2006年03月31日

Promenade For Vengeance

今年もTHE WHOのRoger Daltrey主催のTeenage Cancer Trustが開催されました。このイベントは2002年から始まった10代の癌患者の救済を目的としたチャリティーライブで、毎年この時期にRoyal Albert Hallで1週間程の間、開催されています。

これまでPAUL WELLER、THE CURE、OASIS、RICHARD ASHCROFT、COLDPLAY等が参加してきたこのイベント。今年のTeenage Cancer Trust 2006にも、例年と同じくEnglandを代表するバンドが連夜ライブをする訳ですが、今夜だけは少し様子が違います。

確かに、Englandを代表するバンドである事には違いありませんが。

創立135年の歴史を誇るRoyal Albert Hallにて今夜、史上初のHeavy Metalのライブが行われました。

Teenage Cancer Trustともう1つ、今夜のライブには意味がありました。今夜のライブは、昨年他界したこの国のHard Rock、Heavy Metalに並ならぬ貢献を遺したラジオDJ、Tommy Vanceのトリビュートライブでもあるのです。

出演するのは、2年前にRob Halfordが復帰して再び威厳を取り戻したJUDAS PRIEST、そして、昨年JUDAS PRIESTと共にU.K.ツアーを行ったSCORPIONS、そして、DEEP PURPLEからIAN GILLANがソロで参加。これではまるで老人会、いや、何でもありません。取り敢えず豪華な組み合わせですよね。

この会場は60年代からCREAM、LED ZEPPELIN等Rockバンドがライブを行ってきた会場ではありますが、さすがにHeavy Metalとは縁の無い会場だったのでしょう。正装の客席係と、革とリベットのジャケットで武装したオーディエンスのコントラストが新鮮です。

まず、IAN GILLAN。DEEP PURPLEで出演するにはギャラの問題もあったのか、今回はソロアルバム「Gillan’s Inn」のプロモーションも兼ねてのソロライブだそうです。

Ian Gillanと共に、サポートメンバーも登場します。ベーシストはDEEP PURPLEのRoger Glover、そして、ドラマーは何とTHUNDERのHarry Jamesでした。

IAN GILLANのソロ名義、という事でGILLANの曲をやってくれるかどうかは不明でしたが、オープニングは「Second Sight」、そして、「No Laughing In Heaven」へ。昨年、Summer Sonic 2005で初めてDEEP PURPLEを観たのですが、今のIanは見た目も声ももう完全に老いてしまっていて、昔の面影はありません。あの時はまた髪を長くしてかっこよくなった印象がありましたが、また短くしてしまった様です。

ちなみに、IRON MAIDENのギタリストJanick Gersは、BRUCE DICKINSONのバンドに参加する前はこのGILLANのギタリストでした。

そして、Janickは今夜、客席にいました。

DEEP PURPLEの名曲「When A Blindman Cries」をやってくれました。昔の曲でも、こういう落ち着いた曲であれば未だに素晴らしい歌い方が出来るんですよね。意外な選曲で嬉しかったです。

ラストは「Black Night」。約束の曲というか、そんな感じです。相変わらず苦しそうに歌っていましたが、GILLANの曲が聴けたのは思わぬ収穫でした。



Promenade For Vengeance 01



ここで、思いも寄らないゲストが登場しました。IRON MAIDENのBruce Dickinsonです。しかも、司会です。

彼はTommyとの思い出を語ります。SAMSONでデビューして以来、Tommyを慕い続けた彼でしたが、ただ1度だけ、彼の言葉に背いた事があったそうです。

その言葉とは、 ”Don’t Join Iron Maiden.” というものだったそうです。1982年の事でした。

BruceがもしSAMSONを脱退せず、IRON MAIDENに加入していなかったらどうなったのかは知りません。少なくともそれ以降のIRON MAIDENの世界的な成功が無かったとすれば、北米からも、日本からも、現在に至るまで歴史に名を残した世界中の数々のバンドの存在も無かったのかも知れません。

そして、彼が紹介するのはもちろんSCORPIONS。Heavy Metalと言えば何かとEnglandばかりが取り沙汰されるその陰で、真の功労者であると賞賛していました。その通りです。

僕はHeavy Metalばかり聴いていた高校生の頃、このバンドに相当入れ込んでいました。あのソリッドなギターリフと演歌の様な陰鬱で官能的なメロディーが同居するサウンドは唯一無二。JUDAS PRIESTやIRON MAIDENは未だに若い人達に好かれているのに対し、SCORPIONSに関してはその世界的な知名度とは裏腹に名前すら知らない人が多くて非常に残念です。歴代Michael Schenker、Rudorf Schenker、Uli John Roth、Matthias Jabsという4人の世界的なギタリストを擁した素晴らしいバンド。SCORPIONSの事を語れと言われたらいつまでも語れます。

昨年のJUDAS PRIESTとのツアーも、SCORPIONSが帯同していなかったら3公演も観に行ったりはしなかったでしょう。2年前、彼等が僕と入れ違うかの様に8年振りの来日公演を行った時は、しかも、それに加えて彼等は滅多にU.K.に来てくれないという事を知った時には絶望しました。

そんな旧友、SCORPIONSに手を差し伸べたJDUAS PRIESTに感謝。彼等は30年前、北米進出を共に成功させた戦友同士なのです。お陰でこうして彼等をここU.K.で観る事が出来ました。

昨年のツアーと同様、オープニングのSEに導かれ、暗転したステージからRudorfが現われて「Coming Home」で始まったライブ。Matthias、Kraus Meineとフロントの3人が揃うと、歓声が上がります。U.K.に長らく来られなかったからといって、決して人気が無かった訳では無いのです。今夜この会場にいるオーディエンスは皆、彼等を待ち続けていたのです。

「Bad Boy Running Wild」、「The Zoo」、「Love Bites」と殆ど曲間を空けずに次から次へと演奏されます。短い持ち時間で、出来るだけ多くの曲を演奏しようとしているのがよく分かります。頭が下がる思いです。あの歳で、よくここまでのステージをこなせますね、本当に。

今回は「Wind Of Change」で、実に珍しいRudorfのソロが聴けました。普段は頑なにリフに徹しているRudorfですが、ソロも素晴らしいです。

「Blackout」、「Big City Night」、「Rock You Like A Hurricane」と、名曲の応酬でラストを飾りました。彼等を観るのはこれで4回目ですが、全てJUDAS PRIESTとのジョイントライブ、そして、今回は完全にオープニングアクト扱い。いつかは単独を観てみたいです。単独公演をこの国で行ってくれる日も、そう遠くは無いと信じています。



Promenade For Vengeance 02



今度は主催者であるRogerが登場しました。実際にこの基金で命を救われた元癌患者の男の子も一緒に現われ、オーディエンスに感謝の意を表明し、このイベントを続けていく事の大切さを訴えかけていました。

Rogerが、どう紹介していいのか分からない、といった様に苦笑いしていたのがおかしくて仕方がありませんでした。確かにそうですよ。北島三郎がX JAPANを紹介する様なものですからね。

今夜の締め括り、JUDAS PRIESTです。

昨年のRob復帰後初となるU.K.ツアーでも目にした通り、かつての威厳は取り戻せたものの、何だか覇気を失くしてしまった感のあるJUDAS PRIEST。Robが再びJUDAS PRIESTに戻るのは時間の問題だとされていた頃、HALFORD、Ripper Owensがヴォーカルを務めていたJUDAS PRIESTそのどちらも凄まじいポテンシャルを携えていました。新しく届けられる音源はとにかく、ライブに於ける両者の凄みはすばらしいものでした。だからこそ、期待し続けたRobの復帰・・・。それがどうして、こんな姿になってしまったのでしょうか。

「The Hellion」、そして、「Electric Eye」が始まります。昨年と同じ要領で、Robが途中から姿を現します。そして、続く「Metal Gods」で下へと降りて来ます。

「Angel Of Retribution」収録の曲は「Judas Is Rising」だけに留まり、後は「The Green Manarishi (With The Two-Pronged Crown)」、「Diamonds And Rust」、「Turbo Lover」、「Breaking The Law」等定番曲が続きます。今回のセットは随分短く、8曲で本編は終了。可も無く不可も無く、JUDAS PRIEST。淡白な感想で申し訳ありませんが、本当にそうとしか思えません。もちろん長い間思い入れのあるバンドなので、これからもライブを観る事は充分あり得ると思いますが。

アンコールは、「Hell Bent For Leather」、「Living After Midnight」。Royal Albert Hallのステージは、彼等にとっては少し狭く感じられます。ステージセットの所為ですけれどもね。

ここで、RobがTommyへの追悼の言葉を口にし、今夜の出演者が全てステージ上に姿を現します。

JUDAS PRIESTの良い所、それは、セットリストをよく変えてくれ、時として思いも寄らない曲を演奏してくれる所です。

今夜は、Rob、Kraus、Ianという3人のヴォーカリストがデュエットする形で、「Take On The World」を披露してくれました。彼等がHard RockからHeavy Metalへと転身を図った名盤、「British Steel」収録の曲です。この曲が演奏されるのは、20年以上振りなのではないでしょうか。

手を取り合えば必ず、どんな声も届かせる事が出来る。コーラスの歌詞が、今夜のイベントを象徴する様でした。

豪華な老人会は、これにて終了。JUDAS PRIESTもSCORPIONSも、すでに次の活動を視野に入れています。ひとまずは、まだ彼等の姿を観続けられるというのは嬉しい限りです。



Promenade For Vengeance 03
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

決断

決断。

バンドを辞めました。

本当に楽しいバンドでした。みんな僕の事を必要としてくれたし、終始ピースフルな雰囲気に包まれていました。そんな環境が1年続き、もう我慢も限界でした。

このバンドのメンバー達に教わった事は数え切れません。このバンドから、僕は素晴らしいスキルを学びとる事が出来ました。でも今日、正式に自分の意思でバンドを去る事にしました。

あれだけ曲を作って、結局音源の完成を見ないまま。そして、春からのツアーももちろん、元SKINのマネージャーが就くとか、THE BLACK CROWESのウェブサイトを作ったウェブデザイナーがウェブサイトを作ってくれるとか、そんな話は全て今回の決断により、僕の元からどこかへ消えていきました。

バンドには僕の友人である黒人のギタリストを紹介したのですが、まだ向こうはこのままバンドを続けるかどうか話し合う必要があるそうです。僕が主導権を握っていたわけではないので、彼等のスケジュールさえ合えば充分続けられそうですが。これからも大学で顔を合わせるし、友好的な別れでありたいです。

僕は既に今、新しいバンドを結成する為のメンバー探しと並行してデモも作っています。生活の中心を失った今、自分との闘いが始まっています。

”頑張れ” とか、 ”お前のライブが観たい” と言ってくれる人が多くいるのは感謝しなければならないことです。僕も、Londonに来てから1日として時間を無駄にする事はありませんでした。しかし、僕はやはりこういうペースでしか成長出来ない人間なんだという事を容赦ください。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(6) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お題バトン

忘れていたら指摘してください。



Q.1   好きな(所持している) ”音楽” は?

所持しているのは・・・。今日CDウォークマンに入っていたのはWU-TANG CLANの「The W」。近頃密かにHip Hopをよく聴いています。



Q.2   今求めている ”音楽” は?

尊敬するアーティストの言葉を拝借しますと、 ”あがなえない” 音楽。自分だけの音楽。



Q.3   最初に出会った ”音楽” は?

15年前。サザンオールスターズの、中国の紫禁城から中継したライブ映像。あれが生まれて初めて意識した音楽かな。当時小学1年生の僕が誕生日に祖父にCDをねだったというのは本当の話。ここまで来れば運命でしょう。



Q.4   特別な思いいれのある ”音楽” は?

METALLICA、元凶。RADIOHEAD、不可侵地帯。RAGE AGAINST THE MACHINE、思春期。



Q.5   最後にバトンを回したい5人とそれぞれのお題は?

まさ: オムレツ
そまちゃん: 髭
騎馬長: サングラス
マツジュン: おかず
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(6) | TrackBack(1) | Questionare | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月29日

Saglopur

3回目のSIGUR ROSのライブ。こんなに観てしまっていいのだろうかとは思いますけれども、決して観慣れる様なバンドでは無いかなと。

今夜のHammersmith Apolloは、何故か昨夜と違って見えました。どこか落ち着き払ったようなオーディエンス。

オープニングアクトのAMINA。彼女達は本当に楽しそうに演奏をしていました。ステージ上をこまめに動き回る姿もかわいらしい。

SIGUR ROSのオープニングアクトという立場にも関わらずマーチャンダイズの宣伝をしてしまうところは、妖精の様なかわいさを持つ彼女達だからこそ許されるのでしょう。



Saglopur   01



そして、SIGUR ROSへと。

オープニングは一緒で「Takk」から「Glossoli」へ。Jonsi Birgissonが狂った様にフィードバックを操り、今夜も彼等はオーディエンスを黙らせます。

「Vaka」のイントロが始まる前の機材のトラブルで、幻覚は醒めました。Jonsiがオーディエンスにその旨を伝えます。一生懸命英語を話そうとします。そんな必要は無いのに。

でもそんな些細な出来事で分かりました。彼等は、僕達と同じ人間なんですね。知らなかったです。

今日はまた、新たな感動がありました。2ndアルバム「Agatis Byrjun」収録の代表曲「Svefn-G-Englar」を演奏してくれたのです。前2回とも聴くことの叶わなかったこの曲。「Agatis Byrjun」は全体を通して荒涼としたサウンドが続きます。その隙間から生える、若い草の芽の様な曲、それが「Svefn-G-Englar」。

今夜も、アンコールラストの「Popplagid」で絶句。あれは何度観たところで理解出来るものでは無いでしょう。ここでも説明が付きませんし、観た人にしかわからないでしょう。

静寂は、守られたかに見えた。

人の感情とか、そういうものの一切を脅かしたり、楽にさせたり。今更ながら、自分がいる音楽というフィールドの持つ、計り知れない意味に恐れ慄いてみたり。

あれだけのものを表現し、伝え、世界を巡るSIGUR ROSとは一体何なのでしょうか。何の為に。

 ”僕達の作る音楽は、この先音楽界の図式を根底から変えてしまうであろう誰かに影響を与える事が出来るのかも知れない。”

彼等が「Agatis Byrjun」を発表した際、雑誌のインタビューにこう答えていたのがあまりにも印象に残っています。ちなみに、RADIOHEADが「Kid A」を発表したのは、その次の年でした。

また、来るのでしょう。いや、もう来ないのかも知れません。おそらく。

あれを超えるものがあるとしたら、いや、そんな事は言いませんけれども。



Saglopur   02
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

Hoppipolla

SIGUR ROSはこんなものではない筈、とは昨年の本音でした。

そして、予測は確信へ。

もう2度と観る事は叶わないのでは無いか。昨年初めて彼等のライブを観た時、そう感じたのは確かですが、今こうして再び彼等に会えるというのは、彼等が所詮はRockの一端を担っていたに過ぎなかった、という事の証なのでしょう。

会場はHammersmith Apollo。前回のBrixton Academyとほぼ同じ規模の会場ですが、雰囲気は随分異なります。会場が違うだけで、今回はより洗練された感じに思えます。

オープニングアクトのAMINAは、Iceland出身の女性4人組のAmbientバンド。様々な楽器、またはそうでない物を使ってかわいらしい音を紡ぎます。演奏する姿はまるで、学芸会を見守るかの様に楽しいものでした。

今回のライブではマンドリンを取り入れた「Kolapot」、4人でコーラスを執り合う「Seoul」といった新曲も加わり、よりカラフルな音の世界を観せてくれました。

そして、SIGUR ROS。彼等を観るのは初めてでは無いのですが、そんな事は関係無い様です。おそらくステージに姿を現すであろう彼等を、敷居を隔てたこちら側から臨むしか無いのです。

オープニングは前回と同じく、「Takk」から「Glossoli」へと繋がります。

しかし、今回の彼等は雰囲気がまるで違うのです。

昨年観た彼等のライブは、下界に降りて来た妖精を見守るかの様な儚いライブだったのですが、今回の彼等は凶暴そのもの。前回は彼等を見世物扱いしていたLondonのオーディエンスが、完全に彼等によって黙らされた形になっていたのが明確に判りました。

曲間、凄まじい形相でフィードバックを操るJonsi Birgisson。あれです。あれで完全にオーディエンスは口を塞がれました。そして残りのメンバーを指揮する様に入っていった「Ny Batteri」・・・。これを言葉で表現出来たら、それこそ音楽なんて要りませんから。

前回は聴く事が叶わなかった「Vaka」(3rdアルバム「( )」の1曲目)、演奏されました。この曲のイントロが聴こえた瞬間、ヘッドフォンの上から両耳を押さえ、その場に座り込んで泣いてしまう、あの少年のあの感覚が。僕の体も覚えていた様です

今回のライブは全体を通して即興性を抑え、独立した楽曲達を目立たせた構成になっていました。そして、先程も書いた通り、凶暴な演奏が続くステージ。ドラムのアレンジも、前回とは変わっていました。

そして、そんな解説の全てはアンコールラストの「Popplagid」(3rdアルバム「( )」の8曲目)で意味を無くすのでした。

さすがに、あれは。

半透明のスクリーンの向こう側にあったものは、とてもではありませんが文章に出来る様なものでは無かったです。全然レビューになっていませんが、とにかく人知を超えた何かが蠢いていました。

20分近く続いた演奏を終え、ギターを床に投げ捨てる。メンバーが去った後も、フィードバックに犯され続けるオーディエンス。
完全にSIGUR ROSの勝ち。このバンドはこれから先、自分達に訪れた世界的成功とクリエイティヴィティーの其間でもがき苦しむのだろうという僕の懸念は杞憂に終わりました。

静寂。

失ってしまったかけがえの無いものや、まだ見ぬこれから手にするものが集まる、スクリーンの向こう側。あの向こう側が、知りたい。もしかして、彼等も知りたくてやっているだけとしたら、それはそれで。

絶望とか希望とか、優しさだとか残酷さだとかいうものは全て紙一重なんでしょうね。だとすれば世界の終わりは、この上無く美しい。

誰に伝えよう。誰が分かってくれるだろう。取り敢えず、僕は導かれたので先へ行きます。初めて見るけれど何故か懐かしい、聴覚の中にある景色を歩いて。



Hoppipolla
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

旅行の計画

春休みということで、友人は旅行に行ったり、日本に帰ったりと、いつもの如くLondonに居残る人は少ないです。

僕も気分転換に、どこかに旅行したいよ久し振りに。というわけで、Easterの休みももらえた事ですし、さて、何処に行こうか。

Paris。行った事あり。結構好きな街。電車で1時間30分なので近い。でもフランス人嫌い。とても嫌い。

Roma。行った事あり。何度でも行きたい街。何と言っても食べ物が美味しい。治安悪い。真実の口とかコロッセオとかスペイン広場とか全部工事中。

Amsterdam。行った事あり。何度でも行きたい街。説明不要。

Bruxelles。行った事あり。あそこは穴場。物価が安い。街がきれい。食べ物が美味しい。
特にこれといった観光地が無い。でも、それがいい。

Barcelona。まだ行った事が無い。いい加減サグラダ・ファミリアを観てみたい。
微妙に遠い。名物スリーパー・ホールド強盗はさすがに怖いかも。

Reykjavik。まだ行った事が無い。今最も行きたい所。
オーロラの季節は終わったのかも。旅費がとにかく高い。

Berlin(寧ろGermanyならどこでも)。まだ行った事が無い。SCORPIONSもACCEPTもドイツ国外で観られてしまったから。行くなら長期。近い将来住む予定。

Copenhagen。まだ行った事が無い。寒そう。物価が高い。

いろいろ悩んだ挙句、3度目のイタリアは断念してブリュッセルにしました。あそこが一番落ち着きます。あと、前回のベルギー旅行では行けなかった隣国ルクセンブルクにも行って来ます。

3泊4日でLondon、ブリュッセル間の電車、宿泊費合わせて3万2000円。安い。

ムール貝、牡蠣、エスカルゴ、ワッフル、チョコレート・・・。ベルギーはとにかく食べ物が安くて美味しい。たくさん食べてきます。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(7) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

怠け者賛歌

遊びに来た友人に、スリッパで思いきり頭を叩かれました。この家の伝説がまた1つ、生まれました。

RADIOHEAD、4連敗で止まりました。5度目の挑戦で、Paulが取ってくれました。こんなにチケットを取るのにてこずったバンドは初めてです。

「Kid A」にトラウマを植え付けられたのは、16歳の時。あのバンドには僕の中で精神的な根幹を成す役割がありました。それから時が経ち、「Hail To The Thief」が発表された時は、もうその役割も終わりかと思いました。高校も卒業したし、これからは自分で何とかしないといけないとか思いながら。

でも、いなくなって改めて気付かされました。

宇宙を目の前にして、人は完全に孤独。心から分かり合える瞬間を探しつつ、皆1人で生き、死んでいく。でも、この瞬間この場にいる人達だけは、自分の宇宙を抜け出して、同じことを感じている。

そんな瞬間が、幾つかありました。本当に、幾つかだけ。

いつか友人が、 ”RADIOHEADを盗られた、MUSEを、FEEDERを盗られた” 等と言っていたその意味が分かりました。精神性を欠いたまま音楽の道を進もうとしている人が、どれだけ多い事か。

僕の事はどうなってもいいけれど、いつか気付いてくれることを願っています。

いや、前言撤回します。RADIOHEADもMUSEもTOOLも、絶対に聴いて欲しくないです。もう盗られたくありませんから。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

好きな音楽バトン

音楽の何たるかを解している後輩から。



Q.1   好きな音楽のジャンルは?
 
知的なもの。実験的なもの。内省的なもの。難解なもの。結末が用意されていないもの。聴き手を選ぶもの。それらとは逆に馬鹿かと思うくらい単純でかっこいいもの。



Q.2   好きなアーティストは?

書き始めると年が暮れます。プロフィール見てください。ごく一部ですが。



Q.3   あなたにとってのキラーアルバムは?

Temp 16

ワラホラララ〜。



Temp 17

だから「Jaded」とか聴いている場合じゃ無いんだって。



Temp 18

Rockはテクニックではなく、ハッタリです。



Temp 19

細かい事はどうでもよくなります。



Temp 12

取り敢えずの1枚。これを聴いていない奴はモグリ。



Temp   10

これを聴いていない奴もモグリ。世界一のアルバム。



Temp 21

欠かせません。



Temp 22

これも。



Temp 23

あと、これも。



Temp 24

キリが無いのでThrash Metalバトンが回ってきた時の為にとっておきます。



Temp 20

キラーアルバムとはこういうアルバムを指すんですよね。



Temp   11

Rockの何たるかが全て詰まったアルバム。



Temp 25

未だに死んだなんて信じられません。



Temp   13

もう絶対に戻れません。



Temp 14

無責任なアジテーションには要注意。2度と安易な音楽は聴けません。



Temp 15

永遠の現在進行形。



Q.4   これだけは聴いておけという曲は?

「Shine On You Crazy Diamond」   /   PINK FLOYD
「Another Brick In The Wall」   /   PINK FLOYD
「Kickout The Jams」   /   MC5
「Gloria」   /   PATTI SMITH
「Bodies」   /   SEX PISTOLS
「Nazi Punks Fuck Off」   /   DEAD KENNEDYS
「You Suffer」   /   NAPALM DEATH
「Bone Machine」   /   PIXIES
「Jesus Christ Pose」   /   SOUNDGARDEN
「Sleep Now In The Fire」   /   RAGE AGAINST THE MACHINE
「March Of The Pigs」   /   NINE INCH NAILS
「Kids Are United」   /   ATARI TEENAGE RIOT

絶対に聴かない方が良いです。



Q.5 ライブ派?CD派?

楽譜を買うお金があったらCDを買い、CDを買うお金があったらライブに行きます。



Q.6 カラオケで必ず歌う曲は?

「月」   /   桑田圭祐
「With Or Without You」   /   U2
「Sweet Child O' Mine」   /   GUNS N' ROSES
「Youthful Days」   /   MR. CHILDREN
「君が思い出になる前に」   /   SPITZ
「天体観測」   /   BUMP OF CHICKEN
「Breaking The Habit」   /   LINKIN PARK

必ず、というわけではありませんが。



Q.7   あなたにとって音楽とは?

何が音楽って、僕が音楽です。



Q.8   何でもいいから叫んで下さい。

Masterrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrゥルワッ!!!!!!!!!!!!!!!



Q.9   最後に音楽馬鹿だろこいつという人5人に回して下さい。

弦機、はまちゃそ、Vermeer軍曹、さわこさん、らんぺー、お願いします。 ”音楽馬鹿” とかいう安易な言葉では到底括れないであろう5人に。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(4) | TrackBack(1) | Questionare | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

In Legion With Satan

Rockがリアリティーを伝え続ける媒体であるとは言えど、時としてそれは逆説的に、常にユーモアとして存在するに留まるべきだと僕は考えます。

Rockが生まれて50余年。BLACK SABBATH、ALICE COOPER、MARILYN MANSONと、常にその歌詞の世界や言動が社会的問題に広がったミュージシャンが何人も存在しました。

しかし、時としてそれはユーモアを完全に逸脱してしまう事もあるのだと、僕は途中で知ってしまうのでした。

僕が初期の段階で興味を示した音楽であるHeavy Metalの中に、Black Metalというジャンルがあります。このBlack Metalも、ユーモアを完全に逸脱してしまったジャンルの1つです。

Black Metalはまず思想性が優先されます。悪魔崇拝、黒魔術、反キリスト教・・・。日本に住む人達から見れば、単なるファンタジーの世界に聞こえるかも知れません。しかし、彼等は本気です。

彼等は、それらのファクターを単なるイメージや演出として扱う、言わば穏健派のバンドに対し、容赦なく攻撃を与え続けました。ライブ会場爆破、メンバー宅への放火、更には教会への脅迫、放火までも行う様になり、遂に起こってしまったのが1993年、MAYHEMのギタリストEuronymousが対立するBURZUMの中心人物Count Grishnackhに殺害されるという忌まわしき事件。

いつから、ユーモアがユーモアで無くなったのか。

今から遡る事25年前の1981年、IRON MAIDENやSAXON等が登場、活躍し、Heavy Metalが市民権を得てEnglandから全世界へ広がって行った時代に、人知れず生を受けたバンドがありました。VENOMと名付けられたそのバンドは、ルックス、サウンド、歌詞その全てが常軌を逸していて、何かをユーモアとして捉えていたそれまでのバンド達とは完全に何かが違いました。

1stアルバム「Welcome To Hell」、そして、アルバム名がそのままジャンル名になった2ndアルバム「Black Metal」。この2枚で、その全てが作られ、伝播されました。メロディーや楽曲構築の有無を問われても意味は無く、ただ酷いと思うか思わないか。

前述のBlack Metalはもちろん、後にSLAYERが登場した背景も、既にここで用意されたのです。

僕は彼等の思想性についてどういう姿勢を取るとかは全く気にしていません。ただ、Thrash Metalへの布石となった彼等のサウンドが好きなだけで。

そんなVENOMが、ニューアルバム「Metal Black」を発表、そして21世紀になって初めてのライブを行うという事で観に行ってきました。

80年代を通してオリジナルメンバーが次々と脱退するも、1995年に再結集。そしてまたしても次々と脱退し、現在はベースヴォーカリストCronosのみという状態。会場はMean Fiddler。僕が初めて観たDeath Metal(CARCASS以前)のバンド、MORBID ANGELをここで観たのを思い出します。

オープニング、「Black Metal」から「Welcome To Hell」へ。何と言うか、普通の感想ですけれども音が全く歳をとっていません。これがもしオリジナルラインナップだったら、もしかしたらここまでの音は望めなかったかも知れません。新曲もセットリストに入り、全く違和感はありませんでした。

ルックスも嘘みたいに変わっておらず。危ない雰囲気は昔のままです。

個人的に聴きたかった曲「At War With Satan」も感動。フロントが同じ人だからもうこの際。

でも、こうしてこのVENOMというバンドを観ていると、本当はこのバンドは彼等以降に現われた星の数程のフォロワーと違うものを描いていたのではないかと思いました。本当はユーモアを携えたバンドだったのではないかと・・・。フォロワーについて言及した事も無かった様に思うし。

そんな事を考えつつライブを観ていたら、予想しなかった事が起こりました。開始僅か40分程でバンドはステージを去ってしまったのです。何が起こったか分からないオーディエンスに応えてもう1回登場し、「Welcome To Hell」を再度披露して、今度は本当にライブが終わってしまったのです。

取り扱いが危険なのは分かっていましたが、こうして実際に目の辺りにすると嬉しい様な。

ちなみに、9月には19年振りに来日公演を行います。あんなに危ないバンドも、今ではなかなか観られないのでしょうね。



In Legion With Satan
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

朝は苦手

裕二君に続き、居候の百合子ちゃんも日本へと帰国しました。彼等は高校の同級生で、Londonで偶然再会したというから驚き。皆さん、帰って行きますね。寂しい。

ていうか、朝完全に寝ぼけていたので申し訳なかった。バス停まででも荷物持つの手伝ってあげればよかったのにごめんなさい。完全に夢の中で見送っていましたから。実はよくある事なんです。寝たまま郵便物をサインして受け取る事とか・・・。あんな時間に来る配達員が悪い。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サーバーダウン

仕事のパートナーPaulと2人がかりで挑戦しましたが、2人ともアクセス権を取得したにも関わらずウェブサイトすら開けませんでした。なるほど、こういう事だったのね。

これで3連敗です。一体いつになったら観させてくれるのか。

http://www.barks.jp/news/?id=1000021539&m=oversea
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Music News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

街並に思う

件の裕二君が日本へと帰って行きました。もう何人も日本に帰る友人を見送っていますが、別れはいつでも寂しいものです。最後まで愛想の良い人でした。いきなり髪形をコーンロウにしてきて同居人達の度肝を抜いたというおまけ付きの別れ。

今日はいつに無く晴れていました。未だに思うのですが、たまの晴れの日にLondonの街を歩くと、まるで別の街の様に見えます。

バイトに行く時、今日はベタですがOASISの「Definitely Maybe」を携えて行きました。Englandの街並にはどうしてもBrit Popが似合います。
高校生の時はとにかく「(What’s The Story) Morning Glory?」に陶酔していて、それに比べて「Definitely Maybe」は物足りなく感じていたものでした。何故このアルバムがこれほど名盤の誉れを授かり続けているのか、正直分かりませんでした。しかし、今になってこのアルバムの凄みが痛い程良く分かります。

そして、同じ事が言えるのがOASISの後輩格に当たるTHE VERVEの「Urban Hymns」と「A Northern Soul」。「(What’s The Story) Morning Glory?」や「Urban Hymns」はどちらもU.K.の音楽史に名を刻む歴史的名盤ですが、その分メロディーが仰々しい。しかし、「Definitely Maybe」や「A Northern Soul」はふと口ずさまれた様な自然なメロディーが心地良く感じられ、この自然さを産み出した先人達の類稀なる才能に今、畏怖の念を抱くのです。

OASISもいつか、この国でライブを観ておくべきか。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

MR. BIG殆ど再結成

日本ならではですね。THE ROLLING STONESの来日公演の前座にRITCHIE KOTZENがという情報は数日前、Londonの母と慕うあの人から入手しましたが、ベースはBilly Sheehan、ドラムがPat Torpeyとは・・・。MR. BIGの4分の3が再結成。MR. BIGはご存知の通り、日本でしか知名度の無いという洋楽の中でも稀有なバンドなので、Londonで拝める可能性は皆無。日本の皆さん、僕の分まで楽しんで来てくださいね。

http://www.jec-international.co.jp/
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | Music News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

ゴーヤーチャンプルー

同居人に夕食に何を食べたいかと聴いたところ、ゴーヤーチャンプルという返答が。一瞬ネタかと思いましたが、そういえばとキッチンの棚の奥に眠っている乾燥ゴーヤーの存在を思い出しました。

初めて作ったけれど、好評でした。罷り間違って結婚したとしても、嫁に料理は作らせないでしょう。

それはそうと毎月、家賃を納めてから給料日までの数日間がせつない。



Goya Champuru
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

音楽無しでは生きられないバトン

今聴いているのはPRIMAL SCREAMの「Screamadelica」。



Q.1   あなたが名曲だと思う曲は?その理由も述べてください。

「All Along The Watchtower」   /   BOB DYLAN

見張り塔からこのアンテナが。


「Street Fighting Man」   /   THE ROLLING STONES

アコースティックな暴力沙汰。


「Who Are You」   /   THE WHO

”歳をとる前に死にたい” と歌った若者達が今では60歳。


「Kashmir」   /   LED ZEPPELIN

僕が考える最も優れたRockに於ける表現方法の理想形。


「Shine On You Crazy Diamond」   /   PINK FLOYD

僕が考える最も優れたギターの理想形。


「21st Century Schizoid Man」   /   KING CRIMSON

僕が考える最も優れたバンド・アンサンブルの理想形。


「Back In The Saddle」   /   AEROSMITH

何度聴いても有り得ません。


「Detroit Rock City」   /   KISS

これ1曲にRockのかっこよさが全て込められています。


「Tie Your Mother Down」   /   QUEEN

曲の普遍性は例えPaul Rodgersが歌おうと変わりませんでした。


「Back In Black」   /   AC/DC

説明も何もありますか。


「Dreams」   /   VAN HALEN

ギターはもちろん、歌心なるものも。


「Hallowed Be Thy Name」   /   IRON MAIDEN

彼等がくたばるまでどこまでも付いて行きます。


「Master Of Puppet」   /   METALLICA

この曲に人生狂わされました。


「Sweet Child O' Mine」   /   GUNS N' ROSES

ギターの何たるかを教わりました。


「Smells Like Teen Spirit」   /   NIRVANA

何なんでしょうこの曲。


「I Wanna Be Adored」   /   THE STONE ROSES

眩暈の様な曲です。


「Basket Case」   /   GREEN DAY

多分一番弾いた回数の多い曲です。


「Hurt」   /   NINE INCH NAILS

鎮魂歌。


「Jesus Christ Pose」   /   SOUNDGARDEN

こんなバンドもう2度と現れません。


「Bulls On Parade」   /   RAGE AGAINST THE MACHINE

こんなバンドもう2度と現れません。


「The Grudge」   /   TOOL

出会うのが些か遅かったのが悔やまれます。


「Fake Plastic Tree」   /   RADIOHEAD

ここでは何も書けません。


「Time Is Running Out」   /   MUSE

宇宙の孤独は、僕の孤独。世界の悲しみは、僕の悲しみ。



Q.2   あなたが好きなミュージシャン、作曲家は誰ですか?

James Hetfield、Thom Yorke、Matt Bellamy。



Q.3   あなたが好きな音楽のジャンルは何ですか?

知的なもの。実験的なもの。内省的なもの。難解なもの。結末が用意されていないもの。聴き手を選ぶもの。それらとは逆に馬鹿かと思うくらい単純でかっこいいもの。



Q.4   カラオケは好きですか?また歌うのには、自信がありますか?

よく行きます。歌うのは好きですがどう思われているかは知りません。



Q.5   音楽の中で、好きなタイトル、歌詞があれば挙げてください。

「Wish You Were Here」   /   PINK FLOYD

普段音楽を聴く上で歌詞は殆ど気にしませんが、この曲は歌詞を何度も読み返した数少ない曲の1つ。世界の頂点でSyd Barrettの名を虚空に呼んだRoger Watersの悲壮感は、涙無しでは聴けません。


「Fake Plastic Tree」   /   RADIOHEAD

さしたる事はありません。僕の思春期は全て、このバンドと共にあります。容易に語ってくれるな。



Q.6   好きな音楽を聴いていると、あなたはどんな気持ちになりますか?

素晴らしい音楽に出会えた感謝の気持ちと、自分もやらなければという恩返しの気持ち。



Q.7   音楽を聴きたくない時はありますか?それはどんな時ですか?

既成の音楽を聴いたり、自分が音楽を作ったりする事に嫌気が差した時。また聴こうと思うまで聴きません。



Q.8   (これからリリースされる予定など)音楽についての情報源は何ですか?

インターネット、雑誌。



Q.9   あなたが音楽を好きになったきっかけは何ですか?

いろいろありますが、一番の決め手となったのは中学2年生の時、GL○YやL'○RC E○ CIE○等を聴いていた僕に向かって母が ”そんなものは音楽とは呼ばん” と言ってDEEP PURPLEの「Machine Head」を突きつけた事。



Q.10   音楽によって自分自身が、助けられた事ってありますか?

何も無くなってもまだ自分のそばにあるのは、やはり音楽かなと。



Q.11   音楽は自分にとって、どのような存在ですか?

”良い趣味だね” とよく言われますが、正直腹が立ちます。僕と音楽との関係は絶対的な支配、崇拝。



Q.12   学校などの音楽の授業は好きでしたか?

死ぬ程嫌いでした。



Q.13   何か楽器を弾けますか?

ギター。下手です。



Q.14   音楽はどこで、聴くことが多いですか?

起きている間はどこでも。



Q.15   このバトンを音楽が好きな方に、まわしてください。

いつもこのブログを見てくださっている音楽人の皆さん、どうぞ。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | Questionare | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

Pilgrim Seals

ここU.K.で活動している日本人ミュージシャンはそれなりにいますが、その理想像というか、魁の様な存在なのはやはりTaka Hiroseでしょう。彼がベーシストを務めるFEEDERは、今ではこの国で10万人クラスのフェスティヴァルのヘッドライナーを務められるまでに成長を遂げました。

そんなFEEDERのライブを観てきました。行きなれたHammersmith Apolloも、今夜は年齢層がいつもより若かったです。

和やかな雰囲気が、バンドを迎え、始まったオープニングは昨年発表されたニューアルバム「Pushing The Senses」と同じ「Feeling A Moment」。聴く者を瞬間にして聴覚の導く次元に誘う、素晴らしい曲です。Takaは冒頭から、気が狂れた様なパフォーマンスを観せていました。言ってしまえば、FEEDERの楽曲には不似合いな程。日本人らしいとも言えますが。

サポートのギタリストも含む4人編成で、しかも至ってシンプルな機材で、よくもここまで奥行きのある音を出せるなと感心してしまいました。同じ日本人だからという贔屓ではありませんが、Takaのベースの音がたまらなく心地良いのです。「Come Back Around」みたいな曲でも、決して杜撰にならないところが知的。そこは賛否両論分かれるんでしょうけれどもね。

今日はまだ発表されていない新曲も披露されました。彼等はまたEmo側のスタイルに向かっている様です。

バックの映像も抽象的で素敵です。それと共に、Grant Nicholasの歌声がオーディエンス1人ずつの心に、それぞれの具体的な事象となって感情に作用するのです。ともすれば他愛の無いRock、Popsがこれまで支持され続け、生き延びてきたというのはこういう事なのでしょう。分かりやすい、そして素晴らしい例が目の前にありました。

あと、彼等は ”第2のTHE SMASHING PUMPKINS” と呼ばれていた事もありましたが、今夜ライブを観てみて初めてその意味が分かった気がしました。

本編の終わり、「Descend」でShoegazerみたいな終わり方をしているのは以外でした。あれだけ自然なスタイルを保っているFEEDERの懐を覗いたとすれば、何も驚くべき事では無いのかも。

ラストは「Just A Day」。ファンの気持ち、随分承知しているみたいです。

今夜のライブでは、「Pushing The Senses」からの曲を殆ど披露していました。やはり今と昔では随分スタイルが違う所為か、僕の好きなアルバム「Echo Park」の曲はあまり演奏されませんでした。それでも充分、満足させられた素晴らしいライブでした。

あそこまで成功している日本人ミュージシャンを実際に観てみて、やはり勇気付けられたというのはありますね。

どんな境遇の辛さがあろうとも、またはその逆でも、自分らしさを常に見失わない様にしたいです。



Pilgrim Seals
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

バックパッカーの帰り

元同居人で、Europeを放浪中だった裕二君が今夜帰宅しました。同い年で既に20ヶ国近くを旅したというから羨ましい。僕は昨年の春、イタリアに行って以来どこにも行っていません。久し振りに旅行したい。

何だか久し振りに友人に会うのは嬉しいですね。彼は明後日日本に帰ってしまうのですが・・・。僕が関東に遊びに行った際にはまた遊びたいです。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

Soul Searching

あの兄弟が再び、黒い翼を携えて帰ってきました。そして、Londonにも。

THE BLACK CROWES。高校2年生の時から通算2回も来日公演を観逃し、更には再結成後の来日、Summer Sonic 2005ではWEEZER後のメインステージにて身動きが取れず断念した彼等のライブ、ここへ来て遂に観る事が出来ました。

Shepherds Bush Empireでの3日間の公演は全てソールドアウト。オープニングアクトも付けず、何と2部構成、3時間30分という破格のライブ。

僕はその中日に当たる、2日目のチケットを手に入れました。しかし、発売日に買ったチケットでも3階席。いつもは1階スタンディングでしか観た事の無かったこのShepherds Bush Empireも、3階席ともなると随分とステージが遠い。それでも、本国U.S.ではMadison Square Gardenとかを平気で埋めてしまうTHE BLACK CROWESを、この規模の会場で観られるだけでも嬉しいです。

開演。続々と現われる、物憂げな様相のメンバー達。少々音を慣らした後、「Cursed Diamond」で静かに始まった今夜のライブ。意外と地味な選曲・・・。Chris Robinsonは髭を随分たくわえていて何だか何処かの救世主みたいでした。ヒッピーみたいな衣装が裸の照明と相成って、ステージの上は完全に70年代。90年代出身ながら、本当に稀有なバンドなんだなと、改めて。

枯れたChrisの声が、失われた時間を埋めていきます。そして、今回の再結成に於いて何より素晴らしいのが、全盛期のギタリストMark Fordを含む編成での再結成であるという事。Rich Robinsonとの泥臭いツインギターの絡みは、もう本当に筆舌に尽くし難い。60、70年代まで遡らなくとも、Keith RichardsとRonnie Woodに匹敵するツインギターが、このバンドにあったのです。

渋いオープニングの後は、いきなり打って変わって攻撃的なギターリフで始まる「Stare It Cold」で。憎いですね。勿体ぶらせたこのオーディエンスの惹きつけ方が。そして、早くもいつ終わるか分からないジャムに突入。Chrisもハーモニカで応戦します。

そんな音の壁から顔を出す様に、「Black Moon Creeping」のイントロが始まりました。早くも会場の盛り上がりはすさまじいことになっています。

「Cosmic Friend」、「Bad Luck Blue Eyes Goodbye」と続く曲毎にジャムとスキャットが続き、片時も注意をそらせません。しかし、ここまで密なグルーヴを生むバンドも、なかなか観た事が無い様な。わざわざCardiffから観に来たという隣に座っていた人も、彼等を解散前に観逃し、悔しい思いをしたそうで。2人で意気投合してビールを片手に騒いでいました。1人でライブに来た時は、隣の人と仲良くなるに限ります。

「My Morning Song」の中盤では、LED ZEPPELINの「Whole Lotta Love」を髣髴とさせるドラムとスライドギターのインプロヴィゼーションが展開。現在の彼等は、ベースはもちろんEddie Harsch、ドラムは再結成直後にオリジナルドラマーのSteve Gormanが復帰しているので、向かう所敵無しのラインナップです。

THE BLACK CROWESの功績、それは、Grunge、Alternative全盛期にあった90年代前期に於いて、混じり気の無い正真正銘のRock ‘N’ Rollで勝負を挑み、結果、時代錯誤とも取られかねない無骨なアルバム達を全米だけで数千万枚も売り上げたという事。それこそベタですが、「The Southern Harmony And Musical Companion」はRockを志す世界中の人が聴くべき名盤中の名盤だと思っています。

ライブは曲間もMCも殆ど無く、次から次へと曲と曲とが繋がれていきます。ここで、Richがヴォーカルを執り、THE BEATLESの「You’ve Got To Hide Your Live Away」のカヴァーを披露。カヴァー曲としては恐ろしい程ベタな選曲なのに、何故にここまで堂々として、格好良いのでしょうか。卑怯です。

続く「You Don’t Miss Your Water」ではChrisもアコースティックギターを持って歌います。ここでようやく再び口を開いたChris。 ”THE BLACK CROWESが知っている最もロマンチックな曲をやる” と言って、「Tied Up And Swallowed」が始まりました。そしてまた、延々と続くインプロヴィゼーションへ。LED ZEPPELIN、DEEP PURPLE、KING CRIMSON等、こういう類のバンドが展開するインプロヴィゼーションは、フラクタル図形が描かれていく行程と似ている気がします。

こうして前半は終わり、インターヴァルへ。気が付いたら普段あまり飲まないビールも随分飲んでしまって。隣の人のWales訛りもなかなか酷いものに。

後半は「Greasy Glass River」から。曲のレパートリーも多ければ、毎回のアレンジも違うんでしょう。悠々と歌うChrisに思わず心が奪われる、「She Gave Good Sunflower」、「Miracle To Me」がそれに続きます。

Markがヴォーカルを執る「Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine」、そこにRichも加わって「Another Roadside Tragedy」と、入れ替わり立ち替わり様々な形態の演奏を観せてくれる彼等。そして、ここで再びカヴァー曲が。聴き慣れたそのイントロは、何とPINK FLOYDの「Fearless」。David Gilmourの真骨頂が拝めるアルバム「Meddle」収録の曲です。

「High Head Blues」の後の「Nonfiction」では10分以上もジャムが続きます。聴き惚れていると本当に時間が経つのを忘れてしまいます。AmbientでもPost Rockでも、これから音楽が何処へ向かおうと、これを忘れてはならないなと思いました。

そして、そこから「Hard To Handle」、「She Talks To Angels」、「Twice As Hard」と初期の名曲を立て続けに演奏、呆気にとられているうちに本編は終了。

まだ聴き足りないのかと思うくらい貪欲なオーディエンスは、間髪入れず彼等を呼び戻します。アンコールは何と、THE ROLLING STONESの「Street Fighting Man」。数あるTHE ROLLING STONESの代表曲の中でも、僕が最も好きな曲の1つ。それをTHE BLACK CROWESがカヴァーしているのを聴けるなんて、何とも贅沢。昨年観たTHE ROLLING STONESのライブでは演奏されなかったので、彼等がその借りを返してくれた様で嬉しかったです。しかしこちらの曲もベタなのに、全く以って新鮮に聴こえます。

3時間30分にも及ぶ夢の様なライブは、これにて終了。残念ながら期待していた「Sting Me」、「Remedy」、「Soul Singing」はやってくれませんでした。これまで観に行ったライブでも、ミュージシャンが自分の聴きたい曲を演奏してくれなかったという事は良くある事。しかし、今夜はそれより何より、この3時間30分に込められたジャムに次ぐジャム、インプロヴィゼーションに次ぐインプロヴィゼーションのヴォリュームに圧倒され通しでした。

これはライブを1回観ただけで何かを語れるバンドでは無いと思い知らされました。ライブに通って然るべきバンドですね。Southern RockやHard Rockというカテゴリーに閉じ込められがちな彼等ですが、僕の中の認識はGRATEFUL DEADやPHISH等というバンド群の方に移りました。テーパーが多いのにも頷けます。

そして、ChrisとMarkのギターには、何だか説教されているみたいでした。僕も練習しなければ。



Setlist:

01.   Cursed Diamond
02.   Stare It Cold / Give Peace A Chance Revival
03.   Black Moon Creeping
04.   Cosmic Friend
05.   Bad Luck Blue Eyes Goodbye
06.   My Morning Song
07.   You’ve Got To Hide Your Live Away
08.   You Don’t Miss Your Water
09.   Tied Up And Swallowed
10.   Shake Your Money Maker
 Interval
11.   Greasy Grass River
12.   She Gave Good Sunflower
13.   Miracle To Me
14.   Most Likely You Go Your Way And I’ll Go Mine
15.   Another Roadside Tragedy
16.   Fearless
17.   High Head Blues
18.   Nonfiction
19.   Hard To Handle
20.   She Talks To Angels
21.   Twice As Hard
 Encore 1
22.   Street Fighting Man




Soul Searching
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Live Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それでも

それでも、綺麗に見えるもの程、裏側が汚いんですよね。

ここまで身近に接する事になれば、尚更見えます。その裏側が。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

煽情の彼方へ

バレエを観に行きました。友人のツテでチケットを頂いたのです。着ていく服に困りました。実際そんなに困る必要は無かったみたいでしたが。

Royal Opera House。こういう場所が似合う様な男、憧れます。

初めてのバレエ鑑賞。予備知識は全くありません。
ちなみに、このRoyal Opera Houseは1963年にTHE BEATLESが王室に招待されてライブを行った会場で、John Lennonがステージから ”普通の人は拍手を、金持ちは宝石を鳴らしてください” と言って笑いをとったその金持ちの方の席に僕達は座っていました。

「Romeo And Juliet」。 ”眠たくなるかもよ” と言われて来ましたが、寧ろ瞬きするのも躊躇われるくらい、一瞬も舞台から目が離せませんでした。専門的な事は分からないのですが、特にバルコニーのシーンのJulietの踊りなどは、ため息しか出ない程美しい。

気が付いたら周りにバレエに携わる友人が結構いて、身近に感じながらも今まで観る機会が無かったので、今夜はとても素晴らしい経験が出来ました。これからも、いろんな演目を観てみたい。

そして、そうした友人達のバレエに懸ける想いの何万分の1でも、窺い知る事が出来たなら幸いです。主役の2人から、階段に座って拍手をしているだけの役まで、彼等、彼女等の人生そのものがオーディエンスに向かって懸命に訴えかけてきたのが良く分かりました。それは、愛や信念などといった既成の概念では到底表しきれないもの。

芸術に際した時、自分の中で何か目みたいなものが開くのを感じます。10代の頃は時によってはそれが開きたくても開けなかったり、誰かに開いてもらったりしていましたが・・・。今では劇場、美術館、ライブ会場などに足を運ぶと自動的に開くまでになりました。思春期とか言い方はいろいろですが、若く精神が不安定で、多感な時期にどれだけ自分の感性の目を開かせるものに出会えるか・・・。近頃痛感します。

自分の知らない世界は、確実にある。だから、生きている間は常に腰を低くして、素直な気持ちで勉強し続けようと思いました。
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | Diary - Daily Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。