丁寧に甦っていきます。

そして、Grahamのギターが静かに「Tender」のイントロを奏で始めました。体全体を襲うこの感動。泣きそうでした。曲が終わりに差し掛かっても、いつまでもコーラスを繰り返すバンドとオーディエンス。街が汚いとか、食べ物が不味いとか、治安が悪いとか、Londonを見渡すと嫌な所ばかり目に付きますが、僕はこの瞬間がいとおしくてこの街に何年も居続けたんだ、と再確認しました。

続く「Country House」で陽気に、「Oily Water」でサイケデリックに、「Chemical World」で凶暴に、「Sunday Sunday」でコミカルに、あらゆる表現の手法を持ち合わせたBLUR。本当に多彩なバンドなんだと思い知らされます。

こうして離れた所から90年代を見返してみると、これらの曲の聴こえ方が問題のアルバム「13」の以前、以後で違ったんだという事が、良く分かります。彼等があのアルバムで賭けに出ていなければ、2009年の今BLURというバンドの評価はどうなっていたのでしょうか。

この曲は、この公園の近く、Kensingtonに住んでいた時に書いたものだ。Damonがそう話し始めると、それだけで歓声があがります。そして間も無くして、この曲に欠かせない人物、Phil Daniels本人が登場。「Parklife」を、Hyde Parkで聴く日が来るとは、あまりに出来過ぎです。主導権はPhilに任せて、果敢にフロアに降りてオーディエンスと触れ合うDamon。知的な人だと昔から思っていましたが、それに加えてこんなにはしゃぐ人だったんですね。

そして、いよいよクライマックスへと向かうのかと思わせる「End Of A Century」へ。そして続いては「To The End」が。オーディエンスも一緒になって歌うコーラスの寂しさといったらありません。

もう1曲、しめやかな曲「This Is A Low」が続き、本編は終了。彼等が去った後、ステージに残っているのはギターのフィードバックだけ。

アンコールを求める間、また「Tender」を歌い続けるオーディエンス。

そして、再び現れ、オーディエンスにお礼を言うDamon。そして、ここからが凄かったです。「Popscene」、「Advert」と攻撃的な曲が続き、そして、じらす様にDaveのドラムが入っていき、来ました、「Song 2」。気が狂れた様にステージ上を転がりまわり、ギターを演奏するGraham。参りました。何でも出来るバンドなんですね、BLURというのは。

凄まじい展開に呆気に取られて眺めていると、またステージからいなくなってしまった彼等。しかし、またすぐ呼び戻され、サイケデリックなGrahamのギターで「Death Of A Party」が始まりました。

そして、ミクスチャーなこの街、この国に捧げる、と言って「For Tomorrow」が始まりました。これからの彼等にも、この曲は向けられているのでしょう。DamonとGraham、仲良くしてくださいね。

まだこの曲があったかといちいち思う程、名曲のオンパレードがオープニングから続き、そして、ようやくここで「The Universal」が始まりました。何かがまた、始まろうとしているのかも知れません。BLURの帰還が音楽界にもたらす影響は、未知数です。

これでライブは全て終わり、また始まった時の様に笑顔を見せるDamon。そして、丁寧にお礼を言い、去って行く4人。

BLURは解散なんてしたことは無い。だからこれは再結成では無い。Damonがそう付け加えています。

Londonの、Londonによる、Londonの為のバンド、BLUR。Londonを後にした僕も、どういう縁か気が付いたら彼等の帰還をここで祝っていました。

普段なら、早くも次なる展開を待ち始めるところですが、もうこれ以上、何も望みません。今夜、このHyde ParkにBLURの全てがありました。

NEW ORDERやSEX PISTOLSのライブを観た時と同じ様に、また少し、Londonが、Englandが好きになりました。これから世界の何処に行こうとも、この街に住んでいた事を、僕は誇りに思い続けるでしょう。



BLUR 3



BLUR 4



BLUR 5



Setlist:

01. She’s So High
02. Boys And Girls
03. Tracy Jacks
04. There’s No Other Way
05. Jubilee
06. Badhead
07. Beetlebum
08. Out Of Time
09. Trimm Trabb
10. Coffee And TV
11. Tender
12. Country House
13. Oily Water
14. Chemical World
15. Sunday Sunday
16. Parklife
17. End Of A Century
18. To The End
19. This Is A Low
 Encore 1
20. Popscene
21. Advert
22. Song 2
 Encore 2
23. Death Of A Party
24. For Tomorrow
25. The Universal



BLUR 2
posted by Yoshitaka at 00:32| Comment(4) | TrackBack(1) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

アベ

ミッシェルガンエレファントのアベが死んだって、どういう意味?

青春のバンドが、伝説の世界に行っちゃうってのは、もっと先の話じゃなかったのか?

悲しむも何も、もう全身の力が抜けて何も書く気がしない。


posted by Yoshitaka at 19:03| Comment(3) | TrackBack(0) | Music News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

CROSBY STILLS AND NASH Live At Royal Albert Hall

全く、奇妙なタイミングです。NEIL YOUNGがライブを行って間も無くして、今度はCROSBY STILLS AND NASHのライブが同じLondonにて行われます。

CROSBY STILLS AND NASHは名前の通りDavid Crosby、Stephen Stills、Graham NashというFolk界のドンが3人集まった豪華なバンドで、全盛期にはこれにNeil Youngが加わりCROSBY STILLS NASH AND YOUNGという名前で活動していました。しかし、元々ソロでスタイルを確立していたNeilは程無くして離脱。また3人に戻るといった道を辿ります。その後、事ある毎にNeilは客演し、4人になったり3人になったり自由な活動を続けてきました。

今年、CROSBY STILLS AND NASHとNEIL YOUNGは同時期にLondonでライブを行うだけで無く、Glastonbury Festival 2009までも共に出演。仲が良いのか悪いのか、取り敢えず4人同時にステージに揃ってはくれないのか、とやきもきさせられます。

さて、今夜CROSBY STILLS AND NASHがライブを行うのは、由緒正しいRoyal Albert Hall。LOU REEDの「Berlin」再現ライブを観て以来1年振りです。Londonに数ある歴史的なライブ会場の中でも、こことEarls CourtはPINK FLOYDやLED ZEPPELIN等が闊歩していた60、70年代と変わらない外観なので、初めて来た時には卒倒しそうになりました。



CSN 1



ちなみに、DavidとGrahamは以前ここRoyal Albert Hallで行われたDAVID GILMOURのライブでゲストとして歌っているのを観た事があります。

今夜のライブは2部構成なので、開演時間がいつもより早く、夜8時にはもう暗転し、静かに1人ずつ現れる3人。あたたかい拍手の中、始まったオープニングは「Helpless Hoping」、いきなり1stアルバム「Crosby Stills And Nash」からの曲です。そして続いてまたも1stアルバムから「You Don’t Have To Cry」。3人の美しいコーラスは、不快な暑さを忘れさせてくれます。

いかつい顔とは裏腹に甘い歌声のDavid。何処かのテノール歌手の様な外見になったStephen。昔と変わらず男前なGraham。歳をとっても仲が良いのは何より。

ここで彼等はMCで、 ”友人” の歌を何曲か歌う、と話し始めます。彼等の ”友人” というとこの世界の頂点にいる人ばかりなのですが。という訳で、始まったのはTHE ROLLING STONESの「Ruby Tuesday」。3人の絶妙なハーモニーで聴くこの曲も悪くありませんね。

続けて、JAMES TAYLORの「You Can Close Your Eyes」、Tim Hardonの「Reason To Believe」、BOB DYLANの「Girl From The North Country」を披露。

カヴァー曲の連続の後は、またしても1stアルバムからスキャットの美しい「Guinevere」。そして、CROSBY STILLS NASH AND YOUNG名義の曲「Dream For Him」へ。この曲は割と新しい曲なので、音像もかなりソリッド。

続いて披露されたGRAHAM NASHのソロでの新曲「In Your Name」は、逆に古き良きFolkといった感じ。そして、ここで不意を付く様にして3人の代表曲「Our House」が始まります。会場からは驚きの声、そして、3人と1万人が一緒に歌い始めます。

次の曲は、彼等が以前はもう2度とライブで歌わないと決めたそうなのですが、今夜は彼等のたいせつな友人の1人であるJerry Garciaに捧げるとして、GRATEFUL DEADの「Uncle John’s Band」が始まりました。彼等には、Jerryの様に伝説の世界へと旅立った友人も多くいます。

そして、またも代表曲の「Southern Cross」が演奏され、満足げなオーディエンスの歓声に包まれながらインターバルへ。

約20分のインターバルを挟み、第2部は何とBUFFALO SPRINGFIELDの「Rock ‘N’ Roll Woman」から始まりました。驚きました。Stephenのギターソロが素晴らしい。

GRAHAM NASHの代表曲、「Military Madness」。やはり3人の中では、Grahamがリーダー核なのでしょうか。この曲から、3人共アコースティックギターからエレクトリックギターに持ち替えます。

続けて「Long Time Gone」が始まりました。一貫してアコースティックギターで奏でられた第1部とは対照的に、第2部ではRock色のある曲を並べてくる様です。

Davidが ”Stephenの素晴らしいギターソロに対抗して僕はこれを” と言い、「Deja Vu」のアルペジオを演奏し始めました。Grahamとのハーモニー、そして今度はStephenが透明感のあるギターソロを奏でます。3人のチームワークは素晴らしい。

そして、静寂が訪れます。パイプオルガンの音が聴こえてきて、それまでの平和な雰囲気から一変、厳かなイントロが始まります。「Cathedral」。今までの曲が絵空事だったかの様に、シリアスな空気に支配される会場。

そして、今度はそれがまた絵空事だったかの様に始まるBUFFALO SPRINGFIELDの代表曲、「Bluebird」。

そして、「Almost Cut My Hair」。それまでとは違うDavidの険しい歌声と、Stephenの激しいギターソロが絡み、凄みを利かせます。

そして、またもBUFFALO SPRINGFIELDの「For What It’s Worth」へ。タイミング的には、ここら辺りでNeilが登場してくれても良い様な気がしますが。

ちなみに、Neilは加入時に名前の通り若い人が入ったと話題にされたそうです。そんな4人も現在は、DavidとGrahamが共に67歳、Stephenが64歳、そして、Neilが63歳。各人とも、年齢を聞いて驚いてしまう程、ステージの上では衰えを感じさせません。

いつしか攻撃的になった演奏は、音の塊となってラストへ向かいます。そして音が止み、何事も無かったかの様に済ました顔でステージから去って行く彼等。

これでもかというくらい見せ付けられた、見事なハーモニー、見事な演奏。

やがてアンコールで再び現れた彼等。バックバンドの紹介に始まり、「Wooden Ship」へ。この曲でも、Stephenのギターソロが冴え渡ります。凄まじい演奏。再びクライマックスへ向かう3人。

そして、帰ろうとしないオーディエンスに応え、2度目のアンコール。まだあの曲を聴いていませんからね。「Teach Your Children」でsy。殆ど3人がギターを演奏してオーディエンスが歌う、カラオケ状態。曲が終わると、誰もが満足げな表情で3人へ拍手を送ります。

正直、3人揃った彼等を観る事自体に価値があるんだと思い今日ここへ来た訳であって、ライブの内容までは期待してはいませんでした。ところが、こんなに素晴らしいライブを観させてもらって。60、70年代を第一線で活躍した人を目の前にしてそんな事は言ってはいけませんね。あのLED ZEPPELINでさえ、彼等無くして自分達は無かったと公言したくらいですから。

1曲を除いて、頑なまでに初期の曲を演奏し続けた今夜の彼等。

CROSBY STILLS AND NASHとNEIL YOUNG。こうして両者のライブを観てみて分かる、明らかな違い。何故揃わないのかというより、何故揃っていられたのかという疑問の方が自然ですね。

ただ、CROSBY STILLS NASH AND YOUNGでは1988年に「American Dream」、1999年に「Looking Forward」と、およそ10年周期で再結成しアルバムを発表しているので、そろそろかなとも思いますが。2006年にはツアーもした事ですし。

4人共、いつまでも元気でいてください。



CSN 2



CSN 3



CSN 4



Setlist:

01. Helpless Hoping
02. You Don’t Have To Cry
03. Ruby Tuesday
04. You Can Close Your Eyes
05. Reason To Believe
06. Girl From The North Country
07. Guinevere
08. Dream For Him
09. In Your Name
10. Our House
11. Uncle John’s Band
12. Southern Cross
 Intermission
13. Rock ’N’ Roll Woman
14. Military Madness
15. Long Time Gone
16. Déjà Vu
17. Cathedral
18. Bluebird
19. Almost Cut My Hair
20. For What It’s Worth
 Encore 1
21. Wooden Ships
 Encore 2
22. Teach Your Children



CSN 5
posted by Yoshitaka at 01:24| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

NEIL YOUNG Live At Hyde Park

今年もHyde Parkで行われるフェスティバル、Hyde Park Calling 2009。今年はヘッドライナーがNEIL YOUNGという事で、迷わず観に行きました。残念ながら明日のもう1組のヘッドライナー、BRUCE SPRINGSTEEN AND THE E STREET BANDは別の用事が入っていて観られません。無念。

野外なので天気が気になっていましたが、今日は快晴。このフェスティバルのヘッドライナーは毎年豪華で、2006年はROGER WATERSとTHE WHO、2007年はPETER GABRIELとAEROSMITHを観ました。Hyde Parkにも何だかんだでもう何回も来ていますね。



HPC 1



さて、Neil Youngの他に、今日出演した他のバンドを手短に。書こうとするとどんどん長くなってしまうので。


THE PRETENDERS

フロントの2人だけはPINK FLOYDのSyd Barrettのトリビュートライブで観た事がありますが、THE PRETENDERSとしては初めて。出番は短かったですが、「Brass In Pocket」、「Don't Get Me Wrong」が生で聴けただけでも嬉しい。以前は後輩にあたるRADIOHEADの「Creep」をカヴァーしたことも有名になりました。これ、意外と素晴らしいですよ。



HPC 2



BEN HARPER AND RELENTLESS 7

BEN HARPERは長年観たいと思っていたミュージシャンの1人。ギターも歌も素晴らしい。新曲が殆どでしたが、BEN HARPER AND INNOCENT CRIMINALS時代からの定番、LED ZEPPELINの「Good Times Bad Times」のカヴァーも演奏してくれました。



HPC 3



FLEET FOXES

今のU.S.の若手で最も実力があると評判のバンド。デビューして間も無いのに、こうしていきなりフェスティバルの2番手ですからね。Post RockをCountryの要素で再構築したようなサウンド。美しいハーモニーが、より暗い世界を描き出しています。NICK DRAKEやJEFF BUCKLEYが好きな人はこのFLEET FOXESも好きになると思います。



HPC 4






今日のライブは、STARSEEDのギタリストPete Wickerと一緒に観に来ました。ちなみに前回NEIL YOUNGを観たのも彼と一緒。今回、彼がNEIL YOUNGを観に行く事を知っていて、彼には僕がLondonに来ている事を秘密にしておき、いきなり前日に電話をかけて驚かせてみました。



HPC 5



前回NEIL YOUNGのライブを観たのはPaddock WoodのThe Hop Farmという田舎も田舎、まるで地の果ての様な場所。見知らぬ土地の、鬱蒼とした森の中、冷たい雨が降り、7月だというのに信じられない寒さで、戦慄も増幅されていました。それに比べ、今回の会場は都会の中心、慣れ親しんだHyde Park。気分も随分楽です。

しかし、前回同様、彼の登場を待つ間に雲行きが怪しくなり、とうとう雨が降り始め、やがて雷まで。これはNeil Youngが連れて来たに違いない。

そして、遂にNeilが現れました。黒いジャケットをまとい、8万人の歓声に腕を挙げて応えるNeil。

あの時と同じ様に、静かに黒のGibson Les Paul Standardを掲げるNeil。ディストーションをかけたギターが唸り始めたそのリフは、何と「Hey Hey, My My (Into The Black)」。いきなりやられました。前回はまだ2曲目にこの曲でしたので、一呼吸置けましたが。何度観ても圧巻です。



HPC 6



続いて、アコースティックギターに持ち替え、「Mansion On The Hill」、「Are You Ready For The Country」、「Everybody Knows This Is Nowhere」と明るい曲が続きます。Country独特の、平和な空気が会場を包みます。MCは短い挨拶のみですが、Neilは常に笑顔です。

しかし、その後またギターを持ち替え、「Spirit Road」と「Words」が立て続けにやって来て寒々とさせられます。これです。この致命的な何かを求めて、僕は未知なる存在に対峙を臨むんです。

そして、 ”You are very quiet tonight” とオーディエンスに毒づくNeilがこれ見よがしに「Cinnamon Girl」のギターリフを始めます。この曲、前回は演奏されませんでした。後半の凶暴なギターソロは昔のまま。そしてそんな雰囲気のまま、「Fuckin’ Up」へ。いよいよ凄みをみせるNeil。遠まきに観ているだけでも恐い。これが、NEIL YOUNGの世界。



HPC 10



ここで、Neilはオルガンへと移動します。彼のステージ上にある機材は全て、アンティーク家具の様な貫禄のあるものばかり。このオルガンも、どこかの古い教会から持ち出してきた様な外見。ハーモニカの爽やかなイントロで始まる「Mother Earth」。優しいオルガンの音色と、彼の歌声に聴き入るオーディエンス。

厳粛な雰囲気の中、次に始まったのは「The Needle And The Damage Done」。息が詰まります。しかし、また「Comes A Time」、「Unknown Legend」とのどかな曲に移り、少し気分も楽になります。この構成はオーディエンスの為を意図しての事でしょうか。

そして、「Heart Of Gold」へ。NEIL YOUNGというミュージシャンの代名詞とも言える、彼の人生の何たるかを歌った歌。一体、生まれてから何回このギターとハーモニカの切ないイントロを聴いたことでしょう。まだ若造と呼ばれる歳かも知れませんが、この頃この曲にある ”And I'm getting old” という歌詞の意味が少し分かってきた様に思います。しかし、分かったつもりでいても、この先まだ気付かされる事は多いでしょう。

続いて、またも代表曲の「Old Man」。こういう歌を歌える男になりたいと心から思いますが、その為にはまだ人生に於ける経験が足りません。

代表曲の連続は止まらず、今度は「Down By The River」まで。この曲は前回演奏されませんでした。オリジナル同様、延々と続けられるギターソロ。これも、NEIL YOUNGのトレードマークですね。オーディエンスと一体となって歌うコーラスも素晴らしい。少し歌い、またギターソロ。我を忘れ、気の遠くなる様な時間を共有します。

延々と続いた演奏もとうとう終わり、これでライブも終わりかと思いきや、間髪入れず始まった「Get Behind The Wheel」。うって変わって明るく軽快な曲に、踊りだすオーディエンス。嬉しい事に、まだ終わりそうにありません。

そして、明るい気分にさせられた後、間髪入れず始まったギターリフに、またしても僕の呼吸は止まりそうになりました。「Rockin’ In The Free World」。こちらも、前回は演奏されず残念に思った曲。どちらかというとオリジナルよりもPEARL JAMのヴァージョンに近いと感じました。雰囲気がそうさせているだけなのかも知れませんが。これで3曲も、前回聴けなかった代表曲が聴けました。

MY BLOODY VALENTINE、PIXIES、NINE INCH NAILS、RAGE AGAINST THE MACHINE、TOOL、SIGUR ROS。これまで幾度と無く、この世のものとは思えない様な存在と対峙してきました。しかし、そんな人生の中で、最も心が動かされた瞬間とは、実はWembley Arenaで観たPEARL JAMのライブで、彼等がこの曲を演奏し始めた瞬間でした。全てが未知の体験でした。感動とは違う、どんな言葉でも到底言い表す事の出来ないあの時に感じた何かが、今の僕の出発点となりました。

あの時と同じ様に、いつまでも終わらないで欲しいと願いながら観ていました。すると、何といつまで経っても終わりません。延々と演奏されるコーラス。歌い続けるオーディエンス。Woodstock、Isle Of Wight Festival 1970等、昔のフェスティバルではこういう光景は当たり前だったのでしょうね。

そして遂にフィナーレを迎え、ようやく暗くなった空の下、彼等はステージを後にします。

それでもまだ歌い続けるオーディエンスに応え、再び登場するNeilとバンド。そして、彼がギターを抱えて歌い出したのは、THE BEATLESの「A Day In The Life」。彼のライブでは欠かせないこの曲は、その夜の終わりを告げる役目を担っています。

しかし、ここで予期せぬ事件が起こります。曲の中盤、変調する部分に差し掛かった、その時でした。何者かがステージに現れ、騒然となる会場。悲鳴の様な歓声と共に前方のオーディエンスが一斉に腕を上げ、ステージも見えなくなってしまいました。一体、何が起こっているのか。

しばらくして、ようやくステージが見えました。どうやら、Neilの隣で何者かが一緒に歌っています。ようやくその人物がこちらに顔を向けたその時、僕は目を疑いました。



HPC 7



Paul McCartneyでした。

シリアスなNeilに対し、終始はしゃいでいるPaul。この曲の終わりにはいつも、Neilがギターを痛めつけるのが慣例なのですが、鬼気迫る表情でギターを床に叩きつけるNeilの肩を抱き、一緒に歌おうよとマイクを向けるPaul。もう少し空気を読めと言いたいところですが、そこはPaul、許せてしまうんですよね。出て来てくれた事があまりに嬉し過ぎて。



HPC 8



ラストは2人仲良く抱き合い、Paulはオーディエンスに向かい、しきりにNeilを讃える仕草。

全てが終わった後でも、目に映った全ての出来事を1つずつ認識させるのに時間がかかり、呆然としてしまった僕。前回同様、Peteと僕は「Like A Hurricane」を聴く事は出来ませんでしたが、もうそんな事はどうでも良い。

昨年、BelgiumのフェスティバルRock Wachter 2008でのエピソードを思い出しました。ヘッドライナーが2日目にNEIL YOUNG、3日目にRADIHOEADという構成で、RADIOHEADのライブの際にThom YorkeがMCで ”NEIL YOUNGと同じステージに立てるなんて一生分の目標を達成してしまった” と発言。僕は、Thomにも憧れている人がいるんだ、と思ってしまったのです。

Neilがまだこうして元気でいてくれている事。こんな時代にいてもまだこの様な恩恵を受けられる事。こういうかけがえの無い瞬間を分かち合える友人がいるという事。僕が生きているという事。

全ての事に感謝しつつ。また、次なるインスピレーションを探しに。



Setlist:

01. Hey Hey, My My (Into The Black)
02. Mansion On The Hill
03. Are You Ready For The Country
04. Everybody Knows This Is Nowhere
05. Spirit Road
06. Words
07. Cinnamon Girl
08. Fuckin’ Up
09. Mother Earth
10. The Needle And The Damage Done
11. Comes A Time
12. Unknown Legend
13. Heart Of Gold
14. Old Man
15. Down By The River
16. Get Behind The Wheel
17. Rockin’ In The Free World
 Encore 1
18. A Day In The Life



HPC 9
posted by Yoshitaka at 12:53| Comment(4) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

AC/DC Live At Wembley Stadium

AC/DC 1



Londonの聖地、Wembley Stadium。METALLICAのライブを観て以来、2年振りにここへ来ました。

今日、僕はここで人生初となるAC/DCのライブを観ます。前回、彼等が来日したのは2001年、僕が高校1年生の時。遠出してまでライブを観るという考えの無かった当時の僕は、みすみす19年振りの来日公演を観逃してしまったのでした。

Wembleyに向かう電車の中は、グループ、家族連れ、カップル、その殆どがAC/DCのロゴの入った黒いTシャツを着た人達ばかりでまさに ”Rock N’ Roll Train” そのもの。こういう光景も久し振りに観て嬉しくなりました。

元々、AC/DCのLondon公演は3月に行われていました。しかし、それら全公演がソールドアウトとなって、追加公演として再びU.K.各地を回ることになったのがこの6月。本当にラッキーです。

ちなみに、今回のU.K.ツアーのオープニングアクトにはTHIN LIZZYが帯同する予定だったんですが、直前になってキャンセル。Tommy Aldrichが怪我をしたのだそうで。しかも、その直後にJohn Sykesが脱退したとScott Gorhamが発表。Phil Lynottが悲しむので、仲違いだけは止めていただきたいのですが。

会場に入ると、Angus Youngの帽子を模ったステージセットの屋根が目に入りました。僕は2003年以降沈黙していた彼等を待たずして日本に帰ってしまったので、彼等を観たいなら彼等の母国であるAustraliaにでも行かなければならないかなと思っていました。それがまた結局、Londonなんですね。こういう事はいつでも。

開演時間を待っていると、ステージのスクリーンでアニメーションが始まりました。蒸気機関車が映り、機関士は美女を従えたAngus Young。乗客は他のメンバー。やがてAngusが美女に縛られ、操縦が効かなくなる機関車。乗客を乗せたまま機関車は尚も動き続け、遂にはスクリーンの後ろからその機関車が登場、といういかにもAC/DCらしいベタな演出。そして、次の瞬間「Rock N’ Roll Train」のギターリフが始まり、メンバー達がステージに登場。30年前から変わっていない、あのステージ衣装のAngusを目で確認すると、何とも言えない気持ちになりました。



AC/DC 2



そして、心地良いギターリフに乗って、ハンチング帽を被ったBrian Johnsonの渋い声が聴こえて来ました。長い間、お世話になっています。挨拶が遅れてすみませんでした。



AC/DC 7



続いては「Hell Ain’t A Bad Place To Be」。Angusが両手を頭にかざし、角を作ってポーズ。感動。

そして、早くもここで「Back In Black」へ。いつもの格好のAngusがいつものGibson SGでいつものリフを刻みます。何千回と聴いたこの曲。今夜は目の前で本人が、生で演奏しているんですよね。不思議な気分です。今、AC/DCを観ているんだ、と必死に自分に言い聞かせる僕。

ニューアルバムからの「Big Jack」を挟み、「Dirty Deeds Done Dirt Cheep」へ。コーラスでは一斉にオーディエンスが歌います。Bon Scottも今夜、このライブを観ているでしょうか。貴方が亡くなって丁度30年が経ちましたが、貴方のAC/DCは今も健在ですよ。

「Shot Down In Flames」、「Thunderstruck」、代表曲が続きます。THE ROLLING STONESやTHE WHOのライブ同様、殆どの曲についてくまなく知っているバンドのライブは本当に楽しい。

ニューアルバムのタイトルトラック「Black Ice」。そして、「The Jack」では妖しげなサウンドをバックにスクリーンに映された女性が服を脱いでいき、と思ったら映像はすぐAngusへと切り替わり、Angusが服を脱いでいく光景が延々と映されました。

そして、ステージの天井から鐘が登場。そうです、「Hells Bells」です。ステージを離れ、花道を歩いていくBrianとAngus。2人を見守るかの様に、黙々とバッキングに徹するMalcolm Young。MalcolmもAC/DCには無くてはならない存在。色褪せたGretschが無言のうちに歴史を物語っています。

「Shoot To Thrill」、「War Machine」、「Dog Eat Dog」と、新旧の曲を織り交ぜてライブは進みます。AC/DCはとにかくリズムを聴かせるバンドです。Brian、Angusという華やかなキャラクターを陰で支える、Cliff WilliamsとPhil Ruddによる鉄壁のリズムも、このバンドには欠かせません。

「Anything Goes」の様な新しい曲でも、当たり前の様に代表曲の合間に聴こえてきます。そして、それらを見事に歌いきるBrian。60代になっても全く衰えを見せません。これだけの観客を、毎晩の様に、何十年にも渡って相手にしてきている訳ですからね。本当に恐れ入ります。

8万人のオーディエンスが合唱する「You Shock Me All Night Long」。Brianが花道に出てきて「T.N.T.」。馬鹿げた歌詞の歌でも、ここまで来ると国歌斉唱の様に聴こえてしまいます。

そして、「Whole Lotta Rosie」へ。ギターリフに合わせて、8万人が ”Angus” コール。ちなみに、GUNS N’ ROSESもこの曲をカヴァーしていましたが、彼等がライブでこの曲を演奏する時にも ”Angus” コールは起こります。

そして、今度は勿体ぶらせて「Let There Be Rock」が始まりました。この曲にある様に、Rockが他の音楽より優れている所は、教養が要らないという事。楽譜なんて読めなくて良い。ギターなんて指を2本だけ動かせば良い。Rockは誰にでも出来ます。ただ、それを35年も続けて未だに世界の頂点に居続けられるのは、あの時代に生まれた彼等だけの特権ですけれどもね。

曲の終わりから、Angusのソロコーナーへと入っていきます。花道を進み、センターステージへと辿り着いたAngus。その間、リフを刻み続けています。会場の四方に向かってひたすら鬼の形相でファンサービスをした後、Angusを乗せたまませり上がるセンターステージ。近年のAngusは髪も少なくなったし、昔の様にこうしてソロコーナーがあるとはいえ見栄えはどうなんでしょう、と案じてはいました。しかし、この姿を目の前にして、この延々と繰り広げられるギターの音を前にして、何か言えるでしょうか。説明がつきません。これは、観た人にしか分かりません。



AC/DC 3



AC/DC 4



AC/DC 5



Angusのソロコーナーは、IRON MAIDENのライブでEddieが登場する時に似ています。IRON MAIDENのマスコットはEddieですが、AC/DCのマスコットはAngus自身。

オーディエンスに喝采を起こしたAngusがステージへと戻っていき、フィナーレへ。まばゆい照明の中、去って行く彼等。見事にやられた僕。この距離が、まだ遠い。

果敢にアンコールを求めるオーディエンスに応え、彼等は再びステージへ戻って来ました。そして、「Highway To Hell」。今更ですが、急逝したBonの後任に選ばれた直後、AC/DCを世界的成功へと導いたBrianというのは本当に凄い人なんだなと、この曲を聴きながらつくづく思いました。

長年待ちわびた楽しい時間も終わりが来た様です。ステージ上にはこちらもまたよく見かけるあの砲台が一列に並んで、「For Those About To Rock (We Salute You)」で荘厳なラストを迎えます。コーラスに合わせて砲台が火をあげ、これでもかというくらいの花火がステージから放たれます。

ステージ上の5人が見えなくなっても、彼等を讃え続けるオーディエンス。久し振りに、頭を使わなくて済むRock ‘N’ Rollのライブを観ました。こういう機会の度に痛感させられますが、これがあっての90年代や00年代だと思います。Alternativeとそれ以外、もしくは以前。互いがあるから、両方とも欠かせない。少なくとも僕にとってはそういうことになっています。

遂に、AC/DCのライブを観ました。今日から僕は、AC/DCのライブを観たと言えるんです。しかし、これ1回で済む訳が無い。ちなみに、来年の2月、いよいよこのツアーは彼等の母国Australiaに差し掛かります。Australiaは日本からの方が近いですし、とか言ってまた良からぬ事を考えてしまいます。

それと、日本にいる皆さん、いくらAC/DCが来日しないバンドの代表格とは言え、音楽界には僕が外国でライブを観るとその直後に来日してしまうというジンクスがあるので (前例にTHE WHO、PIXIES、U2、RAGE AGAINST THE MACHINE等があり) 是非、期待していてください。



Setlist

01. Rock N’ Roll Train
02. Hell Ain’t A Bad Place To Be
03. Back In Black
04. Big Jack
05. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
06. Shot Down In Flames
07. Tunderstruck
08. Black Ice
09. The Jack
10. Hells Bells
11. Shoot To Thrill
12. War Machine
13. Dog Eat Dog
14. Anything Goes
15. You Shock Me All Night Long
16. T.N.T.
17. Whole Lotta Rosie
18. Let There Be Rock
 Encore 1
19. Highway To Hell
20. For Those About To Rock (We Salute You)



AC/DC 6
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

CHICKENFOOT Live At Shepherds Bush Empire

2009.06.25 (2)


今日の昼間、Pure Grooveで行われた少年ナイフのインストアライブ。彼女達はMCでニューアルバム「Super Group」について説明をしていましたが、どういう縁か今まさに話題のスーパーグループであるCHICKENFOOTのライブを今夜、Shepherds Bush Empireで観る事に。

CHICKENFOOTはVAN HALENのSammy Hager、Michael Anthony、そして、Joe SatrianiとRED HOT CHILI PEPPERSのChad Smithという、何とも豪華な4人が集まって結成されたバンド。

事の発端は、JOURNEYのNeil Schon、Deen CastoronovoとSammy、Michaelという夢の様な組み合わせで結成されたPLANET USでした。しかし、結成の翌年、奇跡的にSammyがVAN HALENに復帰を遂げた為、スケジュールが合わなくなりPLANET UKは解消。残ったNeilは後にJOURNEYのヴォーカリストに就任する元YNGWIE MALMSTEEN’S RISING FORCEのJeff Scott Soto、WHITESNAKEのMarco Mendoza、STEVE VAIのサポートドラマーVirgil DonatiとSOUL SIRKUSを結成します。ちなみに、このSOUL SIRKUSのライブを4年前に観たのもここ、Shepherds Bush Empireでした。

しかし、悲しいかな、この両者の決定的な違いは、SOUL SIRKUSは残念ながら殆どオーディエンスが入っていなかったのに対し、CHICKENFOOTはチケットが即日ソールドアウトしてしまったという事でしょうか。

2年前、PATTI SMITHを観て以来、久し振りに来たShepherds Bush Empire。相変わらずステージが観にくい会場です。

今夜のオープニングアクトは何と、今年再結成したばかりのSKINが登場。しかも、まだ再結成後4回目のライブです。今夜はアコースティックセットでしたが、それでも嬉しい。

Neville MacDonald、Mike Gray、Andy Robbins、Dicki Fliszar、全員揃っています。地元だけあって、随分と歓迎されている様です。彼等がステージ上に用意された椅子に座りそれぞれが楽器を取ると、アコースティックギターで奏でる「Colourblind」が始まりました。

代表曲「Take Me Down To The River」、「House Of Love」が続きます。圧倒的な歌唱力を誇るNevilleのヴォーカルは今も健在。90年代British Hard Rockに於いてはTHUNDERのDanny Bowesと双璧を成していました。ちなみに、SKINとは逆にTHUNDERは今年、解散してしまうので非常に残念。

静かに聴かせる「Tripping」。そして、「Look But Don’t Touch」、「Tower Of Strength」ではコーラスでオーディエンスが一斉に歌います。まだこれだけの人がSKINというバンドを覚えているというのは素晴らしい。

6曲という短いライブでしたが、SKINを観る事が出来たのはラッキーでした。今度、お目にかかる時は、通常のバンドセットで観てみたいですね。



Setlist:

01. Colourblind
02. Take Me Down To The River
03. House Of Love
04. Tripping
05. Look But Don’t Touch
06. Tower Of Strength



Skin



そして、セットチェンジの後はいよいよCHICKENFOOTの出番です。Sammyのイメージカラーである、赤のマイクスタンドが用意されます。

中学生の頃からVAN HALENが好きでした。しかし、日本はおろかEnglandでも、本体はおろかメンバー誰1人、一度も目にした事がありませんでした。今夜、遂にそのうち2人に会う事が出来るんです。この時間、とても落ち着けません。

開演時間になり暗転し、歓声があがる中、赤い照明で照らされるステージ。まず、Chadが現れます。続いて、Joe。そして、SammyとAnthonyが揃って登場。本物だ。この瞬間を、何年待った事か。JoeとAnthonyはバンドのロゴが入った揃いのギター、ベースを持っています。

ChadがいかにもChadらしいリズムを刻み、デビューアルバム「Chickenfoot」から「Avenida Revolution」が始まりました。暗く、ヘヴィーな曲。かつて ”Voice Of America” と称されたSammyのヴォーカルも微塵も衰えていません。あれで61歳ですよ。生物学の常識を覆しています。



Sammy



Anthony



Joe



Chad



「Soap On A Rope」、「Sexy Little Thing」とMCを挟みつつテンポ良くライブは進みます。VAN HALEN時代と変わらず、SammyはMCでよく喋ります。「Oh Yeah」ではオーディエンスも一緒になって歌っていました。皆さん意外と予習して来ているんですね。

「Bitten By The Wolf」ではAnthonyがトレードマークであるJack Danielsの瓶の形をしたベースを持って登場。これがVAN HALENだったら、と思ってしまう僕。

Joeは以前G3で観た事がありますが、ソロギタリストとしてでは無くこうしてバンドで観ると随分印象が違います。誰よりも卓越した演奏技術を持っていると同時に、相手を立てる事を忘れません。

「Learning To Fail」、「Get It Up」と、そろそろVAN HALENの曲をやってくれないかな、と期待する僕と裏腹に、デビューアルバムの曲ばかりで進むライブ。どの曲も、VAN HALENやSammyのソロが頭の中で繋がる、実に彼等らしい曲です。向き合ってソロを執るJoeとAnthony、Chadのドラムに近寄るSammy。不思議な光景です。

続く「Turnin’ Left」ではSammyもトレードマークの赤いGibson Les Paulを持ってツインギターに。Ronnie Montrose、Eddie Van Halenという2人の歴史的ギタリストと一緒に活動していた彼。Joe相手にもひるむ事無く渋いソロを聴かせます。

MCで、これで今日は終わりだ、と告げ「Future In The Past」に入るバンド。圧倒的な曲、圧倒的な演奏。これらはまさに、あの4人でこそ成せる素晴らしい境地だとは思い知らされました。それでも、ごめんなさい、僕はVAN HALENの曲が聴きたいんです。そんな僕をよそに、演奏を終えると清々しい笑顔を見せて去っていく4人。

程無くしてアンコールに応え、戻ってくるSammy。 ”初めてLondonでライブをしたのは1973年の事だ” と話し始め、その時の曲を歌うと言って彼自身が演奏するスライドギターで始まったのはMONTROSEの「Bad Motor Scooter」。後追いファンにとってSammyというとVAN HALENでの活動ばかりに目が行くでしょうが、VAN HALEN加入前には既にMONTROSEとソロで充分に名声を得ていたのです。この曲では、Sammyが今度はGibson Explorerを持ち出して来てくれてファンサービス。

曲が終わり、立て続けにChadのドラムが何処かで聴いた事のあるリズムを刻み始めます。Joeのギターもまた、何処かで聴いた事のあるリフ。

その曲が何の曲か気付いた時には、これは冗談でイントロだけ演奏して別の曲に繋げるんだろう、と思っていました。しかし、イントロが終わってSammyが歌い出してしまいました。

その曲は何かと言うと、DEEP PURPLEの「Highway Star」。一体、何故。一気に興醒めです。オーディエンスも勘弁してくれといった感じに、引いていました。こんな光景を見るのは初めてで、面白くはありましたが。

しいて言えば、ChadはDEEP PURPLEマニアであり、JoeはDEEP PURPLEのギタリストを務めていた時もあったので、Chadが嬉しがってこの曲をカヴァーしようと提案した、と憶測することも出来ます。あと、この曲を歌ったIan Gillan本人は、還暦を迎えた頃にはもうこの曲はまともに歌えなくなっていましたが、今のSammyは全盛期のIanかそれ以上、歌えています。これは本当に凄い事です。

曲の終わり、ドラムセットを破壊し始めるChad。しかし、彼が投げたフロアタムが運悪くSammyに向かって落下。Sammyは避けきれずに当たってしまいました。唖然とするChad。しかし、何とも無かったかの様にChadに抱きつくSammy。焦りましたよ。

アンコールはこれで終了。結局、VAN HALENの曲は1曲もありませんでした。新しいバンドを組んだ彼等に対してそんな事を言うのは失礼かと思いますが、非常に残念でした。またすぐ戻ってくる、と言ったSammy。スーパーグループはすぐ解散する、という歌を、今日の昼に聴いたばかりです。

Sammyの事でしょうから、これからもまだ何年も歌い続ける事が出来るでしょう。それにしても、この先VAN HALENと名の付くバンドのライブを観る日が来るのでしょうか。そうでなくとも、せめてどんな形であれSammyとAnthonyがヴォーカルを分け合う「Dreams」や「Why Can’t This Be Love」を聴く日が来るのでしょうか。

そんな不安と、憧れのSammyを観る事が出来た感動に挟まれ、会場を出ました。

すると、会場から出てきていた人達がやけに騒いでいて、しかもテレビ局のカメラまでいます。一体何事かと思って眺めていたら、その中からテレビ局のインタビュアーがこちらに近づいて来ました。そして、マイクを向けた彼の口から告げられたのは、Michael Jacksonの死でした。

1日の終わりに訪れた、俄かには信じられないニュースに、CHICKENFOOTのライブがかすんでしまいました。まだ会場の中にいるVAN HALENのメンバー2人は、Michaelの死に際して何を思ったでしょうか。両者が共演した「Beat It」が頭の中でかかり続けていました。

次から次へと、何かが何かに呼ばれている様な、そんな日。本当に不思議な1日でした。



Setlist:

01. Avenida Revolution
02. Soap On A Rope
03. Sexy Little Thing
04. Oh Yeah
05. Bitten By The Wolf
06. Learnig To Fall
07. Get It Up
08. Turnin’ Left
09. Future In The Past
 Encore 1
10. Bad Motor Scooter
11. Highway Star



Chickenfoot
posted by Yoshitaka at 08:43| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

少年ナイフ Live At Pure Groove

2009.06.25


前回、Londonに来た時もそうだったのですが、何故かこちらで初めに観るライブは日本人のミュージシャン。

前回は28年振りにLondonでライブを行ったYELLOW MAGIC ORCHESTRA。そして今回は、16年振りのU.K.ツアーでこちらに来ている少年ナイフ。今日、FarringdonにあるPure Grooveというレコードショップでインストアライブを行うというので観に行きました。



Shonen Knife 1


London公演は2日間ともソールドアウトで、追加公演も発表されました。あのKurt Cobainが少年ナイフのファンだということで、Kurt自らが誘い少年ナイフとNIRVANAが一緒にEuropeツアーをする事になったというエピソードはあまりに有名。北米ではよくライブをしていますが、Europeでは久し振りなんですね。

少年ナイフのライブは2度目。彼女達の地元大阪、Summer Sonic 2005で観た事があります。

会場のレコードショップはFarringdonにある有名なクラブFabricのすぐ近く、通りに面した開放的な店。Fabricへはよく行きました。明け方まで遊んで、ゾンビの様になってここら辺を歩いて帰ったものです。


Shonen Knife 2



この店はカフェと一体となっていて、コーヒーを飲みながらレコードを眺める事が出来ます。



Shonen Knife 3



中に入ると彼女達が既にサウンドチェックをしていました。すると、みるみるうちに人が入ってきて、身動きが取れない状況に。まだ昼の1時だったので、店の外を通る人達も興味ありげに覗いていきます。こんなに人を集められるなんて、少年ナイフ、凄い。



Shonen Knife 4



開演時間になり、揃いの衣装を着た3人がステージに現れます。凄い歓声。「バナナチップス」が始まりました。直子さんのギターはいつもとは違いSteinbarker。抜けの良いパンキッシュなサウンドが、晴れた昼の空気とよく合って気持ちが良い。

曲が終わり、MCではニューアルバム「Super Group」について話していました。スーパーグループは既に成功しているミュージシャン達が集まっているから、エゴだらけですぐに解散してしまう、と。今夜、この後Shepherds Bush Empireでまさに今、話題のスーパーグループであるCHICKENFOOTのライブを観る僕にとっては、何とも皮肉に聞こえました。

そんな訳でニューアルバムから「Super Group」を演奏し、「Ramones Forever」、そして、「Barnacle」。イギリス人相手にふじつぼの歌とか、面白いんだろうなと思って観ていました。MCでも常に笑いを誘っていましたし、こういうことは実に日本人らしくて素敵。こちらの人には真似出来ませんしね。

3人でニューアルバムのアートワークにあるピラミッドのポーズを決めて「Pyramid Power」、そして、いつもの「ロケットに乗って」でライブは終了。

ライブ後はサイン会になっていて、僕もサインをもらってきました。29日にBroomsbury Bowling Laneである追加公演には、友人のDJも出演するので僕も観に行きます。

こちらに来てすぐさま、日本の外で頑張っている日本人を見せつけられた日でした。

この後、夜はShepherds Bush Empireへと向かいます。



Setlist:

01. バナナチップス
02. Super Group
03. Ramones Forever
04. Barnacle
05. Pyramid Power
06. ロケットに乗って



Shonen Knife 5



Shonen Knife 6
posted by Yoshitaka at 07:37| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

かっちゃんがTAHITI 80と対バンしたので観に行ったよ

London時代の親友、ドラマーのかっちゃんのバンド、HANJIROがHoxnton Square Bar And Kitchenでライブをするというので観に行きました。対バンは、何とTAHITI 80。。。

かっちゃん、いつの間にそんなに出世したんだい。

今日は高校のときからの付き合いで同時期にEnglandへと移住したもう1人の親友、コケコ氏を連れて行きました。彼とも長い付き合いですよ本当。彼と僕はこちらでいくつか同じライブを観に行くのですが、どのライブも互いに行く日がずれてしまっています。せめて「Parklife」くらい一緒に聴きたかったねえ。

早く着いてしまったので、Hoxton Squareの近くのフライドチキン屋で食事をしていると、何とそこでバイト時代に一緒だった、レーベルDatablenderの主催DJ2人に偶然遭遇。あまりの偶然にお互い驚きました。特に向こうは、まさか僕がこちらに来ているとは思っていなかったでしょうからね。

犬も歩けばミュージシャンに当たる状態。多いなあ。


さて、1年振りに観たHANJIROは、何かもう異次元に到達していました。クラムボンがShoegazerを始めた様なバンド、と初めて観た時は思いましたが、今や完全に独自の境地に達しています。どんな環境でライブをしても、確実にオーディエンスを掌握してしまう、圧倒的な演奏。

ただただ、観入ってしまっていました。

近頃、誰々がデビューしたとか、誰々がどこのフェスに出場するとか、誰々が大物と対バンするとか、そんな話が多く聞こえてきます。めでたい事ですが、焦らせるんじゃねえよぅ。



Hanjiro 1



Hanjiro 2



Hanjiro 3



で、その後に観たTAHITI 80でしたが、今回はアコースティックライブ。

何というか、HANJIROがあまりに凄かったので、TAHITI 80の演奏が全然耳に入りませんでした。別に嫌いでは無いし、懐かしい「Puzzle」の曲とかもやってくれたので嬉しかったんですが。さすがのTAHITI 80も相手が悪かった、という訳で。別に友人を贔屓している訳ではありませんが。



Tahiti 80



パソコン持ってきたんですが、インターネットにつなげられないのであまり更新出来ていませんが、毎日忙しくやっています。

日本に帰るまで、のんびり過ごして今後について考えようと思っていましたが、Europe一の大都市でのんびり出来る訳ねえだろう、っていう、ね。
posted by Yoshitaka at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。