2005年04月30日

Stoned Butterfly

僕の場合は音楽ですけど、あるカテゴリーに於いて自分にしかない嗜好というのは、時として武器になります。

僕は高校時代からどうしても誰も聴かないような音楽を探したくて、様々な危険地帯に足を踏み入れたものでした。その中で、僕が見事にシンクロできたのがStoner RockまたはDoom Metalと呼ばれるジャンルの音楽でした。
初めて聴いたDoom MetalはSLEEPというバンドでした。このジャンルのバンドでは珍しく日本盤も出ていて、何よりも当時の僕は”1曲で1時間”という謳い文句に心を奪われたのでした。初めは完全に理解不能でしたが、他の音楽を聴いていくうちにやはりどこかでここに繋がっているということを認識し、結局戻ってきたわけです。そうして耳の経験値を積んでから聴くと、やはり無視出来ないものがありました。
BLACK SABBATHを始祖とする性質上、横の繋がりそして影響力も無視出来ないものがあり、KYUSSやQUEENS OF THE STONE AGE等の活躍により90年代メジャーのフィールドで広く認知されたジャンルではありますが、今日でもやはりその拠点はアンダーグラウンドにあります。
この手のライブは情報も余り無く、こまめにライブハウスや人づてに情報を仕入れないと見過ごしがちです。下手すれば音源もライブ会場でしか手に入らないバンドだっているわけでして・・・。先月のBORISも偶然見つけて観られたものの、危うく見過ごすところでした。

今回はELECTRIC WIZARD。知名度は結構なもので、日本のHeavy Metal系雑誌(1つしか思い浮かびませんが)にも取り上げられる事の多いバンドです。3rdアルバム「Come My Fanatics」はその中でも最も優れた名盤として注目されていたのを覚えています。

文句無し。4曲で1時間30分のステージ。やはり前評判と違わぬバンドであると認識しました。しかし、日本を贔屓するわけではありませんが、どうしても曲の構築能力、意外性、実験性に於いては前述のBORISやCHURCH OF MISERY等の方が僕の好みに合いますね。Englandのバンドは前衛的な中にも保守的な部分があって、それが長髪、GibsonのSG、VENOMのTシャツという既成概念を離れられていないんです。要は求めるものが違うということなんでしょう。例えばBORISは完全に実験室の様なライブをステージで展開し、バンド自体もNoise、Ambientのミュージシャンとコラボレートを頻繁に行っており、そういった活動形態を含めて前衛的なのであって、こちらELECTRIC WIZARD等はまたそれとは違う。その顕著な例が昨今のMONSTER MAGNETのメジャー進出だったのでしょう。Doom MetalのバンドがDonington Parkで10万人の観客を前に演奏するなど、少し前までは考えられなかったことですから。

ライブに行ったり、こうしてホームページに記事を投稿したりすることって、今の僕の中では重要な精神活動であり、リフレッシュであるわけです。だから体調が悪いときこそ、家に篭もるのは控える様にしています。でないとすぐ精神が蝕まれますから、僕の場合。



Come Thy Fanatics
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2005年04月29日

Time Is

今日は体調が悪かったのですが、迷った挙句ライブに行って来ました。気分転換になるだろうし、何よりチケット代が勿体無い。

WISHBONE ASH。70年代に活躍した、かのRitchie Blackmoreに賞賛された名ギタリストAndy Powellを中心に結成されたHard Rockバンドです。あの時代と言うと、LED ZEPPELINやDEEP PURPLEに代表される知的で凶暴なサウンドがもてはやされていましたが、このWISHBONE ASHはそれらとは一線を画していました。もちろんEngland特有のサウンドを土台にしてはいましたが、どこかFusionを彷彿とさせるメロディーライン、クリーンなヴォーカルによって演奏される楽曲は他のバンドには無いものでした。

そして何よりこのバンドの聴き所と言えば叙情的なツインギター。現在オリジナルメンバーはAndyのみなのですが、もう1人のギタリストMuddy Manninenとのハモリも一心同体。意外性は無いですが、実に緻密に計算された綺麗なメロディーで、良心的なサウンドです。Andyのヴォーカルも何とも爽やかで、とても結成35周年を迎えたバンドとは思えません。

昔の曲はあまりやらないのかな、と思っていたら、アンコールの最後には「Jail Bait」。色褪せませんね。



Time Is
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2005年04月28日

国境の南

実は最近、かなり体調崩してまして。いろんなストレスが溜まって表面に出てくるわけですね。頭痛、不眠症・・・。何でもありです。今学生ビザに関する法律改正に伴い模索している最中で、今年の夏以降の進退が決まっていない状況。もしかしたら日本に帰らなければならないという事態は何とか防げそうにはなってきましたが・・・。もっと精神的に強くなりたいです。弱いんです僕。日本にいる間も分かっていたつもりですが、こちらに来て、自分がどれだけ甘やかされて育てられたかが分かりました。

昨年の秋までお世話になったホストファミリーといまでもよくメールで話しているのですが、あの人達は本当にいい人達でした。留学が決まって間もない頃、とにかく当初の心配は料理でした。ここU.K.は世界でも有数の食べ物の不味い国として有名です。そして特に家庭料理が最悪だと散々聞かされていたので、覚悟は出来ていました。しかし、あの家の料理は不味くないどころかとても美味しかった。蓋を開けたら実は奥さんオーストラリア人でして、しかも料理が趣味で本棚には様々な国の料理のレシピがありました。"今日はインドネシア料理を作ってみたわ"と言われて出てきたのが焼き鳥だったのには笑いましたが、あれはオーストラリア人のジョークだったのでしょうか。気を利かせてよく白いご飯も作ってくれました。僕の人生、苦難は多いですが人との出会いにかけてはとことん運がありまして。今までにもよくそんなところで、みたいな出会いが幾つもありました。

この1年だけでも、Londonだけに留まらず、南はBrightonから北はAberdeenまで(世界地図参照の程を)人脈を築いてきました。それは僕の財産です。それが無駄にならない為にも、僕はこの国で頑張ってみようと思います。日本にいる友人に、外国で死ぬなんて洒落にならんから無事で帰って来いよと言われました。その気持ちはありがたいんですが、僕、状況が許す限り日本に帰るつもりはありません。日本じゃ出来ない事をしに来ているんですから。

毎日少しでも気晴らしになることがあればいいんですが・・・。こういう時にAEROSMITHとかVAN HALENとか、何も考えずに楽しめるバンドのライブがあればいいのに。
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2005年04月27日

20歳には見えませんが

友人のまさの誕生日を祝うささやかなパーティーをしました。彼は1歳年下なので20歳になったばかり。僕ももう少しで21歳。みんな歳を取っていきますね。

この1年、充実したとかそんな類の言葉では表せない程の時間を過ごしました。生涯に一度あるかないかの感動もあり、絶体絶命の危機もあり。最初の1年でこれ程まで様々なことが起こると、これからが思いやられます。

まあ、地道にやっていきますよ。
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2005年04月26日

再結成ブームとあのバンド

こちらにClassic Rockという月刊の音楽雑誌があります。表紙になるのはいつもBon Scott、FREE等今は亡きバンドやミュージシャンです。そういうわけで毎月楽しみに読んでいるんですが、今月号には付録でDVDが付いていました。

内容はライブ映像が殆ど。まずBLACK LABEL SOCIETY。Zakk WyldeがOZZY OSBOURNEで如何に弾かされているのかが分かります。自身のバンドであるBLACK LABEL SOCIETYではもう容赦ない傍若無人のギターを披露。これは凄い。しかもこの映像のラインナップにはベーシストが現METALLICAのRobert Trujillo。凄い組み合わせ、というか、OZZY OSBOURNEと変わらないか。言うまでもなくMETALLICAで観た彼よりも良いプレイをしていました。彼等、6月にLondonでライブをするんですが・・・。同じ日にSYSTEM OF A DOWNが。勘弁してよ。

ALICE COOPER。これぞエンターテインメント。これぞRockのライブといった感じ。虚飾、ギミック、ステージコンセプト。うん、かっこいい。10月にTWISTED SISTERとダブルヘッドライナーでU.K.ツアーをする彼。「School’s Out」を生で聴いてみたい。

YES。オリジナルメンバーじゃない。キーボード誰だお前。Rick WakemanのいないYESはタモリのいない「笑っていいとも」位、萎える。

MARILYN MANSON。3年前のReading Festivalでのライブ。無条件にかっこいい。John 5もいる。僕が観たときはこんなに狂ってなかったので残念。中学2年生だった僕にトラウマを植え付けた責任を取ってくださいよ。

そして今回の付録の目玉、と銘打ってある、MOTREY CRUEの再結成後初のライブパフォーマンス。現在世界中のメディアでかなりの憶測が飛び交っている現在の彼等。どうなんでしょうこれは。6月にWembley Arenaである彼等のライブは行くつもりですが、正直言って期待は出来ませんね。

僕がMOTLEY CRUEを初めて観たのは、もう5年前になりますか、高校1年生の時でした。当時オリジナルドラマーのTommy Leeは既に脱退しており、後任に歴戦の雄Randy Castilloを迎え久し振りに彼等らしさを取り戻したアルバム「New Tattoo」を発表したものの、Randyが病床に伏し、来日公演には代役として元HOLEのSamantha Maloneyが代役として同行。あのバンドに女性のドラマーというのは実に映えていました。1曲目から「Kickstart My Heart」から始まった彼等のライブ。Vince NeilやNikki Sixは結構太ってしまっていましたがそれでも格好良かった。そしてMick Marsのギターが意外にも素晴らしく、佇まいも貫禄があって素敵でした。もちろんRandyを観ることが出来なかったのは残念でなりません。彼はその半年後、亡くなってしまったからです。ちなみに、彼の追悼ライブでSlashとDuff McKagunが久々に顔を合わせたことがきっかけとなって結成されたのがVELVET REVOLVERでした。
周知の通り、腰の病気の治療をしていたMickの回復を待っての今回の再始動。この映像で観るMickは痩せ細り、アンプの前に立ったままで、5年前Zepp Fukuokaで観た、鍛えられた体でオーディエンスを煽るMickとはまるで別人。悲しい。Nikkiのインタヴューによると、Mickはまだ完全には回復していないそうで、もしもの時のピンチヒッターには何とDave Navarroの名前が挙がっているとか。そしてVinceとTommyは未だに和解していないらしく・・・。
純粋にメンバー同士の再会、意気投合、ビジネス、節目の年にアニバーサリーを祝う・・・。昨今の再結成ブームには様々な形態の再結成がありますが、このバンドの再結成に関しては完全にレコード会社とマネージメントによるもの。依ってメンバー同士の合意はビジネス上のものでしかありません。様々な不安要素を孕んだ現在のMOTLEY CRUE。無事にワールドツアーを終わらせることが出来るのか。

余談ですが、Tommyって全然外見が歳取っていないですよね。というか、あの男のかっこよさは同じ男として拝みたい程。Heavy Metalはおろか、音楽界のみならず世界の映画界、芸能界を見渡しても、あれほどかっこいい男、なかなかいないと思うんですが。
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2005年04月25日

最近のお薦め

最近のお薦めのバンドは何かとよく聞かれます。いや、本当によく聞かれるので困ります。結構面食らうんですよね。どんなジャンルが好きなのかにもよるし、感性も違うだろうし。だからその時の気分で”今一番ヤバいバンドだ”とか適当言ってANTHRAX薦めてたりするんですが。

最近聴いた新しいバンドで最も印象に残っているのがやはりMASTODONでしょうか。このバンドの第一印象は、METALLICAの「The Call Of Ktulu」のカバーバンドという訳の分からないものでしたが、ライブに行ったらもうそれが最後でした。音楽性としてはDoom MetalやStoner Rockを継承しています。メンバーはMELVINSを崇拝しているとのことで、実際ライブでも「The Bit」をカバーしていました。そんなMELVINSやKYUSS等が好きな人は是非聴いてみてください。きっとはまります。僕はもう離れられません。

やっと手に入れたTHUNDERのニューアルバム「The Magnificent Seventh」も最高でした。現在に至るまでの彼等はDEEP PURPLEの前座としてツアーに帯同したり、様々なキャンペーンを展開したりしてプローモーション活動にかなり力を入れており、その結果先月から始まったEuropeツアーそしてこのアルバムの売れ行きがかなり好状況を博しているとのこと。もう既にこのジャンルでは確固たる地位を築いた筈のTHUNDERですが、こうして未だに自分たちの活動に於いて甘んじた姿勢を取っていないというのは、何とも男らしいというか、これぞBritish Hard Rockの継承者というか。僕的には「Backstreet Symphony」や「Behind Closed Door」と肩を並べる程の名盤です。それらのアルバムが発表された時も同じことを言われていましたが、現在に於いて、その存在自体に比べるバンドがいない。メジャーのフィールドでこういう音を未だに提唱しているバンドが。THUNDER。本当に良いバンドがいてくれたものです。

これは最近の話題、なんですが・・・。ANTHRAX、まさかのオリジナルメンバー再結成となりました。Joey Belladonnaという、80年代前半認知され始めたばかりの新興勢力Thrash Metalに於いて未曾有の個性を彼のバンドにもたらしたヴォーカリストが戻ってくるわけです。しかし、ここ10年以上も彼の後任として素晴らしい働きをしてくれたJohn Bushは・・・。彼はJUDAS PRIESTのRipper OwensやIRON MAIDENのBlaze Baileyとは訳が違うのです。それなのに・・・。このオリジナルメンバーの再結成に関しては思うところがありますね。確かにネイティヴ・アメリカンの血を引くJoeyの歌う「Indians」は聴いてみたいし、ギタリストの僕としてはDan Spits(写真を見たら別人みたいに美形でスタイリッシュな男になっていた)の復帰は嬉しい。しかし・・・。このラインナップが今年限りのものなのか、それとも続けていくつもりなのかは分かりませんが、複雑な思いです。しかし再結成の記者会見の模様は面白かった。”俺達はこうしてグループセラーピーも必要とせず自然に再び集まった”とMETALLICAを皮肉った発言もあったり。僕はANTHRAXのこういう穏和でユーモラスなところが好きですね。そしてあのHeavy Metalにあるまじきチャーミングさを誇るScott Ianが。METALLICA、SLAYER、そして過去在籍したメンバーを次々と敵に回したMEGADETH(というかDave Mustaine)と未だに友好関係があるのもこのバンドですし。

というわけで、そんなに最近の音楽に詳しくない僕でした。
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2005年04月24日

カメラ

数日前新しいカメラを入手しました。

しかし、どうも使い勝手が悪い。シャッターの反応が遅い。明るくても暗くてもピントが合わない。電池がすぐ無くなる。なかなか喧嘩腰のカメラです。

カメラと言えばバイトなんですが、当初の予定ではバイトはもう始まっている筈なのでした。しかし、コネを持っていたキーパーソンが休暇でずっと留守なのでどうにも連絡が取れず。もう勝手にやってくれ。日本にいた時はLos Angelesに留学する為の資金稼ぎという名目でバイトしていましたが、予定より早くLondonへの留学が決まったので成人祝とか全部前借りしてここへ来たのでした。やっぱりというか、Londonも音楽的には素晴らしい環境だったので結果オーライだと今は思っていますが、それでもまだLos Angelesへ行く夢は捨てていません。早くその資金稼ぎを再開したいです。

カメラと言えばバイト。
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2005年04月23日

Storytellers On The Line

承知のことと思いますが、ライブを観に行ったという記事のタイトルは全て、そのミュージシャンの楽曲のタイトルを捩ったものになっています。別に深い意味もなく、単なる自己満足です。

という訳で、今回は誰のライブに行ったのか分かる人は分かると思います。

来日を切望して止まないファンも多い、British Hard Rockの至宝、MAGNUM。メロディーという観点からすれば、England出身の後続バンドはもちろんのこと、HELLOWEENやBRIND GUARDIANに代表されるドイツ勢、EUROPE、STRATOVARIUSによって道が切り開かれた北欧勢に至るまで、底知れぬ影響力を及ぼしたMAGNUM。今日はそのMAGNUMによる1985年の名盤「On A Storyteller’s Night」発表25周年記念ライブ。会場となったAstoriaには常連のファンであろう人達で満員。ここから既にいつものライブとは雰囲気が違いました。

かつてはEuropeでアリーナクラスの人気を博したこのバンド、未だに慕い続ける多くのファンの思い入れも尋常ではないようです。会場はそんなバンドへの愛に満ちていました。解散後ソロヴォーカリストとしても成功を収めたBob Catleyの歌唱はライブに於いても実に素晴らしく、この手の音楽に於いてこれ程適任な歌い手はなかなかいないだろうと思わせる程。そして楽曲のメロディーの美しさは生で聴くと圧巻。その担い手、容姿自体が既に違う世界の住人を思わせるTony Clarkinのギターも、テクニックをひけらかすのではなく、シンセサイザーやベースとシンクロする様にアルペジオを展開させるという職人気質。「Brand New Morning」、「Kingdom Of Madness」、「Two Hearts」、「Steal Your Heart」等、名曲の数々では会場が合唱。前座無し、途中20分のインターバルを挟み、後半は「On A Storyteller's Night」の完全再現。贅沢の限りを尽くす様な名曲のオンパレードが繰り広げられました。

僕の好きな「How Far Jerusalem」、「Les Morts Dansant」も演奏され、充実したライブでした。しかし、どうしても内輪の集会というイメージは否めませんでした。それがこのバンドの本質、ファンとの深い絆の顕れと言われればそれまでですが、どうも外に向けて新たなファンを開拓しようという野心に欠けている様な気がしてしまいます。活動歴が長いと言えど、再結成を果たして間もない現役のバンドですし。しかしこれがこのバンドの性格なのかも知れませんね。今回MAGNUMを観たのは初めてだったので、今回のライブの趣旨がそうさせたのかも知れませんし。しかしそうは言っても先にも述べたBobの歌唱、そしてバンドの演奏力、楽曲の再現能力は見事でした。同業者の端くれとして、実に良い勉強になりました。TOTO、JOURNEY、BOSTON等の演奏に感銘を受けた人でもしMAGNUMを聴いたことがない人がいれば是非お薦めします。

これ、書こうかどうしようか迷いましたが、ついでに。
Bob、歌は巧いんですが、どうもあの動きがいただけない。そう思うのは僕だけかもしれないのですが。クイズ番組の司会者のような・・・。顔も何処となくみのもんたに似ているし・・・。それでもMAGNUMを観たことがあるというのはこの先の人生ささやかな自慢になること間違いなし。今しか出来ないことをやるというのが基本スタンスですから。何か違うな。まあいいか。



Storytellers On The Line
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2005年04月22日

来る

毎年5月の後半から6月にかけて、Londonでは息の根を止めるかの如く凄まじいライブが連日あります。本場Londonでライブを観てみたいと考えている人は、特にお目当てのバンドがいない限りこの時期を狙って来るのがベストと言えましょう。

昨年の例。

FUNERAL FOR A FRIEND。EVANESCENCE。ROBERT RANDOLPHを前座に従えたERIC CLAPTON。THE WIDHEARTSの再結成ライブ。STING。日本からGUITAR WOLF。JET。THE DATSUNS。HUNDRED REASONSら注目の新人バンドを前座に従えたINCUBUS。ソールドアウトになる時間がこの国での新記録を樹立したPIXIES再結成後のU.K.での初ライブ。SLIPKNOT、MACHINE HEAD、SOULFLY、LINKIN PARK、DAMAGEPLAN、SLAYER、ARCH ENEMY、KORN等が出場し、METALLICAがヘッドライナーを務めたDownload Festival。MOTLEY CRUEのNikki SixとL.A. GUNSのTracy Gunsによる新バンドBRIDES OF DESTRUCTION初のU.K.ツアー。QUEENSRYCHE。TOTO。Joe Satriani、Steve Vai、Robert Flippという異色ラインナップのG3。HATEBREEDを前座に従えたANTHRAX。YESのオリジナルメンバーによる35周年アニバーサリーライブ。JEFF BECKの還暦を祝うバースデーライブ。NEW YORK DOLLSの一夜限り(その時点ではこの名目でした)の再結成ライブ。シークレットでJAMES BROWNをゲストに招いたRED HOT CHILI PEPPERSのHyde Parkで25万人を集めたライブ。そして、STEREOPHONICS、MANIC STREET PREACHERS等が出場し、THE WHOが34年振りにパフォーマンスを行ったIsle Of Wight Festival。

感覚が狂いました。

そして、今年。

Paul Rodgersをヴォーカルに迎えたQUEEN。37年振りに再結成したCREAM。MICHAEL SCHENKER GROUPを前座に従えたYNGWIE MALMSTEEN(普通逆だろ)。JOURNEYのNeil SchonとJeff Scott Sotoによる新バンドSOUL SIRKUS。Tommy Leeが復帰したMOTLEY CRUE。EELS。OASIS。ALEC EMPIRE。NAPALM DEATH。そして今最も観てみたいバンドの1つであるSYSTEM OF A DOWN。KANSASの30周年アニバーサリーライブ。様々なゲストが噂されているMOTORHEADの30周年アニバーサリーライブ。実に久し振りのU.K.ツアーを行うSTYX。遂にツアーを開始したU2。母国に於いてかつて無い規模のツアーを行うCOLDPLAY。こちらも久し振りに動き出したWEEZER。遂に2ndアルバムを完成させたAUDIOSLAVE。FEEDERを前座に従えたR.E.M.のHyde Parkでのライブ。そして、男なら誰しもが憧れるRockのボス、BLUES SPRINGSTEEN・・・。

昨年の(金銭的)失敗を元に、今年は頭を使って厳選して行きます。これからもまだまだアナウンスされていきそうですが。

そんなことを書いていた正に今、また6月に新たなライブがアナウンスされました。

目を疑いました。個人的にかなり思い入れのあるバンドだったにも関わらず、ファンになってから今まで一度もライブを観るチャンスに恵まれなかったからです。

僕のメールアドレスになっている、あれです。あれが来ます。

METALLICAではありません。

VAN HALEN。

と言いたいところですが・・・。

SAMMY HAGER。

来ます。遂に。

念願の再結成を果たしたVAN HALENはどうなったのか。まあそれはひとまず置いといて、とにかく、あの声が聴ける日が来るんです。「Dreams」、「Why Can't This Be Love」、「Pound Cake」、「Judgment Day」、「Right Now」、「Not Enough」・・・。考えるだけで失神しそう。EnglandにGlenn Hughes、Ronnie James Dio、David Coverdaleがいれば、Americaには彼がいる。あのヴォーカルを聴かずに音楽を語れようか。

やばいわ。マジで。
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2005年04月21日

灯台下暗し

日本に里帰りしていた友人が戻ってきたので、会いに行きました。買ってくるよう頼んだCD、いくつか忘れてるし。でもACCEPTの来日公演のチケットは確保。今から楽しみです。

買ってきてもらったCDの中に、LOSALIOSの4thアルバム「The End Of Beauty」がありました。で、早速聴いてみました。

これは・・・。何で今まで聴かなかったんだ。そしてライブを観られる機会すらあったのに。

LOSALIOSは元BLANKEY JET CITYのドラマー中村達也によるプロジェクト形式のバンドです。名前こそ知っていましたが今まで聴いた事が無く、ふとしたきっかけでインターネットでこのアルバムの存在を知り、彼に買ってくるよう頼んだわけです。このアルバムでは実に多彩なゲストプレイヤーを迎えており、パーマネントメンバーである元AJIKOのTokie、加藤隆志を始め、同じく元BLANKEY JET CITYの浅井健一と照井利幸、武田真治、金子飛鳥、沖祐市、そして何と元JAPANの土屋昌己とMick Karnまでもが参加しているという豪華な内容。全編Flee Jazz傾向のジャムで構成され、聴き応え充分。特にTokieのベースは本当に素晴らしく、時にアグレッシヴで、時に官能的で、実に筆舌に尽くし難いプレイを聴かせてくれています。ドラマー中村達也のマルチプレイヤーぶりもまた、BLANKEY JET CITYからは予想出来なかった可能性を湛えています。武田真治が聴かせる、タレントとしての彼とは別人格の凶暴なサックス、僕達の世代は皆虜になった筈の浅井健一のギター、そして土屋昌己とMick Karnの息もつかせぬインプロヴィゼーション・・・。ギターを弾き始めて随分経ちますが、久し振りにどう弾いているのか分からないという感覚に呵まれました。

あまりにこのプレイヤー達の演奏が凄くて、何処に耳を集中させたらいいか分からない。いや、そうじゃない。聴くのではなく、感じなければ。CD聴いてこんなに興奮したのは、本当に久し振りでしたよ。

元はと言えばこの手の音楽の発祥の地であった日本ですから、このアルバムの存在は必然と言えるでしょうが、それにしても凄い。

こんな凄いバンドが自分の国にいたなんて・・・。僕もまだまだです。
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2005年04月20日

再見

久し振りに中国人の友達に飲みに行かないかと誘われ、パブに行きました。そもそもパブに行くこと自体久し振りなんですが。

ここ最近、友達と何処へ遊びに行っただとか、そういう記事がめっきり減りました。ライブに行くのもいつも1人です。仲の良い連中が段々帰ってしまったというのもあるし、僕も神ではないので正直言ってそれ程馬の合わない人と無理して仲良くなろうとは思わないし、無理に話を合わせるのも疲れます。

20歳の分際でよくそんなことが言えるよなと怒られそうですが、本当に最近よく思います。

何となく生きている日本人が多過ぎる。そして、その延長線上で何となく留学している日本人が。

こんなはずじゃなかった。食べ物不味い。外人と話すの恐い。早く日本に帰りたい。

分かった。帰れ。

自分のペースでしか成長しようとしない人間が留学なんぞ出来る訳が無い。自分を違う環境に置くという挑戦をする為に来たんじゃなかったのか。

愚痴はこの辺で。

さて、久し振りにその友人と飲みに行った訳ですが、この世相の最中、日本人と中国人が顔を合わせるというのはどちらにとっても複雑な心境。彼とはもう知り合って1年になりかなり仲の良い付き合いですが、僕としては出来ることなら一連の騒動のほとぼりが冷めるまで会うのは微妙だと思っていました。しかし、そんなことは彼は気にしていない様子で・・・。もちろんその話題も話に出てきました。中国人は怒るしか脳がないからね。彼はそう言って笑っていました。それが建前かどうかは別として、そのことが友人関係にまで悪い影響を及ぼすのではないか、というのは僕の杞憂でした。

ただ、中国と日本の関係も放っておけませんが、中国と台湾の場合はもっと深刻でして。"中国と台湾って日本と九州みたいなもんでしょ"とか平気で言う馬鹿な日本人がたまにいて板挟みに遭うことがしばしばありますが、事実上両国は別々の国家です。しかし、中国側は台湾の独立を認めていません。第2次世界大戦後、共産党との内戦に敗れた国民党が本土を離れ台湾に移ったことが現在に至るまで続く対立の原因です。しかしこの度、中国が反国家分裂法を制定し、台湾有事の際には武力制裁をも辞さないという強行姿勢に出たことが今までになく両国の緊張を高めています。そしてこれは日本を取り巻く諸国だけの問題に過ぎず、EU諸国で中国での軍事需要を見据えた兵器輸出解禁を巡って協議がなされ、それに対して今度はAmericaがもし解禁すればEU諸国に対しても制裁を辞さないという構えになっているなど、世界中が中国を巡って不穏な動きを見せています。

中国にも台湾にも友人がいます。それも1人や2人ではありません。僕は政治家でもU2のヴォーカルでもないので、只友人を思いやることが精一杯。仲良くするに越したことは無いと思うのですが。騒動の沈静を願っています。

脈絡のない話になってしまいましたが、彼と飲みに行ったことを良い機会だと思い、僕の最近のぼやきと怒りをまとめてみました。
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2005年04月19日

This Means Union

久し振りにして4日間連続のライブ。くどいようですがどのチケットもCD1枚分の金額なのでこんなにいける訳でして。

さて、その締めくくりはDeath Metalの元祖として君臨するバンド、MORBID ANGELです。

AmericaはFloridaにて、OBITUARYと共にDeath Metalというジャンルの黎明期を支えたMORBID ANGEL。今回はオリジナルのフロントマンDave Vincentが復帰してのツアーということなので、バンド、ファン共々気合いの入れようも凄まじい。会場はMean Fiddler。この手のバンド(ARCH ENEMYやCHINDREN OF BODOMというメジャーなバンドではなく)のライブというのはとにかく、最初の一歩に勇気が要るもんです。全身ピアスとタトゥーで完全武装した連中が蠢く、何やらイリーガルな香りの充満する狭く汚く暗いライブハウス。今ではさすがにもう慣れましたが、やはり最初は後込みしたものです。そのうちにそんなライブで友達まで出来る様になりましたけど。どんなに外見が恐くても、結局は同じバンドを観ようと集まっている同志なんですから、何か嫌がらせをして来るんじゃないかとかそんな余計な心配はするだけ無駄なんです。

シンフォニックなSEが流れ、衣装もさすがといった感じのメンバーが登場。暫く仁王立ちでオーディエンスを見渡す彼等。会場はただただ圧倒されるがまま。そしてPete Sandovalの凄まじい2バスの連打がライブの始まりを告げます。僕は2バスフェチなのでたまりません。そしてもちろんDaveのデスヴォイスも尋常ではない。オリジナルメンバーということもあって、古い曲を中心にライブが展開しました。”まだ俺達の音楽を毛嫌いしている大人がいるらしいな”と吐き捨てて始まった「Dominate」からラストの「God Of Emptiness」まで、一切の衰えを見せない狂気に満ちたアグレッシヴな演奏。元祖の威厳をこれでもかと見せつけてくれました。バンドの存在自体にコンセプトを掲げているだけあって、彼等は見事なエンターテイナー。音楽だけでなく、ステージ、衣装、MCに至るまで一貫してバンドのコンセプトに忠実なライブでした。そして、CARCASSの「Heartwork」以前のDeath Metalとはどんな音楽であったかを今一度思い起こさせてくれました。ARCH ENEMY、CHINDREN OF BODOMがメジャーのフィールドで活躍し、Death Metalというジャンルの伝播、細分化の進む現在のシーンに於いて、忘れてはならないエッセンシャルな要素を。

Death Metalは他のジャンル程通じてはいませんが、ライブはやはりかっこいいし、何より気持ちが爽やかになれるのがいいです(笑)。どのジャンルも、Heavy Metalはやめられませんね。日本を離れたらHeavy Metalのバンドを観る機会は少なくなるだろうと思いきや、Londonではこうして今再びHeavy Metalが隆盛を極めているのでした。
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2005年04月18日

Don't Cloese Your Sence

そして今日はHeavy Metalです。

DOKKEN・・・。

もちろんGeorge Lynchはいません。そして現在Georgeの後任だったReb BeachはWHITESNAKEに、そのまた後任だったJoh NorumはEUROPEに在籍しており、今ギタリストの座に就いているのはJon Levinなるこれまで無名だった人物。そのギタリストの技量や如何にと考えるのは無駄なことであって、とにかくあのバンドはDon Dokkenのバンドであり、彼の声でDOKKENの曲が聴けるのであればまあ良いじゃないか。そう割り切って観に行きました。

「Kiss Of Death」が聴ければいい。家では全盛期のオリジナルメンバーによる来日公演を収録した「Beast From The East」(全Heavy Metalファン及びギタリスト必聴)を聴いてたりしてそれなりに雰囲気も携えつつ・・・。

会場はもう行きなれたCamdenのThe Underworld。思いの外、入りは良い。前座のローカルバンドが終わった頃に到着。そして、15分ほどのインターバルを置いて暗転、メンバーが登場しました。

1曲目からあのギターリフ。「Kiss Of Death」。うん。ギターは平凡なスタイルですが、安定したプレイで終始アンサンブルを固めます。ドラマーはオリジナルメンバーのMick Brown。彼の全く衰えを感じさせない凄まじいドラミングには驚きました。そしてBarry Sparks。一昨年Billy Sheehanの後任としてB'zでベースを弾いていたベーシストです。ギタリストに華が無いので、今回のライブでは彼が率先してリードをなぞり、そしてオーディエンスを煽っていました。そして、Donなんですが・・・。声が思うように出ない様子で、終始客に歌わせたり、音程を低くして歌ったりしていたのが悲しかったです。もちろん「Beast From The East」と比べること自体無謀なんでしょうが、それでもあのライブアルバムにおける奇跡に近い歌声には程遠かったというのが事実です。これが一時的なものなのかどうかは分かりませんが。そしてライブでは「When Heaven Comes Down」 、「Tooth And Nail」、「In My Dreams」と往年の名曲をこれでもかとやってくれたのですが、どうもMCその他曲の合間に見られた同窓会のようなあの雰囲気、好きにはなれませんね。そして、彼らは新曲を1曲も演奏しませんでした。結果、最初から最後まで全曲何度も聴き込んだ曲しかやらなかったので個人的には楽しめましたが、それとバンドのステータスは別問題です。もといニューアルバム「Hell To Play」も決して納得のいく出来ではありませんでした。Georgeがいなくても素晴らしいアルバムを作ることができるんだと、 前作「Long Way Home」で証明してくれたのにも関わらず・・・。これはこのバンドに限ったことではありませんが、もし本気で再起を図っているのであれば、もっと気合を見せて欲しいものです。

ライブの後、楽屋から出て来たBarryにサインをねだりつつ、"日本でB'zのバックで演奏しているあなたを観ましたよ"と話したらとても驚いていました。気を良くして日本語でサインを書こうとして失敗し、結局書き直してくれた気さくなBarry。実は彼、SCORPIONSのニューアルバム「Unbreakable」でもベースを弾いていました。彼にとってDOKKENは本職ではないだろうし、顔も広い。彼にはまだ可能性があるんです。そんな顔をしていました。

がんばれDon。誰も見捨ててなんていないんですから。
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2005年04月17日

Say Diddley

昨日は60歳のギタリストを観に行きましたが、今日観に行ったギタリストは76歳でした。

BO DIDDLEY。そう、あの人です。

もうオーラが違いました。終始椅子に座っての演奏でしたが、あの長方形のギター、カウボーイハット、全てが生きた伝説そのもの。観ていると少し危なげな手つきが目立ちましたが、それでいて正確なビートを刻むカッティング、そしてソウルフルな歌声には驚かされました。76歳って本当ですか。今夜の会場となったThe Forumでライブをするのは1963年以来だそうです。1963年・・・。THE ROLLING STONESがデビューした年ですよ。MCでは”こんな古い会場で演奏してると1955年に戻った様な気分だ”という言葉も。恐れ入ります。そしてライブの終盤ではドラムセットに向かい、ドラマーと共にリズムセッション。こちらも見事。そしてアンコールで演奏された「Before You Accuse Me」。Eric Claptonもカバーした曲ですが、やはり本物の聴かせる貫禄には敵いません。

思えば、Rock ’N’ Rollのライブは初めてだったような気がします。THE BEATLES以前の、50年代のあの音楽。彼のギターもバックバンドの演奏も見事なまでにRock ’N’ Rollを今に伝えていました。

サービス精神旺盛のアンコールが終わり、出口に向かって歩いていたら、続々と見たことのある顔が。いつもどこかのライブで何かしら顔を合わせる友人達と久々に再会。みんなライブで知り合った人達です。その中でも個人的に全幅の信頼を置いている、もうLondonに20年以上住んでいるゴッドマザー(失礼)のような日本人のおばさんがいます。今日も例によって一緒にライブを観ていたのですが、実は彼女、Bo Diddleyのツアーマネージャーと友達だそうで・・・。

気が付いたらみんな揃って楽屋にいました。目の前にはもちろん彼が。もう緊張して・・・。空気が違う。とても同じ人間とは思えませんでした。神という概念があるとすれば、それに限りなく近い存在とでも言いましょうか。本当に拝みたくなる様な、そんな感じです。サインをもらうとき、どうしていいかわからず思わず跪いてしまいました。握手した彼の手の感触、一生忘れないでしょう。思わぬサプライズに恵まれたライブでした。

追記。その日本人のおばさんなんですが、本当に凄い人でして。昨年のGRAHAM BONNETのライブで知り合って以来、色々お世話になっています。というのも、彼女と友人関係にあるミュージシャンが多数いるんですよね・・・。有名なところでは、Eric Clapton、Ronnie Wood (THE ROLLING STONES)、Don Airey (DEEP PURPLE)、Mickey Moody (WHITESNAKE)、David Phillingains (TOTO)、Nico McBrain (IRON MAIDEN)、Gary Barden (MICHAEL SCHENKER GROUP)等・・・。羨ましいです。
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2005年04月16日

Playing Out Of Time

上手いギタリストはそこら中にいますが、巧いギタリストというのはそうはいません。

今日は久しぶりにライブに行きました。

ROBIN TROWER。70年代、かつてProgressive Rockの代表格バンドの1つであったPROCOL HARUMに在籍し、脱退後ソロギタリストとしてEuropeではもちろんAmericaで成功を収め、後に続くロックギタリストの世界的成功の先駆けとなったEnglandを代表するギタリスト。今回のEuropeツアーは実に久しぶりということで、Londonに至っては10年振りのライブだとか。

そんなRobin Trower、今月で60歳になられたそうです。しかし、白髪の老紳士といった容姿とは裏腹に、ギターの腕は少しも衰えていません。ディストーションのかかった赤いStratocasterから紡ぎ出されるソロは官能的で聴く者の心を捕らえて放しません。ワウを絡めてJimi Hendrixを彷彿とさせる荒れ狂う様なソロを弾いてみせたり、ファンキーなカッティングを聴かせたり、ホーンセクションを模した音色でJazzさながらのインプロヴィゼーションを展開したりと、70年代という未曾有のHard Rock全盛の時代を生き抜いたマルチプレイヤー振りをこれでもかと見せつけられました。日本で言うとCharのようなタイプ(もちろんRobinの方がキャリアは長いですが)のギタリストです。コードのデュレーション、歪み、サスティン、ギターの音を構成する様々な要素を全て把握し、完全に自分のものにしています。そして、3ピースとヴォーカルによるバンドなのでこれはギタリストの宿命なのですが、音の隙間を縫う様にしてリフとソロを交互に展開していく演奏も聴き応え充分。もちろん、Robinを支えるヴォーカルのDavey Pattison始めバックのメンバーも安定していて貫禄のある演奏を聴かせてくれました。会場には代表曲「Too Rolling Stoned」や「Bridge Of Signs」が演奏されると懐かしさの余り感極まって涙を浮かべているファンも。

久しぶりに、ギタリストというのはどういうミュージシャンかということを思い知らされたライブでした。去年Albert Leeを観たときにも感じた、この姿勢を正したくなる様な思い。どんなにテクニックが先行してもしても辿り着けない境地、しかと観せてもらいました。
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2005年04月15日

日本語訳

This is breaking news.
It appears that Air Force One was shot down somewhere over the Middle East this morning by a sleeper cell of rough terrorists, firing a stinger missile. The pilot and all passengers are unaccounted for.
The president’s whereabouts are presently unknown and he is presumed missing.
The vice president, secretary of state and principles of the military are assembling.
Our nation stands at Defcon 3

速報です。
Air Force One(大統領専用旅客機)が今朝中東上空にて潜伏中のテロリストの対空ミサイルにより撃墜されました。パイロットと乗客の人数は報告されていません。
大統領は現在行方不明とされています。
現在副大統領、各省書記官、各軍隊に集合がかけられています。
我が国は現在Defcon 3(戒厳令のレベル)が敷かれています。

MEGADETHの「Blackmail The Universe」のオープニングのナレーションです。日本語訳してくれとのことでしたので、何故かここに書いておくことにします。多分完璧には聞き取れていませんが・・・。一聴して分かる鼻につく様なChris Polandのソロがいいですね。2ndアルバム「Peace Sells …But Who’s Buying」を彷彿とさせます。この曲は2004年の僕のベストトラックの1つです。

これくらい丁寧に話してくれたらアメリカ人とも話せるんですがね。いや、それ以前にPaulの友達と会話を成り立たせるのが先でした。彼と会うと自分の英語が如何に下手か思い知らされます。

そんなPaulは翻訳ソフトを駆使して僕のホームページを観てくれているようです。しかし彼の日本語も素晴らしいですよ。また近いうちに遊びたいです。
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2005年04月14日

にぎやかなこの街の空に

過去は振り返らない。

僕の基本姿勢です。

しかし今日は忘れました。長い間忘れていた物を見つけてしまったんです。

日記。

そう、日記です。昔から何らかの形で付けていたんです。付け始めたのは小学校5年生だったと思います。中学3年以降の日記を、もし誰かに読まれたらまずいと思い、Londonに持って来ていたのでした。

高校時代が面白い。今読むと自分が本当にこんな時代を生きていたのか不思議に思う程。特に高校1年生の時の数々の出会いが何ともドラマティックで。現在Cambridgeにいる彼や、忘れられない先輩、恩師との出会い。もちろん、東京で日々台詞を熱心に覚えているあの男との出会いも・・・。女の子に告白して振られたこと。鶏のレバーの刺身を食べてカンピロバクターに感染したこと。BON JOVI、IRON MAIDEN、MOTLEY CRUE、THE OFFSPRING、KISS、ERIC CLAPTON、AEROSMITH、RED HOT CHILI PEPPERS・・・。高校時代に行ったライブはその意義も今とは違いますね。ライブのチケットなんてそう簡単に買える金額じゃなかったですから。

前田先輩、井崎さんと僕と3人で福岡高校に照明機材を返しに行った時のこと、覚えてますか?英輪君、もう無くなってしまったお好み焼き屋「みなみ」、覚えてますか?松藤、一緒に行ったKISSの来日公演覚えてるか?

松藤とはよくライブに行きました。生まれて初めてHard Rockのライブに行ったのも彼と一緒。BON JOVI。福岡ドーム。ERIC CLAPTONも・・・。当時あれが最後のワールドツアーとかほざいていましたよねあの人。結局今に至るまであのライブ以降彼を4回も観たんですけど。ちなみに話はずれますが、彼、今年も来日が決定したようです。結局2年ごとにやるんですね。これはまだ何処にも出回っていない情報です。2人とも受験生の筈だった3年生の秋、高校の帰り道に偶然すれ違い突然"レッチリのライブ行こうや"と言われてそのままチケット取りに行きましたわね。あのローソンも今はもう無いんだよな。

楽しいことも、悲しいこともありました。充実した3年間でした。3年というのは区切りの良い期間だと思いますが、どうですか。新しい環境にも慣れてきて、もう今が最高だと思え、そろそろ次のステップを踏みたいと思ったら卒業。あの刹那な感じが後腐れ無くて好きです。

すいませんでした私事で。

Kerrangで遂に始まったQUEENのEuropeツアー初日、Brixton Academyでのライブレビューを読みました。やはり今一つだったようですね。Paul RodgersはもちろんBAD COMPANYで観たいに決まってるじゃないですか。

同じくKerrangから。Rock界で最もセクシーなミュージシャン50人という特集がありました。女性部門では1位からBrody Dalle(THE DISTILLERS)、Amy Lee(EVANESCENSECE)、Melissa Auf Der Maur(AUF DER MAUR)、Tarja Turunen(NIGHTWISH)、Gwen Stefani(NO DOUBT)、Cristina Scabbia(LACUNA COIL)、Shirley Manson(GARBAGE)、Avril Lavigne・・・。となっていました。さすがのAvrilもかの姐御達には敵わないと。それにしてもイギリス人の感覚は分かりません(笑)。ちなみに個人的に最もセクシーだと思うミュージシャンは前述のLACUNA COILのヴォーカリストCristinaですが何か。

最近ライブが無くてですね。毎日テスト勉強、ホームページの更新、洗濯、料理・・・。単調な日々が続いております。久しぶりにライブに行く予定があるのは明後日。Robin Trowerというギタリストのライブを行き慣れたMean Fiddlerという小さなライブハウスに観に行きます。70年代のBritish Hard Rockに興味のある人なら知らない人のいない、あのバンドのギタリストだった人です。
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2005年04月13日

ここでは触れていませんでしたが、実は僕、1ヶ月前から禁煙しています。

生活費には困っているわけではありません。しかし、今は親の仕送りで生活させてもらっているわけで、ライブとかも安いとは言えど行かせてもらっている立場なのであり、そこで思い直して煙草を止めたのでした。

最初は、絶対に挫折すると思っていました。煙草を吸っている人にとって、禁煙程難しものはないであろう、と思っていたわけです。しかし、止めてみるとこれがまた、全然苦ではなかった(これは決して父に宛てた文章ではありません)。それ程依存していなかったのだと思います。そもそも吸っているときもあまり依存していると実感してはいませんでしたから。断っておくと、決して健康の為に禁煙しているわけではありません。健康に気を遣ってRockができるか。前時代的かも知れませんね。痩せ我慢こそRock。まだ言ってるよ。

煙草を吸っているときは、窓を開けていました。部屋の換気には気を遣う方なので。僕の部屋はアパートの4階。窓を開けると、アパートの後ろの空き地にある木の枝が手の届く程の距離にあります。最近、その木に白い花が満開になりました。甘い香りがたちこめていて、窓を開けているととても爽快な気分になれます。

似ているんですが、桜、じゃないんですよね。桜のあの微妙な色合いでは。日本を離れていると、桜が恋しくなります。冗談ではありません。やはり春の代名詞である桜は、何ともこう感慨深い。大学に落ちた2年前、何を思ったかカメラを持って自転車に乗り、至る所に咲いていた桜の写真を撮って回っていたのを覚えています。

桜染めってありますよね。でも実はあれ、桜の花ではなくて幹の皮を使って染色しているんです。あの絶妙な桜色というのは、人の目のまったく届かない所で冬の寒さに研ぎ澄まされ、春を待っているんです。そんなところが、日本人の何たるか、本来のあるべき姿を今も変わらず教えてくれているように思えてなりません。

最近日本の友達からよく桜の写真が送られてきます。いいですね。やっぱり。

最近ではこんな出会いもありました。Londonもようやく春のようです。



Mado
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2005年04月12日

読書

読書が好きです。

今日は1日、読書をしていました。普段読書といえば大学の昼休みだったり、どこかへ行く電車の中だったりするので、こうして贅沢に読書をして1日を過ごすのもたまには良いかな、と思い。

好きな小説家はもちろん、村上春樹。ありきたりですが今まで読んだ小説の中で「ノルウェーの森」に一番感銘を受けました。あの小説を読んだ人には分かってもらえるでしょうが、あれを超える小説にこれからの人生で出会えるかどうか不安な程です。

そんな「ノルウェーの森」は日本の文学史上最高の売り上げ冊数記録を保持、していました。過去形です。昨年日本で話題になったあの「世界の中心で愛を叫ぶ」がその記録を抜いてしまったのです。

そちらも読みました。タイトルが「Evangelion」を彷彿とさせて懐かしかったです。あれが「ノルウェーの森」の売り上げを超えたことについてどうこう言う前に、あれが小説かどうかを議論したいです。もちろん不覚にも泣きそうになりましたよ。日本人はこれ程まで頭が悪くなってしまったのか、と思えば思う程悲しい気持ちになって。そしてもちろん、この物語を自分に当てはめたとき、そう考えれば。彼女(いませんが)を大切にしたいという気持ち、どんなに孤独を愛する男にだってあるはずですから。村上春樹に会って話が出来る日がもし来るとすれば、彼はきっと僕と同じ意見を聞かせてくれるでしょう。「世界の中心で愛を叫ぶ」は小説には違いないが、決して「ノルウェーの森」と同じフィールドで語られるものではないと。

小説といっても様々な種類がありますが、とりわけ村上春樹の小説に出会ってからというもの、結末が用意されている小説には抵抗を覚える様になりました。前回帰国したときにLondonに帰る飛行機の中で司馬遼太郎の「梟の杜」を読んでいてこれにも感銘を受けましたが、一体どちらが本当の意味での小説なのか分からなくなりました。しかしそんな疑問はLED ZEPPELINとDEEP PURPLEどちらが本当の意味でのHard Rockかという疑問と同レベルなのに気付き、その愚念は捨てました。

平和です。正確に言うなら平安です。そんな考えを巡らせられる。

桜が見たいな。おそらく今は春なのだろうし。

そういうわけで今日は「羊をめぐる冒険」を読み終えました。



Dokusho
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DIO来日公演決定

元RAINBOW、BLACK SABBATHの世界最高峰のヴォーカリスト、Ronnie James DioのバンドDIOが5年振りの来日公演を行うそうです。しかも今回、何とARCH ENEMYのギタリストMichael AmottのバンドSPIRITUAL BEGGARSとのジョイントツアーになるという。意外に思う人もいるかもしれませんが、MichaelはRonnieを以前からリスペクトの対象として語っており、昨年IRON MAIDENの北米ツアーにて前座としてARCH ENEMYが同行していたとき、IRON MAIDENを観に来ていたRonnieがARCH ENEMYを気に入りわざわざ楽屋まで挨拶に行ったというエピソードもあり、両者は今互いにリスペクトし合う仲だとか。
僕、実をいうとRonnieにお会いしたことがあるんですが、それは温厚な方でした。サインをくれただけでなく、丁寧にも君のような若いファンがいてくれると嬉しい等と感謝の言葉を頂いてしまいました。昨年に引き続きDIOは今年もまたU.K.ツアーを行います。そしてこのツアーは何と、あの名盤「Holy Diver」の完全再現ライブになるのだとか。何とも嬉しい限りです。

http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/listen/20050412/lisent005.html
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