2007年03月31日

I Can't Complain

Teenage Cancer Trust 2007最終日。いよいよTHE WHOの登場です。

2002年から始まったこのイベントには、これまでPAUL WELLER、THE CURE、OASIS、RICHARD ASHCROFT、COLDPLAY等、British Rockの系譜を辿る様に各時代のEnglandを代表するアーティストが参加してきました。この洗練された無駄の無い豪華さも、THE WHOという首領格のバンドだからこそ成せる業。

つい2週間前の事でした。Roger Daltreyが体調不良を訴え、北米ツアーが延期になりました。あまり時間も経っていないので不安でしたが、幸いにも今夜のライブには支障をきたさなかった様です。

THE WHOです。6回目です。観るのが何回目であろうと、楽しみで仕方がありません。

THE WHOに捧げる僕の想いはこれまで何度も書いてきたので、今日はなるべく割愛する方向でいきます。

この国にいてRockが好きで、THE WHOを観ないでどうする。過去40年間ただの1度だけしか来日しなかったこのバンド、この国にいれば何度も観るチャンスが訪れます。

よく友人にTHE WHOのライブが如何に素晴らしいかという話をすると、決まって返って来るのが ”何だか微妙そう” という言葉。

罰当たり共が。それならば死ぬまで観るな。

さて、約8ヶ月振りのTHE WHOのライブ。昨年はLondonとLeedsでそれぞれ、Hyde Park Calling 2007、Wireless Festival Leeds 2007のヘッドライナーとして彼等のライブを観ました。丁度ニューアルバム「Endless Wire」を発表する少し前の事で、Leeds公演ではその発表に先がけてアルバム中のオペラ「Wire And Glass」を全編披露。何よりあの名ライブアルバム「Live At Leeds」が収録されたのと同じ街でTHE WHOを観たということは何物にも代え難い体験でした。

今年、本格的にワールドツアーを行っているTHE WHO。来日公演も噂されていますが、関係者からは何とも言えない近況を耳にします。多分これも公に言ってはならない事なので伏せますが、 ”とある課題” をクリアしないと、本人達の希望に沿う形での来日公演は難しいとの事。ちなみに、THE ROLLING STONESはいつもこの ”とある課題” を完全に無視して来日公演を行っています。

Royal Albert Hallで2度目のTHE WHOを観たのは、丁度3年前のTeenage Cancer Trust 2004でした。当時はホームステイしていた身で、もちろん今の様に収入も泣く、食費を削ってライブに行くというけなげなのか馬鹿なのかよく分からない生活をしていました。夢にまで見たTHE WHOのライブ。日本の皆さんごめんなさい。僕は19歳にしてそれを叶えてしまいました。

もとい、THE WHOのライブを何とかして観たいと願っていた19歳の少年がどれだけいたのかは知りませんが。

さて、THE WHOのライブが始まります。いつもの様に、生き残った2人、Roger Daltrey、Pete Townshendが登場します。赤いFender Stratocaster、今のPeteのメインギターです。

「I Can’t Explain」が始まりました。近年のライブのオープニングは、必ずこの曲か「Who Are You」に固定されています。

相変わらずアグレッシヴなギターを聴かせるPete。あれだけ鋭い動きをする61歳が、世界中でどれだけいるのでしょうか。何度観ても本当にかっこいい。世界には星の数程素晴らしいギタリストがいますが、Keith RichardsとこのPeteはあらゆるジャンルを超越してギターを志す全ての人に観てもらいたいギタリストですね。

THE WHOのライブは、そのオーディエンスも圧巻です。かつて彼等に閉塞感や未来に対する不安を代弁してもらった、白髪やもう髪の毛が無くなってしまった50代、60代の人達がモッズのジャケットを身に纏い、一斉にモッズコールを上げるあの会場の雰囲気は、唯一無二。もちろん、未だに映画「Quadrophenia」の様に改造したバイクで隊列を組んでライブ会場に乗り付けるコアなファン達も健在です。

そして、昨年からセットリストに加わった名曲、「The Seeker」。もう彼等はこの曲を演奏しないのかと思っていた頃に披露されただけあって、驚いたと共に感動したのをよく覚えています。

そう、とにかくTHE WHOのライブを観に行くといつも、不可解なまでの感動に襲われてしまうのです。

僕には感動するとすぐ泣いてしまうという男らしさの欠片も無い所があってですね、これまでもMETALLICAやBOB DYLAN等のライブで不覚の涙を見せてきました。今夜もこの「The Seeker」のイントロが始まり、バックのモニターにKeith Moonの顔が映し出された途端、何故か涙が止まらなくなってしまい、隣の人に気付かれない様に必死でした。

続いて、「Who Are You」が始まります。シンセサイザーとギターの象徴的なイントロ。僕が3年前に初めて観たTHE WHOのライブはこの曲がオープニングでした。この曲を生で聴いて、THE WHOというバンドがどういうバンドなのか分かった気がしました。時には愛くるしく思えるまでにキャッチーなメロディーを、暴虐の限りを尽くして演奏する。その破壊活動を一手に担っていたのはもちろん今は亡きドラマーのKeithで、今のTHE WHOにはその魅力が欠けているのは当然の事。しかし、Peteのプレイは未だに危なく映ります。

エレクトリックギターの ”使い方” という点に於いて、Peteの右に出るギタリストはいないでしょう。僕はいつもそう思います。

「Behind Blue Eyes」、そして一度聴いたら忘れられないあのシンセサイザーのイントロに導かれて、「Baba O’riley」が始まります。勇壮に歌うRoger。何度聴いても歌詞が胸に来ます。「Behind Blue Eyes」はLIMPBIZKITが、「Baba O’riley」はPEARL JAMがカヴァーしたヴァージョンが有名です。その他にも、RUSH、VAN HALEN、PHISH等様々なバンドが彼等の楽曲をカヴァーしている様に、とりわけ北米のバンドに影響を与えたというのがTHE WHOの特徴とも言えます。

今日は珍しく2004年以来セットリストから外れていた「Eminent Front」を聴く事が出来ました。Peteがヴォーカルを務めるこの曲。彼は歌声も素敵です。

そして、短いMCを挟み、ニューアルバム「Endless Wire」から「A Man In A Purple Dress」、「Black Window’s Eyes」が続けて演奏された後に、こちらも2004年以来の曲となる「You Better You Bet」。この曲は個人的にもかなり好きな曲なので、嬉しかったです。人気のあるこの「Eminent Front」や「You Better You Bet」は、実はKeith亡き後、後任のKenney Jones在籍時に発表された曲なんですよね。定番曲は全てオリジナルメンバーの4人が揃っていた時に作られたものと思われがちですが。

いつもはPeteが ”Lovely” とか ”Piss off” とか叫んで始まる「My Generation」ですが、今日は唐突に始まりました。

この曲を聴いていつも思うのが、 ”I wish I die before I get old” と歌ったRogerが今や60歳を越えてしまっているという事実。火曜日のPaul Wellerもまた然り。とにかく、間違えて貰っては困るのが、本当に若くして死ぬ事が意味のある事では無い、という事。そのくらい、毎日ありとあらゆる生きる意味を孕ませて生きていく事が必要だと、彼等は説いた訳ですから。

そんな訳で、何だかおかしかったです。しかし、この曲の後半、「Cry If You Want」を間に挟みつつ壮絶なインプロヴィゼーションが展開される事に。

かつてこのバンドには、John EntwistleというRock史上恐らく3本の指に入るであろうベーシストがいました。彼は本来リズム楽器であったベースも、充分リード楽器になり得るという事を世に知らしめ、Rock創成期にして既に革命を起こしてしまっていました。しかし、2002年、惜しまれながらJohnは他界。THE WHOは遂に2人だけになってしまったのでした。あと2年早ければ、JohnのいるTHE WHOが観られたのに。あのベースが聴けたのに。

ソロを担っていたJohn亡き今、インプロヴィゼーションはPeteが一手に引き受けなくてはならなくなり、今までのTHE WHOには無かったギターの演奏スタイルがここへ来て出来上がってしまいました。今のTHE WHO、今のPeteが凄いと僕が言う根拠はここです。

そして、まだそのフィードバックが止まないうちから始まった「Won’t Get Fooled Again」でも、更にインプロヴィゼーションが。ここまで長い時間インプロヴィゼーションをするTHE WHOを観るのは初めてでした。

本編はここで終了。いつものTHE WHOに比べると、短いセットリストです。ツアー中とは言え他の場所のライブとは趣旨も違うので仕方ないのかも知れませんが。

アンコール、青い格子が映し出されると歓声が上がります。「Pinball Wizard」の幻想的なイントロが始まります。

「Tommy」です。

終章の「See Me Feel Me」まで、圧倒的な彼等の世界に支配されます。何度聴いても、というか2人だけでよくもここまで、再現出来るものだなと感心させられます。もちろん、THE BEATLESのドラマーRingo Starrの息子、Zak Starkey、Johnが亡くなった僅か2日後にTHE WHOのサポートメンバーとしてステージに立った名ベーシスト、Pino Palladino、元THE JAMのベーシストBruce Foxtonと共に結成したCASBAH CLUBではフロントを務めるPeteの弟、Simon Townshend、長い間THE WHOのサポートメンバーとして欠かせない存在であり続けたキーボディスト、John Bundrickという素晴らしいサポートメンバー達を従えている事も特筆すべき点ではありますが。

「Tommy」が披露されたという事で、今日はこれで終わり、と思っていたのですが、RogerとPeteだけがステージに残り、Peteのアコースティックギターに載せてRogerが「Tea And Theatre」を歌い出しました。

歌詞の内容も相成って、素敵な終わり方の演出だったように思います。

今回は、「The Kids Are Alright」、「Substitute」、「Love Reign O’er Me」等の代表曲がセットリストから抜けていました。THE WHO程のバンドになれば、1回のライブで演奏しきれない程の代表曲を抱えてしまうのは仕方が無い事でしょう。

欲を言えば、もう1度、「Quadrophenia」の完全再現をやって欲しいです。「Tommy」はダイジェスト版ながら毎回ライブで披露してくれるのですが、「Quadrophenia」からは「Sea And Sand」、「Drowned」等の曲が単体で演奏されるに留まっています。

キャリアを通して4作のオペラを発表している彼等ですが、個人的にとりわけ「Quadrophenia」に思い入れがあるのです。それこそ「Quadrophenia」は涙無しでは聴けません。あの作品の中では、音楽の表現力が人の理解を超えてしまっています。

今回も衰えを見せる事無く、新鮮な感動を与えてくれたTHE WHO。本当に、いつまでもこのバンドを慕っていきたくなります。何度もライブを観に来たくなってしいます。

取り敢えず、この夏のU.K.ツアーでは既に7、8回目のTHE WHOのライブを観に行く事が決定しているので、今から楽しみです。



I Can't Complain
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月30日

ライブしました

取り敢えず、まだ今年2回目のライブですが、しました。

今回もまた南の方でした。Nunheadとかいう、随分人気の無い所。

The Ivy Houseという名前の、パブの奥がライブをする空間になっているというよくあるパターンの会場。

着いて驚きました。広いんです。The UnderworldよりもMean Fiddlerよりも、断然広い。名古屋で言ったらDiamond Hall、福岡で言ったらDrum Logos、東京で言ったらShibuya Axくらいの広さ。

しかも、トリのバンドが出られなくなったか何かでとにかく僕達がトリにさせられ、時間稼ぎの為に書きかけの新曲 (というかその曲の存在自体僕はその時まで知りませんでしたけれども) をその場でリハーサル。ヴォーカルがいつに無く落ち着きを無くしているのが例によって可笑しくて、かく言う僕も少しばかり緊張してきて、取り敢えずGuinessを飲んだりスヌーカーをしたりして待ちました。

まあこの国ですから仕方の無い事ですが、時間が後へ後へと先送りにされて結局1時間30分遅れでステージへ。

取り敢えず大学の仲間と、いつものイタリア人連中を呼んで人数を稼ごうとか言っていましたが、それでは到底人数稼ぐには及ばない広さの会場。Londonの南という土地柄、かなり危なげな人達も多いし、そうでなくとも知らない人ばかり。

その頃になるともう結構いい感じに酒が利いていて、前のバンドが終わる間際にオーディエンスから女の子がステージに上がってまた何か演奏し始めたので、あーまた時間が延びるよとか思って ”降りろこのTxxx” とか叫びかけてドラマーに取り押さえられるし、ヴォーカルはオーナーと一緒に草を吸っていて始まる前に何だかリラックスしているしで、みんな適当。

ライブの方ですが、よく覚えていません。前回よりは巧くやれたのでは、という感じ。

ひとたび客観的になると、悪いところばかりが気になって嫌になります。が、取り敢えず今はこのバンドを続けながら自分のやりたい事の輪郭を整えていかないと。

前にも書きましたが、僕の場合、何でも抵抗無く聴いてしまう広い嗜好性が逆に僕を苦しめてしまっています。

取り敢えず、今度はなるべく中心の方でライブします。

Pablo、あんた写真撮るの巧いよ。

40年程前、PINK FLOYDがここでライブをしたそうなのでちょっとそれに託けて、Tシャツも。



Live Shimashita
posted by Yoshitaka at 10:46| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月27日

Don't Look Back In Brother

まず始めに、OASISと僕について少し。

僕にとってOASISとは、特に何でもないバンドです。

高校1年生くらいまでは、救世主かと思っていました。高校3年生の時に来日公演で初めて彼等のライブを観て、嫌いになりました。2度と観ないと誓いました。

そのライブとは、2002年の福岡公演の事です。何が起こったかなんて、今更説明する必要も無いでしょう。

その後、高校を卒業した僕はEnglandへ。2005年、久し振りにツアーに出たOASIS。当時Londonに住んでいた日本人の友人達は徒党を組んでManchesterへ。僕は全く意に介せず。

その年の夏、Summer Sonic 2005。1日目の終わり、WEEZERを観た後、THE BLACK CROWESを観る予定が不可抗力によりOASISを観る事に。そのライブを観た後で、少し見直しました。ちなみに、その時僕の横には3年前福岡で一緒に悪夢を見た友人がいました。

褒めようと思えば取り敢えずは褒められるし、けなそうと思えばいくらでもけなせられる、そんなバンドです。

今日はそのOASISの馬鹿兄弟の兄、NOEL GALLAGHERのライブを観に行きました。

会場はRoyal Albert Hall。毎年この時期に行われるチャリティーライブ、Teenage Cancer Trustの一環として行われる今回の彼のソロライブ。週末の最終日には主催者であるTHE WHOのライブも控えています。もちろんそちらも行きますよ。ていうか今日はその前座に過ぎません。

今日のオープニングアクトは、THE CORAL。3年前もこの会場で行われたTeenage Cancer Trust 2004にてTHE WHOのオープニングアクトとして彼等を観ました。U.K.のバンドの中でもとりわけ好きなバンドの1つです。シーンの中に於いてもその後登場したTHE ZUTONSと共に、Liverpoolサウンドの看板的な役割を果たしています。

今回NOEL GALLAGHERがアコースティックライブを行うのに合わせて、今夜は彼等もアコースティックライブ。オープニングから「In The Morning」、「Goodbye」、そして「Dreaming Of You」と定番曲を次々と冒頭に持って来て、オーディエンスも満足の様子。彼等自信久し振りとなる今夜のライブ。既に世に出された楽曲達がひとたびアコースティックのアレンジになると、曲の骨格を成す部分が顕になり、いかに優れた作曲が為されたかがよく分かります。このTHE CORALはその演奏能力、アンサンブルはもちろんの事、とにかくメロディーのセンスが素晴らしい。LondonやManchesterのバンド達とはまた違う、Liverpool独自のサウンド。シーンと距離を置いて、マイペースに何処か懐かしい音を奏でる、そんなLiverpoolのバンド達が好きです。

今夜は現在レコーディング中のニューアルバムに収録予定の新曲、「Who’s Going To Find Me?」も披露されました。言葉少なにステージを進め、一言だけオーディエンスに挨拶をして去って行った彼等。昔の日本人に通じる、気難しそうな印象に共感が持てます。相変わらず素晴らしいライブでした。今度は単独公演も観てみようと思います。



Don't Look Back In Brother 01



さて、今夜の主役、Noel Gallagherの登場です。地味なスーツを着て、そして、予定通りOASISからGem Archerをサポートメンバーとして連れて現われました。

オーラなのか、何なのか。取り敢えず登場しただけでオーディエンスの反応が凄い。こちらに住んでいる人は知っている事でしょうが、OASISを嫌うイギリス人は実に多いのです。僕もこれまで、OASISが好きだというイギリス人に一度も会った事がありません。ですから、何処にこんなにたくさんのファンがいたのかと当たり前の事なのに不思議な感覚に襲われました。

おもむろに椅子に座り、アコースティックギターを抱え、歌いだしたNoel。「(It’s Good) To Be Free」、「Whatever」のカップリング曲です。いきなりレアな選曲。しかもアコースティックで、Noelの歌で聴くこの歌は素晴らしい。そして、「Talk Tonight」、「Fade Away」と名カップリング曲、つまり裏ベストアルバム的な位置付けで名盤になってしまっている「The Masterplan」収録曲が続きます。

曲の間、またいつもの調子でよく聞き取れない喋り方で話しかけるNoel。弟Liam Gallagherがこの場に来なかったいきさつを話していました。その後も「Cast No Shadow」、「Half The World Away」と初期の曲が続き、そこで唯一「Don’t Believe The Truth」から「The Importance Of Being Idle」が演奏されました。

ここで、Noelの隣に椅子とアコースティックギターがもう1つずつ、置かれました。

Noelが ”As you expected.” と含みを持たせて、登場したのは何とPaul Weller。彼の姿を拝めるのは今年2度目。

生まれ変わったら、あの声に生まれたい。Englandの精神を貫き続ける、数少ないミュージシャンの1人です。彼は今年で50歳。昔は確か、30歳を越えた人の言う事には耳を貸すなと民衆に説いていた気がしますが、気にしない。

2人でデュエットしたのは、THE JAMの「The Butterfly Collector」。1977年というのはもう30年前らしいです。この曲を聴きながらそれに気付きました。SEX PISTOLSやTHE JAMはもう30年前のバンドらしいです。

そして続いては、何故かTHE BEATLESの「All You Need Is Love」。Noelが丁寧に「She Loves You」のコーラスまで付けて。この2人で、こんなベタな曲をカヴァーされても・・・。ここは何としても「That’s Entertainment」をやって欲しかったです。

Paulが去った後、もう1つのサプライズが。何と封じられたアルバム「Be Here Now」から「Don’t Go Away」が披露されたのです。本人達が嫌っている関係で、ライブでは全くと言っていい程演奏されない「Be Here Now」収録の曲が、何気無く披露されていました。

好きでもない癖に詳しいなとか思われそうですが、好きとか嫌いとかの問題では無く僕の世代にとってOASISはRockの教科書みたいな存在であった訳で、当時誰の家に行ってもOASISのアルバムは当たり前の様にあったような気がします。高校の部室でも部長が好きでよく掛けられていましたし。だから覚えてしまっているんですね。

ちなみに僕は、「Be Here Now」が結構好きです。

後半、ストリングスを迎えて少し荘厳な雰囲気を加味してステージは進み、「Listen Up」、「Sad Song」、そして幻想的な「Wonderwall」へと繋がれ、あくまで初期の曲で構成された形になりました。従って、「Standing On The Shoulder Of The Giants」、「Heathen Chemistry」収録の曲は演奏されませんでした。

本編は「Slide Away」で締め括られました。Noelの演奏と歌に没頭する姿に、何も感じるものが無いと言えば嘘になります。Liamはどうなのかというのを抜きにして、彼の歌声と、生まれたままの姿に今再び戻された名曲達にはやはり、好みを超越して訴えかける何かがある様に思えて仕方がありません。

そして、彼がアコースティックギターを持って1人でステージにいる姿は、まさにあの5年前の福岡でのOASISのライブを僕に思い出させます。

「Morning Glory」を歌い終えたLiamが、マイクを投げて退場。しばしの中断の後、Noel1人がステージに戻り、アコースティックギター1本で歌い出したのでした。OASISマニアの日本人に会ってその話をするとよく羨ましがられましたが、当事者としては非常に不愉快。でも確かに、Noelが歌うTHE VERVEの「Bittersweet Symphony」なんてこの先もう聴く事の出来ないものだったかも知れないですけれどもね。

しかも、福岡ではその更に2年前にも同じ事件が起こっていて、オーディエンスも落胆しきっていました。本当に、悪い手本を見せられたなと思ったものでした。

それを何とか持ち直したSummer Sonic 2005でのライブ。不覚にも少し感動してしまったりもして。

アンコールに応えて再び登場したNoel。 ”Is anybody from Manchester?” とオーディエンスに聞き、次の曲はManchesterから来てくれた人達だけに捧げる、と言って始めたのは何とTHE SMITHSの「There Is A Light That Never Goes Out」。先日見たNINE INCH NAILSもJOY DIVISIONの「Dead Souls」をカヴァーしていましたし、今年はどうやらManchesterにまつわる事が多そうな予感がします。そう言えばまだManchesterへは行った事がありません。音楽を志す者として、Haciendaには何としても行かなければなりません。

そして、約束の「Don’t Look Back In Anger」。いつもの様に合唱するオーディエンス。

ここで、僕は頭の中でシミュレーションをしてみる事にしました。
OASISはもう何年も前に解散し、久し振りに公衆の場に現われたNoelが1人でOASISの曲を歌う。それは実に久し振りの事で、して欲しくない、でもやはり聴きたい、そんな思いが交錯する中で、「Wonderwall」が、「Slide Away」がNoel自身によって歌われる。もしこの場にLiamがいれば・・・。でも、彼等はもうとうの昔に解散してしまった。解散する前にライブで観た彼等の姿が脳裏に蘇る。遠い夏、大阪で観たOASIS。

1人で馬鹿の一つ覚えみたいに感傷的になっているのも知らないで、Noelがいつ止むのかも知れない拍手に応え、仕方ない、という感じにもう1曲。

「Married With Children」。信じられません。

普段OASISのライブではなかなか演奏されない隠れた名曲達がこれでもかと披露された夜でした。正直な感想、OASISのライブよりも感動してしまいました。Liamには申し訳ありませんが。

前もこんな事を言ったかも知れませんね。

OASISは素晴らしいバンドです。これからも僕は、愛と憎しみを持って慕い続けるでしょう。

それでも、RADIOHEADの足元にも及びませんがね。



Don't Look Back In Brother 02
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(10) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

日曜日

バスに乗り、Waterlooからテムズ川を渡り、Aldwychで降ります。

Covent Gardenに向かう途中のカフェで、生ハムとモッツァレラチーズのパニーニを買います。

Royal Opera Houseの横を通り、ストリートミュージシャンの奏でる音楽が行き交う広場を抜け、Leicester Squareにあるスタジオに向かいます。

これが、毎週日曜日の僕。

1日でもいいから、何もしない日が欲しいと願っていたら、数日前予期せぬ事が起こって年が明けて初めて何もしなくていい日が出来ました。その1日の長かった事。

唯一の休みである日曜日の昼間にスタジオで練習というのは痛いです。自分を見失うには恰好の生活です、と書いた方がLondonに住んでいる日本人らしいかも知れませんが、実際何とか楽しくやっています。

今週の水曜日ライブします。僕は知らなかったのですがIvy HouseというかつてTHE ROLLING STONESやPINK FLOYDがライブをした事もあるヴェニューでやるそうなのです。という訳でかなり昔の話ですが・・・。結構広いところらしいんです。ヴォーカルがえらく慎重になっているのが可笑しくて、茶化してばかりいました。

数日前、ギタリストが1人いなくなりました。みんなはえらく困惑していましたが、僕は別に何も。邪魔な音が少し減っただけの事。

そういえば、DEFTONESに続いて楽しみにしていたINCUBUSもツアーが延期になりました。実際NINE INCH NAILSもLondon公演直前のBirmingham公演をキャンセルしていたのでどうなるか分からなかったんです。北米でもTOOLとTHE WHOがツアーを延期し、RED HOT CHILI PEPPERSの来日も延期になっています。皆さんどうか体調には気を付けてください。あなた達はバンドというか企業なんですから。

今日は家に帰ってくると、日本から観光に来られている同居人の親御さんがいらしていました。

こちらの日本人の友人の親御さんには何度もお会いました。小さな頃から、何故か友人の親御さんに気に入られるという性質を持ち合わせています。その癖、当の僕の両親は僕の交流関係を殆ど知りません。こちらにも母親が一度、仕事で来ただけ。

何だか羨ましく思ってしまいました。

JOY DIVISIONでも聴いて寝ます。
posted by Yoshitaka at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月23日

METALLICA、コステロ、GWEN姐さん

一体いつまでレコーディングをサボるのか知りませんが、今年もツアーに出ると発表したMETALLICA。

昨年はEuropeと日本でフェスティヴァル巡りを敢行して、韓国ではTOOLをオープニングアクトにしたりもして、しかもそのツアーの内容はと言うと、「Master Of Puppets」発表20周年を記念して同アルバム全曲演奏。ファンの願いをこれでもかと叶えてくれた昨年の彼等は男の中の男。

特にDownload Festival 2006では、2年前に同じ場所、Download Festival 2004にてLars Urlichが急病で出られなくなり、SLAYERのDave LoMbardoやSLIPKNOTのJoey Jordisonが代役を務めるも何だか今一つのライブになってしまった過去があっただけに、勿体ぶらせてLarsが登場するなり10万人のオーディエンスが吼えた吼えた。

もちろん僕も、2004年と2006年とその両方にあの場所にいた訳で、感慨もひとしお。

しかし、ここまで来ると、何でここまでMETALLICAというバンドを愛し続けるのか自分でもよく分かりません。

メンバーなんて一歩間違えたらマタギ、アラブの石油王、ちびっこマフィアだし、アラブの石油王は20年経ってもギターソロでよく間違えるし、いい加減人間のベーシストを入れて欲しいし、「St. Anger」は史上最低のアルバムだし、ニューアルバムなんて全然期待して無いし・・・。

何かその不完全さというか、人間臭さに惚れたのでしょうね。きっと。

さて、今年もまたEurope各国のフェスティヴァルでヘッドライナーを務めて廻る様子の彼等ですが、そんな中、London単独公演が発表されました。

会場は、Wembley Stadium。キャパシティー約8万人。MUSEがやった後、すぐさまMETALLICAです。

今が1988年ならまだしも、この2007年にフェスティヴァルでもありゃしないのに8万人ものオーディエンスを集められるメタルバンドが何処にいますかね。メタルですよ、メ・タ・ル。

今年はどんなセットリストを用意してくれているのかは知りませんが、彼等には期待以上のものを頂戴した事もあり、逆に期待を裏切られた事もあり。始まってみないと分かりません。

取り敢えず、「Fight Fire With Fire」とか、「Ride The Lightning」とか、ああもう「Ride The Lightning」全曲やっちゃえばいいじゃない。

そうそう、昨年はMETALLICAをサマソニでも観ましたが、日本のフェスティヴァルの何が凄いって、フェスティヴァルでもゴミの分別とかやっちゃうところです。マジ有り得ない。てかフェスっていうか万博みたい。

これは丁度そのDownload Festival 2006のMETALLICA登場前の映像なのですが、Download Festivalに限らずこちらのフェスティヴァルはこれが当たり前の光景。夕暮れの空を飛び交う無数のペットボトル。ボケーっとしてると必ず頭に当たるし、そしたらムカついて負けじと投げるし、気に食わないバンドが出たら集中砲火が浴びせられるし(あの時はFUNERAL FOR A FRIENDが思いっきり喰らってたな)、だからこれが無いとちょっと退屈。





サマソニのライブ映像です。4年前の国立代々木競技場もそうでしたが、何でMETALLICAが日本に来てくれるかが分かる気がします。「Master Of Puppets」から20年という事は、初来日から20年という事ですし。






ELVIS COSTELLOも来ます。昨年から人知れず密かに始まったTower Of London Festivalに出演との事。昨年僕はこのフェスティヴァルでJEFF BECKを観ました。彼のライブを観続けて4回目にして初めて不滅のギターアンセム「'Cause We've Ended As Lovers」が聴けて感無量でした。






そして、そしてですね、GWEN STEFANIが遂にU.K.ツアーを発表しました。何気に今一番ライブが観たいアーティストかも知れません。これは楽しみ。これでサマソニに行く必要が無くなりました。多分。

彼女が原宿に興味を持ってくれたお陰で、素敵な出会いに巡り会う事が出来ました。いつか会ってその事をGWENに話してみたいです。





かっこいい・・・。

しかし、この3組だけ見ても、僕の好きな音楽というのはどうも一貫性が無いですな。
posted by Yoshitaka at 21:36| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月20日

スマパン上陸

3組中2組当てました。ほめてほめて。

Reading Festival 2007のヘッドライナーを務めるのは、RED HOT CHILI PEPPERS、THE SMASHING PUMPKINS、そして、れ、れ、れ、RAZORLIGHT・・・。

RAGE AGAINST THE MACHINEが来てくれると思ったんですけれどもね。RAZORLIGHTは昨年THE WHOのオープニングアクトで観ましたが (ていうか酔っ払って寝てましたよね?)、とてもヘッドライナーを務められるバンドではありません。しかも、以下ラインナップにはNINE INCH NAILSの名前が・・・。NINを差し置いて、よくもまあ。

しかしここまで来ればレコード会社の思案が絡んでいるのが丸分かり。そう考えたらGerard君にも同情。売りに出したつもりが、潰しにかかってしまうという悲劇。

しかしこのReading Festival、実は今まで一度も行けず仕舞いだったりするんですよね。理由は色々ありますが、出演するバンドに観た事あるバンドが結構いたり、8月の後半という事もあって、それまでに毎シーズン大体2、3個フェスティヴァルに行った後で体力的にきつかったりするんですよ。

あ、あと、元BLINK-182の皆さんが出揃うみたいですね。1度でいいから行っておくべきかなあ。でも今年は、スケジュール的にどこか別の場所にいそうな気が・・・。例えば、タイとか。あ、いや、独り言です。



そしてそして、Hyde Park Calling 2007。2日間のうち2日目のヘッドライナー、AEROSMITHだけが先に発表されて、1日目のヘッドライナーの発表が異様に遅れていましたが、こちらも今日発表になりました。


PETER GABRIEL。


・・・。

あんた、引退したんじゃなかったのか。

3年前のワールドツアーでLondonに来たとき、チケットも高いし、次に来た時でいいやと見送った後で実はそれが現役引退ツアーだと知り枕で涙を濡らしたのが昨日の事の様。GENESISの再結成にも当たり前の様に不参加で、ああ、この人はやっぱり隠居してるんだと思った矢先。

ベーシストは、また元KING CRIMSONのあの人でお願いします。

ここ3年で、長い間観たいと想い焦がれていたバンド、アーティストを観尽くした様な気がしていましたが、後から後から出てくるじゃねえか、ジジイ共。

しかし、昨年のROGER WATERS、THE WHOの組み合わせといい、今年のPETER GABRIEL、AEROSMITHの組み合わせといい、Progressive Rock、初期のHard Rockという組み合わせが出来上がっていますね。スポンサーがスポンサーなだけに (スポンサーはHard Rock Cafe) 、底力が違う。


さらにさらに、ワイト島にはTHE ROLLING STONESが降臨だそうで。

あそこはとても素敵なというかマイペースなフェスティヴァルで、キャンプサイトからライブ会場まで徒歩小1時間とアホみたいに遠く、更にもう少し歩けば普通の田舎町に出てしまう。町中のカフェで朝食を食べて、売店で飲み物を買って、さて、もうすぐSTEREOPHONICSの出番だ、みたいな平和なフェスティヴァルでした。
posted by Yoshitaka at 11:49| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

先天性日本人

どうも、世界の悪者、日本人です。

Londonの主要紙の一面を、日本食レストランの醜態が飾りました。

取り敢えず、僕の働くレストランではあの様な事は断じて行っておりません。

これでLondonから日本食ボイコット運動が起こっても不思議ではありませんな。

折りしも地中海のマグロ漁獲量制限が議論されている最中に、よくもまあやってくれた、と言う感じです。

時の首相も失言をブチかまして非難を浴びせられるし、最近本当に日本の評判が悪いです。そりゃあ鯨を助けようとした船が転覆させられたって ”鯨の祟りじゃ、ざまあみろ” で片付けられてしまうわけですよ。

日本の中で中国や韓国の悪口を言っている人達は幸せでいいですね。日本人が周りからどう見られてるかなんて知らないんだろうし。外に出てみれば ”情報操作されているのはどちらの国か” ってのは実は紙一重だったりするというのにも気付かない訳だし。

ナショナリズムの復権を唱える前に、見ない振りをして来た課題を何とかしようよ、安倍さん。でないとおちおち海外で生活しておれません。日本人である事をうしろめたく思うのは己の存在そのものを自ら否定してかかる様で結構つらいです。

それと同時に、日本人である前に僕は僕である、という思考も発生します。日本語で書くと通じているのかよく分かりません。これで意味が通じるのか?

I am what I am before I am Japanese.

と言う事です。それだけ、日本人というブランドが危機に瀕しているのです。

語学学校時代、アジアを含む世界各国から留学して来ている友人達との話の輪の中で、中国と台湾が同じ国だと思ってたとか、平壌が何処の国の首都か分からなかったりとか、仏教と神道の違いを説明出来なかったりとかする日本人が結構いて、隣にいて冷や汗が止まらなくなる思いを何度か体験しました。

昔学校では ”日本人が世界に誇れるのは頭の良さだ” と教えられた事がありましたが、さて、どうだったんだろう。

っていう、ここ3年ぐらいずっと書きたかった事を、いい時期だと思って試しに書いてみました。



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2007年03月17日

(^o^)

ぱーらっぱっぱっぱっぱらっ

ぱーらっぱっぱっぱっぱっぱぱーん


今年の夏、苗場にTHE CURE降臨だそうです。みんなえらい盛り上がってますな。いつも遠めに見てて思うよ。君達楽しそう。

僕はね、僕はね、TOOLもPRIMAL SCREAMもMUSEもSIGUR ROSもそうやってワイワイ観たかったんだけれどもね。この大都会Londonでは何故か僕の周りにそういう人はいてくれない。



取り敢えず、今年のサマソニ酷いですね。

ARCTIC何とかに、ごちゃごちゃした適当な頭の悪いU.K.の新人達。みんなまとめて日本行ったまま帰ってくんな。マジでうざいんじゃ。このMotherfu_ker、tw_t、c_nt、hoo_er、wa_ker、何とでも言ったるわ。

最近仕事中にかかってるラジオのローテーションはいつも、

ARCTIC MONKEYS → KAISER CHIEFS → RAZORLIGHT → ARCTIC MONKEYS → (以下無限ループ)

みたいな感じで気が狂いそうです。Rockってああいう音楽の事を指す言葉でしたっけ?僕が年を取っただけ?

どうもJAMES BLUNTが出てきた辺りで雲行きが怪しくなって来たんですよ、この国。


そういえば、MY CHEMICAL ROMANCEがヘッドライナーに決定して全英が泣いたDownload Festivalですが、その後に追加されたラインナップがなかなか豪華で、MARILYN MANSON、VELVET REVOLVER、MOTREY CRUE、KORN、DREAM THEATER、MEGADETH、MACHINE HEAD、BUCKCHERRYなんかも出場決定してしまいました。それでも、ヘッドライナーはMY CHEMICAL ROMANCEなんですね。ヴォーカルのGerard Wayは雑誌のインタビューでいつも強気ですが、余計に虚しさが募ります。


Gerard君、僕は3年前、確かに君に ”売れたらいいね、頑張って” と声をかけたけど、コスプレバンドになってとは言ってない筈だ。あの時とやってる音楽も180度違っちゃってるし。

そして君はあの時、 ”日本に行くのが夢だ” と僕に話してたね。今度武道館でライブするんだってね。おめでとう。

ライブ告知のメールが来なくなったなと思ったら、Kerrangの表紙を飾っちゃって、まあ売れたんですね、凄い。とか思ってたら、ね。気が付いたらあんなんになっちゃった。


売れたくねえなあ。


証拠写真:

Gerardkun To Boku


大英帝国の誇るGlastonbury Festivalも、ARCTIC何とかがヘッドライナーだそうです。聖地Londonの誇るWireless Festivalも、KAISER CHIEFSがヘッドライナーだそうです。DAFT PUNKも来るそうです。あ、あと、ハゲのいないQUEENS OF THE STONE AGEも来るよ。好きにやって。


コーチェラ、行きたい。


最後の頼みの綱は、20余年の伝統を誇るReading Festival。例の如く ”噂” が流れておりますが、僕の予想はレッチリ、スマパン、RATM。公式発表は2日後。1つでも当たったら褒めてね。

こんな感じに、人は保守的になっていくのでしょうかね。新人のバンドをけなすだけけなして、再結成THE POLICEのチケットが手に入って喜んでいる辺りとか。

しかし、近頃チケットの値段が上がりすぎ。

ライブがたくさんあって、しかもチケットが安い、というのがこの国の最大のメリットだった筈なのに、段々値段が上がって来た。


今まで手にした高額チケット(もちろん定価、しかも1枚分)トップ3:

1位   THE ROLLING STONES   150ポンド (3万円)
2位   THE POLICE 90ポンド (只今円安につき2万2500円)
3位   U2   100ポンド (2万円)


馬鹿だよね。それでも迷わず行っちゃうんだもんね。


最近手荒れが酷いです。人間の手とは思えない。


この前はライブの前日にキャベツの千切りの高速化を図って指を切り、バレーコードが抑えられなくなりました。みんなも気をつけよう。パワーコードばっかりだと、ミドルテンポの曲ではつらいぞ。

たまには素のキャラで書くのもいいですね。頭痛い。おやすみ。
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2007年03月14日

The Chase In Your Heart

こちらに来るまで知らなかった音楽界の事情の1つに、日本では普通に観られるのにも関わらず、Europeではなかなかその機会に恵まれない北米のバンドが結構いるという事があります。代表名例は、AEROSMITHとKISS、そして、VAN HALEN。どれも疑う余地の無い、世界的成功を収めたバンド達なのですが、近年のEurope諸国での需要と、バンド側の要求するギャラに相応するツアーでの売り上げが一致せず、彼等が長年Europeでツアーをしていないというのが現状なのです。

そんなバンドの1つに、JOURNEYがあります。

北米では音楽史上5本の指に入る程のアルバム売り上げ枚数を誇り、定期的に来日公演も行ってくれる日本では親しみのあるバンドです。この国に来て、何で日本で観ておかなかったのかと後悔したものでした。

そんなJOURNEYが、今年実に13年振りとなるU.K.ツアーを行いました。

このU.K.ツアーの実現は、ここ数年間段階を踏んで達成されたものでした。
まず4年前の2003年、JOURNEYのギタリストNeal Schon、ドラマーDeen Castronovoがサイドプロジェクトとして元VAN HALENのヴォーカリストSammy Hager、VAN HALENのベーシストMichael Anthonyと共にPLANET USを結成。

しかし、翌2004年、SammyがまさかのVAN HALEN復帰、そしてレコーディング、ツアーを発表するのに伴い、Sammyの後任に元YNGWIE MALMSTEEN’S RISING FORCEのJeff Scott Soto、Michaelの後任に元BLUE MURDER、THIN LIZZY、WHITESNAKEのMarco Mendozaを迎え、バンド名をSOUL SIRKUSに変えてレコーディングに入り、間も無くしてアルバム「World Play」を発表、そして、ツアーを行います。この時、Nealは単独で11年振りにU.K.の地を踏みます。

そして、2006年。フェスティヴァルMonsters Of Rockの復活、そして、ラインナップにはJOURNEYの名前。ここで、実に12年振りにJOURNEY本体がU.K.でライブをする運びとなりました。

以上の事が布石となって、JOURNEYは今年、めでたく13年振りの単独U.K.ツアーを実現させることとなった訳です。

しかし、ツアー開始直前になって、ヴォーカリストの交代が発表されました。オリジナルメンバーであったSteve Perryの後任を長年務めてきたSteve Augeryが健康上の理由で脱退、そして、その後任を務める事となったのが、前述のSOUL SIRKUSでもヴォーカルを務めていたJeffでした。

そんな突然の交代劇を目の前にしても、完全に後追い世代である僕としてはオリジナルのヴォーカリストであるSteveが一線から退いたままである以上、JOURNEYのヴォーカリストが誰であるかという事はさほど気にはなりませんでした。

会場のHammersmith Apolloは、長いブランクを経て遂に今夜目の前に現われるJOURNEYを待ち構える、中年層のファン達で満員。こういう雰囲気はいつでもアーティストに対する愛が感じられて素敵です。

開演時間になり、会場が暗転するとNealが登場します。神秘的な「Jerusalem」、まずはギターインストゥルメンタルから始まりました。

そして、Nealのギターに導かれるように華やかにバンドメンバーが現われ、メジャーシーンで成功を収めた後の代表作、「Frontiers」収録の「Rubicon」が始まります。オープニングとしてはかなり意外な選曲でした。Jeffは完全にJOURNEYのヴォーカリストという立ち位置が板に付いていて、堂々とした感じでした。2年前に観たSOUL SIRKUSのライブで初めて彼のパフォーマンスを観た時の事を今も鮮明に覚えていますが、彼は抜群に歌が巧い、典型的な80年代の (褒め言葉です) ヴォーカリストです。それにしても、僕の中ではJeffと言えばYNGWIE MALMSTEEN’S RISING FORCEの初代ヴォーカリストという印象が未だに残っています。そうです、Heavy Metal史上不滅の名曲「I’ll See The Light Tonight」は彼が歌った曲なのです。そんなJeffが、約20年後に全くジャンルの違うバンドのヴォーカリストを務めている、しかもそのバンドとはあのJOURNEYだなんて誰が想像出来たでしょうか。

序盤から「Stone In Love」、「Wheel In The Sky」、「Keep On Runnin’」、そして、「Who’s Cryin’ Now」と代表曲のオンパレード。一聴してそれとわかるNealのギターは今夜も非常に冴えており、艶やかなトーンと歯切れの良いプレイが素晴らしい。SOUL SIRKUSのライブでは、JOURNEYの曲を一切演奏してくれず煮え切らない思いをしたものでしたが、今回は思う存分彼のギターの本来の姿と、JOURNEYの楽曲を堪能出来て嬉しいです。

レアな選曲、「Mystery Mountain」。1stアルバム「Journey」収録の曲です。初期の彼等はProgressive Rock入門編とでも言いましょうか、少し地味な感じのサウンドで、世界的成功を収めた後のそれとは随分違っています。

ヴォーカリストが新任だからか、MCが殆どありません。次から次へと曲が演奏されます。それでもJeffは本当に堂々としています。加入まもなくしてあそこまでのポテンシャルを発揮出来るのは、彼が本物のミュージシャンである証拠なのでしょう。

Deenがヴォーカルを執る叙事的な「Mother Father」、そして、至極のバラード「Open Arms」が続けて演奏されました。この2曲は実に感動的。特に「Open Arms」なんていう曲は、例えて言えばEUROPEの「The Final Countdown」の様に覚える程聴いて今では決して自発的に聴こうとはしない定番中の定番になってしまった曲ですが、それでもこうしてライブで生で演奏されるのを聴くと感動しますね。そして、Deenのいまだ衰えぬ素晴らしい歌唱力にも感服。

「Send Her My Love」、「Where Were You」、「Faithfully」・・・。そして、曲の合間に披露される各パートのソロやオーディエンスとの掛け合いを聴くに、80年代のバンドだなと思いました。こういうバンドのライブを観るのも随分久し振りな気がしました。

そして、今夜はオーディエンスの反応が実に凄くてですね。2階席も総立ちで、曲のイントロが始まるたびに凄まじい歓声が起こって、歓声にイントロがかき消されてどの曲か判別するのにしばらく時間がかかるというのも、実に久し振りの体験でした。

ましてや、26年前世界中の目をJOURNEYに向けさせるきっかけとなったあのベースイントロが始まった時などは、ある種狂気の沙汰でした。

「Don’t Stop Believin’」。幸せでした。

当分の間続きそうな歓声と拍手に祝福されて、本編は終了。時間内で出来るだけ多くの曲をやろうとしての事か、すぐさまアンコールに現われたバンドが始めたのは、「Separate Ways (Worlds Apart)」。今回のツアーではセットリストから外れているのかと諦めていた曲だったので、こちらも嬉しい限り。

JOURNEY、13年振りのLondon公演は、見事なまでに完成されたパフォーマンスで終始オーディエンスの期待に応えてくれました。

Europeでも日本でも、少しずつ、こうした商業的なしがらみから開放されて再び活動の場を広げるアーティストが増えてくれる事を祈ります。今回のJOURNEYのLondon公演は、その象徴とも言える出来事として今夜Hammersmith Apolloに集まった人々の記憶の中に留まる事でしょう。



The Chase In Your Heart
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

観る側、と言うかいつの間にか書く側

久し振りにライブの記事を書いて何だかしっくり来たので、個人的な心境が原因で暫くライブを観たレポートを載せるのを止めていた時期 (昨年後半から今に至るまで) に書きかけのままボツにしたものを随時載せてみます。

良いミュージシャンである為には、いつまでも自分が好きなバンドのファンでい続け、観る側としての客観的な姿勢を保ち続ける事。

その昔、再結成したBLACK SABBATHを観たCATHEDRALのLee Dorrianがそんな事を言っていました。

やる側としても怠けるな、との声が聞こえてきそうですが、近頃は仕事の合間を縫ってライブをしていて結構忙しいんですよ。お陰で密かにポルトガルに行こうと思っていたささやかな今月末の休みも潰れましたし。



では、僕の中学生時代のヒーロー2人の映像でお別れします。これ、凄いわ。


posted by Yoshitaka at 12:48| Comment(6) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

Head Like A Halo ---NIN 3days at Brixton Academy---

まず、その前に。

またしても偉大なアーティストがこの世を去りました。

BOSTONのヴォーカリスト、Brad Delp。 ”産業革命” 以降、アメリカの音楽界の守護神的存在だった偉大なバンド、BOSTON。30年以上に渡りその核を担ったあの歌声、もう聴くことが叶いません。

BOSTONは工学博士でもあるリーダーTom Scholzの完璧主義の下、8年置きにアルバムを発表する奇特なバンド。でもその都度記録的なセールスを上げ、凄まじい規模でツアーを展開する別格の存在でした。

NIRVANAのカヴァーしたヴァージョンの「More Than A Feeling」を聴きながら。ご冥福をお祈りいたします。


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さて、NINE INCH NAILSのLondon公演、4日間あるうちの3日間に行って来ました。当初は2日目だけ行く予定でしたが、チケットの手配の手違いで3日間分のチケットを手に入れてしまった訳です。どんな手違いだそれ、と思われそうですが、とにかく手違いです。

1日ずつ書いている訳には行かなくなってしまった事が3日目に起こってしまったので、まずまとめて書きます。

1日目、「Somewhat Damaged」から始まり、「The Fragile」収録の曲を中心にライブが展開。選曲的にはかなり地味。それでも間に挟まれた「March Of The Pigs」、「Closer」、「Ruiner」等が映えます。

ラストは、「Wish」、「Hurt」、「The Hand That Feeds」、「Head Like A Hole」という流れ。言葉を無くすには十分。

2日目、「Pinion」からスタート。Summer Sonic 2005でも「Pinion」からでした。この日は1日目に増して地味。しかし昨今のTrent Reznorのネオ・ファッショ的な路線がどうも気になります。

新曲「The Beginning Of The End」、「Survivalism」が披露されました。前作「With Teeth」のキャッチーさは消えて、また押し殺した暗い感じの曲に。

ラストは1日目と一緒。2日間とも、「The Line Begins To Blur」と「Starfuckers Inc.」が演奏されず、個人的に心残り。



そして、3日目。

2日目と一緒で「Pinion」からスタート。今日も昨日までと変わりは無いかなと思っていた矢先、「Mr. Self Destruct」・・・。しかも、オリジナルのヴァージョンのまま。まさかライブで聴ける曲とは思っていなかったので、混乱。

もうこれだけで、来た甲斐があったと思っていたら、

”Hey pig…”

「Piggy」です。

これは反則。溜息の様な歓声の様な、奇妙なリアクションで埋まる会場。それでも彼等は攻撃の手を止めず。

「Heresy」、「March Of The Pigs」、そして、「Closer」・・・。「The Downward Spiral」の前半を、完全に再現してしまいました。それでも何事も無かったかの様に演奏を続けるTrent、神。

続いては「Ruiner」・・・と思いきや、何故か「Ruiner」を抜かして「The Becoming」へ。そして、次は「Last」で普通のセットに戻ってしまいました。それでも、その後で「Eraser」、「Reptile」が続けて演奏され、結果「The Downward Spiral」から9曲も演奏されるという暴挙に繋がりました。「Eraser」では彼等はあくまでバンドなんだという事の弁明を垣間見た気がしました。Rockらしさをほんの少しだけ、観せられた感じ。

あと、この日も「The Fragile」からの曲が多かったですが、やはり地味に思えますね。このアルバムは僕が初めてリアルタイムで聴いたNINE INCH NAILSのアルバムで、だからこそ印象のあるアルバムだったりするのでそれは良いのですが・・・。前作「With Teeth」は随分キャッチーになっていて、それに当初は戸惑ったのも事実でしたが、このキャッチーさが結局逆説的に暗さ、ネガティヴさに直結して来てより現実的な怖さを伴って来るのだと理解出来ました。そんな今のNINE INCH NAILSが結構好きだったりするので、こんな事を言ってしまうのかも知れませんね。

「Wish」。3年前にLINKIN PARKを観た時、この曲をカヴァーしていました。かなりかっこよかったと記憶していますが、本物には遠く及びません。

1日目、2日目と同じ様に、ここから「Hurt」へ繋がるのかと思いきや、またしてもここで有り得ない曲が。

「Gave Up」を挟み、演奏されたのは「Dead Souls」。僕が敬愛するJOY DIVISIONのカヴァー。JOY DIVISIONほど暗いバンドもなかなか見当たりませんが、この曲をカヴァーするのにあたってNINE INCH NAILSは見事にはまり役でしょう。

そして、「Hurt」。

RADIOHEADの「Creep」然り、GREEN DAYの「Basket Case」然り、Rock、Popsに於いては個人的な事象を取り扱う歌は概して世界全体を代弁していたりするのが通例です。

NINE INCH NAILSを初めて観たのは、2年前のここ、Brixton Academy。Londonで同時多発テロが発生した直後のことで、QUEEN、R.E.M.等予定されていた殆どのライブが延期された中で、当たり前かの様に決行された彼等のライブを、封鎖された幹線道路を横目に家から歩いてここまで来たものでした。

東西対立が終わったかと思ったら、宗教対立の時代が始まった21世紀初頭。テロを怖がる事、未来を憂う事、世界情勢に精通する事がファッションに成り下がってしまった時に、目の前で起こったテロ。

心配してくれた友人もたくさんいた中で、テロが起こった時に僕がLondonにいた事を他人に自慢げに語ったという人もいました。

見せてやりたかった。2階部分が吹き飛んで、血と肉片が散乱したあのバスの写真。それでも自慢出来るのならどうぞしてください、と。

あの時、Brixton Academyも例外無く厳戒態勢で、装甲車と機動隊が配置され、執拗に身体検査をされた覚えがあります。そして、そんな中で観た彼等のライブの怖かった事。

怖かった事、そして、オーディエンスこの「Hurt」を合唱していた事。多分あれは、同じ気持ちの人達がここに集まり、彼等なりのやり方で鎮魂歌を歌うという儀式だったのでしょう。


What have I become? My sweetest friend

Everyone I know goes away in the end

You could have it all, my empire of dirt

I’ll let you down, I’ll make you hurt


この世界に於いて、憎しみは絶え間無く連鎖する。意図する、しないは関与せず。

ここからは「The Hand That Feeds」、「Head Like A Hole」で終了。今日も「Starfuckers Inc.」は無し。でも、そんな事はどうでも良くなっていました。

総評として、前回2005年に観た時よりも今回の方が完成度が高いです。ドラマーがJosh Freeseになったという事もサウンドがよりタイトになってライブ自体が良くなった要因でしょう。
そして、元THE ICARUS LINEのギタリスト、Aaron NorthがTrentを食って掛かる程の存在感を出していたのも特筆すべきところ。Trentがマイクスタンドを振り回したり、ピアノを倒したり、スポットライトを引きちぎったりして暴れているのを見事にかわし、Aaronはアンプを倒したり、ギターを壊したり、客席にダイブしたりとステージ上には見事なカオスが出来上がっていました。

PIXIES、SIGUR ROS、RADIOHEAD・・・。ある線を越えたライブを今まで何度か観てきましたが、これらのバンドは人間らしさというか、言うなれば、人間が音楽を演奏する事に於ける極限を観せつけられた、という表現がうまく当てはまります。

従って、そういった人間臭さを排除した、無機質な整合性で構成する ”完璧” なライブという事になれば、TOOLやこのNINE INCH NAILSが該当するのでしょう。

今年も初めから、凄まじいものを観てしまいました。まだPEARL JAMや例の再結成した2つのバンドが後に控えています。今年もAlternative勢が台頭しそうな予感がします。

それに触発される感じで、U.K.からも何らかのリアクションが出て来れば、ひとまずは安泰です。今のところ日本のマーケットはそれに気付いていない様で、90年代中期、完全に世界から取り残されたあの状態がまた訪れる事が考えられますし、今度はU.K.もその二の舞になって没落に歯止めが効かなくなるのかも知れません。

どんなシーンも、いつかは飽和を向かえ、その中で生き残るには洗練された存在になる必要があります。

その洗練の作業を、デビュー前後にし尽くしたNINE INCH NAILSは、この先も唯一無二の存在であり続けるでしょう。



セットリスト:

Day 1   March 7

01. Somewhat Damaged
02. Last
03. March Of The Pigs
04. Piggy
05. Ruiner
06. Closer / The Only Time Breakdown
07. Burn
08. Gave Up
09. Help Me I Am In Hell
10. Eraser
11. Wish
12. The Big Comedown
13. Survivalism
14. Suck
15. Only
16. The Day The World Went Away
17. Hurt
18. The Hand That Feeds
19. Head Like A Hole


Day 2   March 8

01. Pinion
02. Love Is Not Enough
03. Sin
04. Terrible Lie
05. March Of The Pigs
06. Something I Can Never Have
07. The Frail
08. The Wretched
09. The Beginning Of The End
10. Closer
11. Deep
12. No You Don’t
13. Gave Up
14. Help Me I Am In Hell
15. Eraser
16. La Mer
17. Into The Void
18. Survivalism
19. Wish
20. Hurt
21. The Hand That Feeds
22. Head Like A Hole


Day 3 March 10

01. Pinion
02. Mr. Self Destruct
03. Piggy
04. Heresy
05. March Of The Pigs
06. Closer
07. The Becoming
08. Last
09. Help Me I Am In Hell
10. Eraser
11. Reptile
12. La Mer
13. Into The Void
14. No You Don’t
15. Survivalism
16. Only
17. Wish
18. Gave Up
19. Dead Souls
20. Hurt
21. The Hand That Feeds
22. Head Like A Hole



Head Like A Halo
posted by Yoshitaka at 13:56| Comment(5) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月07日

4年目の春

3月になった、という事で、僕のLondon生活は4年目を迎える事になりました。

3年前、親友から譲り受けたギターを抱え、初の海外にして無謀にも無期限の移住を決意した19歳の少年は、かけがえの無い人達の支えによって何とかここまで来ることが出来ました。

今考えたら、無謀にも程があります。今の自分がもし日本にいたら、まずそんな無謀な事を考えるには至らなかったと思います。

雑誌やインターネットで見かける、留学を斡旋するエージェンシーの広告に載っている留学生達のコメントに、 ”留学には両親も賛成してくれて” という件をよく目にします。ちなみに僕は、両親を説得するのに半年以上の時間を費やし、挙句の果てに業を煮やして予備校を辞めて働きに出ました。自分の生まれた境遇を憂いだこともありましたが、結果そこで貪欲さというか執念みたいなものを培ったんだと今では思えています。

本当に恥ずかしい話ですが、この国に降り立った時、 ”本当に日本の外にも世界はあったんだ” という畏れの様な感情に支配された僕がいました。それまで日本の外に出た事が無かった訳で、どれだけテレビやインターネットを通して様々な国の状況を知っていたとしても実感が伴っていなかったのです。この先何があっても、あの時の気持ちを忘れたくはありません。

3年が経ちました、という様な言葉に続くのは大抵 ”早いもので” とかそんな感想ですが、僕にはとてもこの3年が早かったとは思えません。想像を絶する内容の1年1年でした。良い事も悪い事も全部含めて。この3年、本当に長かったです。

今年は、久し振りに雨の多いLondonになりそうです。好きだったり嫌いだったり。取り敢えず、いつかここが僕の帰る場所になる訳でして。

改めまして、今年もどうぞよろしくお願いします。
posted by Yoshitaka at 10:50| Comment(7) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月05日

皆既月食の下で

先週に引き続き、今日も送別会です。前にも書きましたが、今年は僕の周りでLondonを去る人が多い。

中学校、高校の同級生でLondonにて再会したバレエ評論家。今日までEurope大陸を旅行していて、暫く見ない間に松田優作もしくはRitchie Blackmoreみたいな頭になってしまっていました。

僕達の住む家に下ネタを蔓延させた悪名高きグラフィックデザイナーに引き続き、高校の同級生がまたLondonに移り住んだという事で、楽しい時間を共有させて頂きました。この1年、お互い苦労もありましたが楽しい1年でした。

ちなみに、高校時代の友人がまた1人、日本からこちらに来る事が決まりました。今度は後輩です。

今日はいつものメンバーを集めて、僕達の家では無く彼女の家へ。今更ながら、これまでも何かパーティーする時はここでやった方が良かったのではないかという疑問符が。広いし、あの見苦しい椅子の譲り合いもしなくて済むし。

途中、友人から携帯にメールが入り、今日は皆既月食だから外に出て見てみなさいとの事。すると確かに、月の輪郭だけが光って月食が起こっていました。神秘的。

そういえば、近頃会得した新たな料理をみんなに披露してみたところ、絶賛してもらえました。結局のところ僕も現物を見た事も食べた事も無いので、あれで合っているのかどうなのか不明ですが、今話題のあの国の料理という事もあって注目度は結構のもの。

彼女ともまた、東京で再会という事になりそうです。またこんな感じにみんなで集まれるといいですね。

いままでどうもありがとう。また日本でね。



Kaiki Gesshoku
posted by Yoshitaka at 12:47| Comment(8) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

Two Fine Parents

SEAN LENNONのライブを観に行きました。

言うまでも無く、彼Sean LennonはJohn Lennonの息子です。

会場は、Bush Hallというかなり小さいローカルな会場。恐らくキャパシティーは300人程。だからと言って、彼がこの国で人気が無いという訳ではありませんが、正直、日本程ではありません。

近くにあるShepherds Bush EmpireではKAISER CHIEFSがライブをするそうで、開場を待つ人達が延々と列を作っていました。彼等の新曲が街中で聴こえてきますが、 ”Ruby” と連呼するところがRANCIDのパクリとしか思えなくて相当腹が立ちます。

そんな状況を横目に、会場に入るとテレビのカメラが。ポスターの前に立つ僕を撮影中。一体何だと思っていたら、ポスターの中のSeanの髪型と僕の髪型が殆ど一緒。しかも、日本人、眼鏡。本当にそういうことなのか。それでいいのか。

開演時間丁度にSeanが登場。今夜のライブは、ギター、ベース、ドラム、キーボードと、割と普通の編成のバンドと一緒の様です。彼の音楽から想像するに、もう少しアコースティックな小賢しい楽器達 (こんな表現ですが分かりますよね) が並びそうな感じがしたのですが。

短い挨拶の後、ニューアルバム「Friendly Fire」から「Spectacle」、そしてオープニング曲の「Dead Meat」でライブは始まりました。彼、随分と見た目が変わりました。森林保護活動家の様な感じの出で立ちです。

それにしても、素敵な歌声の持ち主ですね。父親に似たのでしょう。

曲の間では饒舌に話を進めてオーディエンスを笑わせます。それにしても美しい言葉遣い。口の悪さまで父親に似たのでしょう。

ライブは未発表の新曲「Smoke & Mirrors」が披露されたものの、本編では全て「Friendly Fire」収録の曲が演奏されました。父親の影響を受けてTHE BEATLESらしさが窺える曲、父親の呪縛から離れて自由さを示した曲、様々です。

今回のライブで、何が意外だったか。それは、Seanが驚く程有能なエレクトリックギターの使い手だったという事です。

中盤の「Falling Out Of Love」、そして、本編ラストの「Would I Be The One」でノイズを巧みに操り、インプロヴィゼーションを展開するSean。そう、例えてみればLou ReedやThurston Mooreの様なアヴァンギャルドなギタリストの系譜を継承しているのです。こんな姿は本当に意外でした。そういう前衛的な部分は、母親に似たのでしょう。

アンコールはアコースティックギター1本だけで「Tomorrow」、そして、今夜唯一の前作「Into The Sun」収録の曲、「Mystery Juice」。ここでもまた、気の狂れた凄まじいギターが聴けました。

聴きやすいアコースティックな音と、前衛的で危険な音を巧みに紡いだ今夜のライブ。父親と母親の名前が知れ渡り過ぎているだけに、時としては公平に評価されない事もあるかと思います。今夜のライブがこの様な小さいローカルな会場で行われた事も、そういった事に思いを巡らせるに充分なファクターでしょう。

前作「Into The Sun」が発表されたのは、僕が中学生の時でした。JAMIROQUAIやLAURYN HILLと一緒に、無造作に ”洋楽” を聴いていた頃に聴いた記憶が残っています。

待っていた、というと違いますが、それでも忘れてしまう前にこうして平然とした顔で出て来たら、何だか嬉しかったりするものです。

両親の遺産だけで生涯何の苦労も無く生活出来るとは思いますが、これからもコンスタントにアルバムを届けて欲しいです。そして、どんな規模でもいいからツアーに出てまたステージに立っている彼を観たいです。



Two Fine Parents
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月03日

猿だそうで

日本の友人達が挙って日記でその落胆振りを書き尽している様で。

Summer Sonic 2007のヘッドライナー、ARCTIC MONKEYSですか。そうですか。

段階的には色々あると思います。初見で気付く人、アルバムを買って気付く人、ライブを観に行って気付く人、様々です。誰しもが通る道です。いつかその間違いに気付くのです。かく言う僕も、かれこれ3年程前にTHE DARKNESSとかいうバンドに心行くまで騙されたクチですからね。

史上最年少、だそうで。目出度い事です。確かにJohn Fruscianteは19歳の時にRED HOT CHILI PEPPERSに加入しましたし、Billie Joe Armstrongは21歳の時に「Basket Case」を書きました。MUSEやTHE MUSICもそんな感じでしたよね。しかし、 ”Rockすなわち若さ” というRock全体を覆っていたイデオロギーは、もう着実に過去のものになりつつあります。

Maynard James Keenan がコメディアンを辞めTOOLを始動させたのも、Serj Tankianが証券取引会社を辞職しSYSTEM OF A DOWNでデビューしたのも、共に30代になってから。現在のシーンを牽引する人達の中にはそんな話もあったりします。Rockに何かしらのイデオロギーやら定義やらを求める事も考え様に依ってはくだらない話ですが、取り敢えず今の彼等には時期尚早ですよ。なめられたものです。プロモーター側の賭けだか何だかは知りませんが。

でも本当、こんなくだらない事を書いてしまう程、悉く新しいバンドがつまらない。2004年、FRANZ FERDINAND、BLOC PARTY、THE ZUTONS辺りがデビューして、Rockに於けるU.K.の時代が10年振りにやって来たとか騒がれて、ものの3年でここまで飽和しきってしまいました。前述のバンド達は確かに素晴らしかったし未だに好んで聴けるのですが、後続には真似する事しか出来ないフォロワーしかいなかった様ですね。

お陰で日本では洋楽を聴くという事のステータスが随分と下がった様です。TOOLやSIGUR ROSやMUSE等は、些か有名になり過ぎました。ほんの少し前までは、外部には触れられない少数派同士の秘密の暗号の様な存在だったバンド達が、それこそ当たり前の様にKAISER CHIEFSやMY CHEMICAL ROMANCEみたいなバンド達と同列に並べられて語られるのは聞くに堪えません。

まあ、そういう難しい憂い事を抜きにして純粋にその日の事だけを考えれば、彼等がメインステージで多数のミーハーファンを集めている間に実力のあるバンドを裏で安心して観られるので良しとしましょう。

今度はその一方で、Fuji Rock Festival 2007はNINE INCH NAILSとTHE SMASHING PUMPKINSからのオファーを断ったという話を聞きました。どうぞ好きにしてください。

ちなみに、これは日本に限った事ではありません。こちらU.K.のフェスティヴァルのラインナップも徐々に発表になっていますが、酷いものです。古くからいるバンドばかりに頼るのも何だか気分が乗りませんが、それにしても面白く無い。

取り敢えず、今シーズンはまずHyde ParkにAEROSMITHを観に行って溜飲を下げます。

ちなみに、文末にAEROSMITHを持ってきたのは心無い誤解を受けるのを承知の上ですから心配無く。
posted by Yoshitaka at 13:20| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする