2005年03月29日

THE LA'S再結成

OASISはTHE LA'Sの魂を継承する為のバンドに過ぎません。THE LA'S、10年の時を経てLee MaversとJohn Powerによる再結成を果たしました。

http://www.barks.jp/news/?id=1000006497
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2005年03月28日

At The End Of South

イースター最後の日は、海が見たいと言う同居人ヒデさんの誘いでLondonの南にあるBrightonへ遊びに行くことになりました。

電車でLondonから1時間。Englandの南の海岸沿いの街Brightonに着きました。この季節、観光客で賑わうこの街。ここへは昨年も来ましたが、その時はあいにくの雨。ビリヤードをしながら雨宿りをした苦い思い出があります。しかし、今日は晴天。海岸沿いから見渡す景色は、日頃のLondonでの生活を忘れさせてくれるかの様でした。それにしてもヒデさんはさすが高知の男。海が似合う。

ここBrightonは、Rockが好きな人にとってはTHE WHOの映画「Quadrophenia」の舞台となった街として有名です。この海岸沿いをあのバイクが走っていったのかと回想しながら歩くと感慨深いものがあります。THE WHO、SMALL FACES、THE JAM・・・。モッズ文化というのは日本では余り馴染みがありませんが、こちらでは未だに人気があり、よく雑誌で特集が組まれたりしています。僕もモッズ系のジャケットを持っていて、初めてCamdenへ行ったときに着て行きましたが別段目立つ訳もなく・・・。この国で目立とうと思ったら、ピンクのモヒカンに競泳用パンツくらいの格好をしないと無理です。ていうか、また「Quadrophenia」のCD持ってくるの忘れた・・・。前回ここに来たときも忘れて、次に来る機会があったら絶対持ってこようって思ってたのに・・・。



At The End Of South 01



Brightonは2度目なので、どうせ南の方へ行くんだったら他に行ってみたいところがある。そう僕が提案した場所は、国立公園にも指定されているSeven Sisters。白亜で出来た7つの崖があることからこの名前が付いたこの公園。僕はこういう自然を観に行くのが好きで、どこへでも思い立ったら行ってしまう質ですね。まずBrightonからEastbourneという街まで電車で移動。そこから更にバスで20分程で、Seven Sistersの入口に到着しました。そして、目の前に広がる草原の中を、放し飼いの羊や馬と戯れながら歩くこと30分余り。

遂に辿り着きました。留学する前に日本で買ったガイドブックで見つけて以来、是非行ってみたいとずっと思っていた場所。Englandの南端は、こんなに凄い場所だったんですね・・・。しかし、この景色を前にしては写真が好きな僕もお手上げ。レンズに入らない。自然を前にして人間の小ささを思い知らされました。この素晴らしい景色の全景をここでお見せ出来ないのは(Googleで検索したらもっと良い写真が見られます)残念ですが、この写真でその凄さが少しでも伝わればいいなと思います。

左下の、ガンダムのプラモデルに付いているパイロットの人形みたいなのが僕です。



At The End Of South
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2005年03月21日

A Wholehearted Chorus

約束通り、今日はPaulとNickがLondonに来る日。Oxford StreetのVirginで、JIMMY EAT WORLDがフリーのアコースティックライブをやるというので、このバンドの熱心なファンである2人は僕がJUDAS PRIESTを観にBirminghamに行った様にこうしてLondonへと来たわけです。

この会場は丁度去年の今頃、僕がEnglandに来て初めてのライブを観た会場でした。JETの、同じくアコースティックライブ。何だか最近こういう感じで去年のことをよく思い出してしまいます。

フリーということもあって、入場制限もあったであろう今日のライブ。2時間くらい前から待っていました。JETの時はかなり時間が押したのですが、今回は定刻通りに司会が現れ、始まりました。この司会、何故かElvis Presleyのコスプレをしており、「Return To Sender」を少し口ずさんでからバンドの紹介をし、捌けていきました。蛇足だ。そうしてバンドが楽器を持って現れ、言葉少なに挨拶を済ませ演奏を始めました。ニューアルバム「Futures」からの曲が主で、僕が気に入っている「Kill」も演奏されました。最後にやはり「The Middle」を演奏し、6曲でライブは終了。6曲という短いセットながら、実に丁寧なアレンジがなされていたのには感心しました。アコースティックギターに僅かにディストーションをかけたミュートのバッキングは爽やかな、楽曲の本来の魅力を引き立てるのにふさわしい。元々ソングライティングの素晴らしさが高く評価されているバンド。こうしてその楽曲の核の部分をシンプルなアレンジで聴くことにより、その良さを再確認できました。

ライブの後はサイン会。それぞれ思いの品を持って来ていたのですが、僕は何かその場で購入しないとサインはもらえないのだと思いこんでおり何も持ってきていませんでした。結局Paulが彼等のCDを何枚か持って来ていたので、どれか自分の持っているものと後で交換してくれるということなのでその好意に甘え、無事「Bleed American」のジャケットにサインをもらいました。実は、このアルバム、日本の実家にあるんだよね・・・。サイン会の後Paulに伝えると苦笑いしていました。ごめん・・・。ちゃんと返しますから。

サイン会が終わりVirgnを後にした頃には夕食時だったので、日本食を食べたいという2人を日本食レストランに連れて行きました。2人とも唐揚げや照り焼きを美味しそうに、しかも上手に箸を使って食べていました。どこで覚えたんだ・・・。ここは安くて量が多くてそして美味しい日本食レストランなので、いつも行くと行列が出来ています。節約の為、1人でいるときの外食は極力避ける様にしているんですが、Leicester SquareからSohoに抜ける道にあるこの店の前を通ると、どうしても・・・。

帰りに通りかかった本屋で村上春樹のフェアがあり、揃って「海上のカフカ」のポスターをもらって帰る3人。それにしてもイギリス人を連れてLondonを案内するというのは実に滑稽でした。

家に着くと何故か持参して来た枕を抱えて安心そうなPaul。2人とも僕より5歳も年上なのに、修学旅行の小学生みたいに夜中まで騒いでいました。明日は大学なのに・・・。



A Wholehearted Chorus
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2005年03月19日

Defenders Of Enthusiasm

Birmingham。Heavy Metalが生まれた都市。中学生の時に雑誌でBLACK SABBATHのオリジナルメンバーによる再結成ライブの記事を読みながら、Birminghamという自分にとっては全く異世界の都市に思いを馳せていました。だからこそ今こうしてライブを観に行ったり、友達の家に遊びに行ったりという身近な都市になっているというのは当時からしてみれば考えられないんですが。かつて”Europe一汚い街”と言われたBirminghamも、スモッグに覆われた空は消え、再開発が進み、BLACK SABBATHやJUDAS PRIESTがデビューした頃の面影はもう無いのかも知れません。それでもこの街の雰囲気というのは、どこか独特なものがあります。

会場であるNational Exhibition Centre ArenaまではBirminghamから電車で10分程。どの電車に乗ればいいかは、一目で分かりました。バンドTシャツを着た人の大群が一様に同じ方向へ歩いていたので。電車の中では次々に叫び声が上がり、皆この国の国民的バンドを今や遅しと待ち構えている様でした。そして、”どなたさまも今夜のJUDAS PRIESTのコンサートを心ゆくまで楽しまれます様に”という車内アナウンスまでも。この扱い只事ではありません。

会場はLondonではホールだったのに対し、ここBirminghamではアリーナ。このバンドをアリーナで観られるというのはEuropeならでは・・・。いや、5月の来日公演もそうでしたね。ニュースで目にしましたが、ニューアルバム「Angel Of Retribution」が日本のアルバムチャートで初登場8位だったとか。それは凄い成果だと思いますよ。

会場の規模が違う為に、Londonとは異なる演出が期待出来そうと思いながら、SCORPIONSではまたしても感動。今日もセットリストが変わっており、「Loving You Sunday Morning」を演奏する彼等。「The Zoo」、「Coast To Coast」など初期の曲は何度聴いても壮絶。これ程までにギターのバッキングに翳りを湛えることができるバンドを僕は知りません。このJUDAS PRIESTとのU.K.ツアーが終わったら今度は北欧諸国、アラブ諸国、そして本国Germanyでのツアーを展開する彼等。そしてアラブ諸国のツアーでは何とAcousticaを再演するという彼等。観たいけど、さすがにEgyptやArabは遠い・・・。それにしても、JUDAS PRIESTの故郷であるここBirminghamでさえやはり会場全体が心からSCORPIONSを歓迎している様子。何より1曲目の1音目から一点の曇りのない自信に満ちている彼等のパフォーマンスがそうさせているのでしょう。

あとはJUDAS PRIESTを迎えるのみとなりました。既に異様な雰囲気の会場。彼等のライブを観るのに世界で最も適した会場にいるんですから当たり前かも知れません。

午後9時15分、会場は暗転。あの目玉のバックが現れ、サーチライトに照らされたオーディエンスは狂喜の声を上げます。そして「The Hellion」が・・・。この下りはLondon公演編で聞き飽きたでしょうが、何度見たところでその興奮は冷めるわけがありません。Rob Halfordを始め、バンドのメンバーは皆London公演2日目よりもさらに調子が良いと見えました。Robの歌唱、パフォーマンスも今までで一番凄まじく、疲れるどころか日に日に凄まじさを増していくその姿は本当に拝みたい気持ちです。今日はアリーナでの公演ということもあって、パイロを使った演出が所々で見られ、彼等のアグレッシヴな演奏と共にエンターテインメントとしてのHeavy Metalの極致をこれでもかと観せてくれました。故郷に帰って来られて嬉しい。Robはそう観客に語りかけました。33年前、この地を離れ世界の頂点へと歩み始めた彼等。絶頂にあったときも、苦難の淵にあったときもありました。それが彼等、JUDAS PRIEST。IRON MAIDENでもMETALLICAでもない、JUDAS PRIESTという音楽の歴史。今ここに、その新たなページが加えられた瞬間に立ち会えたことは、生涯忘れないでしょう。

「The Sentinel」、「United」、「Jawbreaker」等、聴きたい曲はまだありましたが、それは次の機会に期待しましょう。次は来日公演です。もうチケットを取った人もいるようですね。何も不安を抱く必要はありません。JUDAS PRIESTは決して期待を裏切ることなく日本のファンのリスペクトを受け止めるでしょう。1979年、あの「Unleashed In The East」が録音されたあの日から、日本は彼等にとって重要な国であり続けているのですから。



Defenders Of Enthusiasm
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2005年03月18日

The World They Love

JUDAS PRIESTのライブを、彼等の故郷で観てみたい。

Birminghamに来てしまいました。

実は、London公演よりもこちらのチケットの方を先に取っていたのです。Birminghamには親友Paulもいることですし、宿代はタダ。そしてさすがはPaul、普通に泊まらせてはくれませんでした。

"ヨシ、JUDAS PRIESTのライブの前日に来ないか?別のバンドのライブがあるんだ。"

偶然にもこの日、Paulは彼のフェイバリットバンドであるJIMMY EAT WORLDのライブに行く予定だったのでした。ニューアルバム「Futures」がかなり好評の彼等。チケットは13ポンド(約2600円)。今旬のバンドのライブにしては安い。それなら、観るしかない。Paulは無事チケットを発売日に入手出来ましたが、即日完売だったそうです。

久しぶりの再会に話が止まりません。元々彼とは、日本人の友人を通して知り合ったのですが、初めて会ったとき僕が持っていたATARI TEENAGE RIOTの「Live At Brixton Academy」を見て”僕、そのライブ行ったんだ。”とPaulが呟き、交流が始まりました。彼は大学で日本語を専攻しているという稀有なイギリス人。日本のバンドにもかなり入れ込んでいます。昨年の夏、研修旅行とかこつけて憧れの日本の地を初めて踏み、東京で、MAD CAPSULE MARKETSのライブに行って来て感動しておられました。こちらであったPOLYSICSのライブも彼と一緒に観に行きました。最近は正月に帰国したときにお土産に買って来てあげたACOの「Irony」がお気に入りの様子。

今日はPaulの幼なじみのNickというイギリス人もJIMMY EAT WORLDのライブを観る為にBirminghamに来ていました。彼はGlasgow在住で、今PaulとJIMMY EAT WORLDのライブを観て回っているとのこと。今日Birminghamで観た後、次の目的地は何とLondonであることが判明。Londonである彼等のフリーアコースティックライブを一緒に観ないかと誘われたので、どうせだったら家に泊まっていけばいいと言い、彼等と共に2日後Londonに帰ることになりました。

Nickも相当日本の文化が好きな様子。好きな日本のバンドはいるかと聞いたら、HAPPY ENDという信じられない言葉が返ってきました。ありえない・・・。並の日本人よりも良く日本の音楽について理解しておられる。そして村上春樹の本は全て読んだという彼。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」、「スプートニクの恋人」、「ねじまき鳥クロニクル」・・・。彼との話も尽きませんでした。Birminghamに着いたのが午後2時頃だったので、Paulの家で時間を潰すことに。焼きうどんを食べて、日本酒(Paulはシトラス、Nickはコーラで割っていた)を飲んで、ぷよぷよをして・・・。まるで日本に帰ったみたいでした。

ライブに行く時間になり、会場のBirmingham Academyへと向かいました。会場は丁度Zepp Fukuokaと同じくらいの規模で、割と新しい建物でLondonの古いライブハウスとは違い懐かしい感じがしました。会場は10代と思しき子達で満員。今日はライブ終了後クラブナイトになるので、早い時間帯にライブが始まりました。そういえば今夜の前座は誰だろうとふと思い、Paulに聴いてみました。

"今日の前座はHUDRED REASONSっていうインディーズの結構良いバンドなんだけど、ヨシ知ってる?"

いや、知ってるも何も。HUNDRED REASONSと言ったらEnglandのリスナーで知らない人はいない、凄い実力を持ったバンド。しかも昨年、INCUBUSの前座で観ましたよ僕・・・。メンバーが登場すると、僕と同様知らなかった人もややいた様で、歓声に紛れて悲鳴が上がりました。彼等のライブは以前観たときよりも更に凄まじくなっていました。あの前衛的なメロディーセンスとそれを歌いこなすヴォーカルの素質も文句なし。カテゴライズすればEmo Coreなのでしょうが、もはや比類無き唯一無二の音楽性を築いている様に思えます。それにしてもあのヴォーカル、あれ程カリスマ性を湛えているフロントマンを擁する若手バンドは他に見当たりません。これからが実に楽しみなバンドです。

そして、JIMMY EAT WORLD。ニューアルバムで聴かせるメロディーセンスがかなり僕のツボ(HOOBASTANKが好きな人は是非)だったので、期待していました。僕が彼等を知るきっかけになった名曲「The Middle」を収録した前作「Bleed American」もかなり好んで聴いていたので、こうして彼等のライブを観られるのは幸運でした。そんな彼等のライブは何と、アコースティックの弾き語りから始まりました。ニューアルバム収録の「Kill」をエモーショナルに歌うJim Adkins。こういう始まり方のライブ、とりわけこの手のバンドでこういう演出を観せるバンドはまずいないでしょう。それだけでインパクト充分。その後は彼等の真骨頂。キャッチーなギターと爽やかなヴォーカルのコンビネーションはさすが。曲間、MCも少なく、僕の好きなタイプのライブでした。もちろん、「The Middle」もやってくれました。

ライブが終わり、会場はナイトクラブへと変わり、3人でまた酒を飲んで喋っていました。思えば、Paulとこんなに愉快に話をしたのは初めてでした。同時に、もっと英語勉強しないと、としみじみ・・・。そのところPaulは他のイギリス人と違って優しいので、下手な僕の英語でも面白そうに会話をしてくれる。他では教えてもらえないであろう日本語を教えてあげたかわりに、イギリス人の女の子の口説き方を教えてもらいましたが、果たして・・・。ところで何故ライブが終わってもすぐ帰らなかったかというと、実は今夜のナイトクラブ、特別ゲストがDJとして登場する予定だったのです。それは誰かというと、何とTHE LIBERTINESのギター、Carl Barat。彼は個人的に、今誰よりも労ってあげたい人です。Pete Dohertyが度々起こす騒動の為に苦労が絶えなかった彼。今後はじっくりと次の活動に向けて英気を養ってもらいたいものです。彼は自分の曲はもちろん、JIMMY EAT WORLDやGREEN DAY、THE STRANGLERS等の曲をかけてフロアの喝采を浴びていました。それにしても今日のライブ、最後まで実においしいライブでした。

追記。ライブを連日で観ることが出来るのはチケットが安くて様々なバンドのライブが毎日あるこの国ならではの楽しみですが、それなりに疲労も伴います。2日連続くらいなら普通ですが、3日目になると耳から変な液体が出てきて、4日目にはライブの途中で意識が無くなります。皆さんも気を付けましょう。



The World They Love
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2005年03月17日

Living After Purgatory

JUDAS PRIEST、SCORPIONSによるダブルヘッドライナーツアーのLondon公演2日目となる今日。昨夜のSCORPIONSはもちろんのこと、JUDAS PRIESTには特別感慨深いものがありました。彼等の今の姿を踏まえ、だからこそ観る価値があるということを肝に銘じさせられた思い。Robのヴォーカル、バンドの演奏、そこにある威厳、貫禄・・・。全てが今のJUDAS PRIESTを構成する為に必要不可欠なものであると。

SCORPIONSは全く昨日と同じポテンシャルのライブを観せてくれ、しかも昨夜とは違うセットリストでバンドのフレキシブルさをアピールし、会場を我がものにしていました。今夜演奏されたのは彼等の誇る世紀の名曲「Wind Of Change」。1990年、冷戦の終結を歌ったこの曲は、バンドに音楽を携えた平和親善大使というイメージをバンドに与えたバンドにとっても音楽史にとっても計り知れない意義を持つ曲です。この曲は僕が語学学校で弾き語りをした思い出の曲でもあり、非常に感慨深いものがありました。音楽に国境はない。使い古された言葉ですが、音楽は言語、人種、あらゆる壁を必要としない文化であると僕は信じています。オーディエンスはKlaus Meineの清らかな歌声に合わせて和やかに合唱をし続けました。昨夜に引き続き、今夜も演奏された素晴らしい名曲達も凄まじいの一言。どの曲もサビでは合唱が起こり、Klausもそれを承知で頻りにマイクをオーディエンスに向けます。彼等が未だにこの国でも凄まじい人気を保ち続けていることを彼等自身、そして業界の人間達が再確認してくれたら、もっと素晴らしいシーンの形成が期待出来るでしょう。SCORPIONS。僕は心から、本当にこのバンドを愛しています。

昨夜のライブを観ている僕にとっては、些か複雑な思いは否めませんでした。それでも、もしくはそれでこそ、彼等を観る価値はある。そう断言出来るのは確かです。しかしそんな邪念を消してくれたのは、紛うことなく彼等自身でした。Rob Halfordのヴォーカル、Glenn Tipton、K.K. Downingのギター、Ian Hillのベース、そして、Scott Travisのドラム。全てが、昨夜とは違う雰囲気の中にありました。どうしたことでしょう。ライブに行く者の心得として、連日公演の場合、若いバンドではない限り初日を観た方がいいライブが観られるというのは常識です。このバンドも例外ではなく、メンバーはScottを除いて既に50代。Rockの世界でこの年齢は決して珍しくはありませんが、彼等の音楽はHeavy Metalなのです。懸念されたRobの歌唱、そして壮絶極まるパフォーマンス・・・。全てが昨日よりも更に素晴らしかった。どんな作用が働いたかは僕の詮索の及ぶところではありません。JUDAS PRIESTとはどういうバンドなのか、もうそんなことは聞き飽きたでしょうが、彼等の姿を観た僕がこの様な心境を恥ずかしげも無く露わにしている状況を文章で読めば、伝わる筈です。

昨日とは違う断言を書くことが出来るようです。昨日は、彼等が自らの命を削ってHeavy Metalを演奏するその姿を目撃することに価値があると伝えました。今日は違います。彼等は、JUDAS PRIESTは何1つとしてその姿を待ち望む人の期待を裏切ることはないでしょう。JUDAS PRIESTは「British Steel」を、「Scream For Vengeance」、「Defender Of The Faith」、「Painkiller」、そして、「Angel Of Retribution」を生んだバンドなのです。彼等は過去の栄光に決して甘んじてはいません。何者も敵わない信念を持って、それを今日も守り続け、前進し続けているのです。

"Judas Priest is a primal, infinite force."

パンフレットにはこんな言葉が掲げられていました。



Living After Purgatory
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2005年03月16日

Judas Raging

JUDAS PRIESTにRob Halfordが復帰して1年。遂に行われた本国Englandでの彼等のライブ。そしてそれを祝福するかの様にダブルヘッドライナーを務める同期の重鎮SCORPIONS。今年最も注目されているHeavy Metalの祭典が今、始まりました。

SCORPIONSは昨年発表されたニューアルバム「Unbreakable」が実に素晴らしい出来だったので、彼等の掛かる期待も並ではありませんでした。そして先月発表されたばかりのJUDAS PRIESTのニューアルバム「Angel Of Retribution」ももちろん、彼等でしか成し得ない未曾有の完成度を誇っていました。両者とも、今のバンドとして、現役であることの威厳を見せつけるライブとなるであろうこのU.K.ツアー。それは、多くのバンドが再結成し、何年もアルバムを作ることなく求められるがままいつ終わるとも知れないツアーを続けているという産業化したRockの構図を破壊しにかかっているかの様でもあります。

ここへ来て初めてこの目で観ることが出来たSCORPIONS。感動しました。Klaus Meineのあの透明感のあるヴォーカル、Rudolf Schenkerの剃刀の刃の様なギター。「Bad Boys Running Wild」、「Blackout」、「Rock You Like A Hurricane」・・・。僕の親しんだ曲をこれでもかとやってくれて。本当に文章には表せないくらい彼等のライブは素晴らしかったです。今や世界に於いてその名を不滅のものとした彼等ですが、Germany出身と言うこともあって歴史的背景によりデビュー当時からRockの聖地Englandで苦戦してきました。Englandでのライブは6年振り、ツアーとしては何と14年振りという彼等。しかし昔と何ら変わらぬ魅力を持った今の彼等の姿を観て、異論を唱える人がいるでしょうか。今回の素晴らしいライブ、そして何よりJUDAS PRIESTという自国が世界に誇るバンドのライブの前でありながら、絶えず彼等に歓声を送り続けた会場を埋め尽くすオーディエンスがきっかけとなり、彼等のライブがまたここで観られる日が1日でも早く来ればいいと願ってやみません。

そして遂にJUDAS PRIESTを迎える時が。悲鳴に似た歓声の中、あの男達が姿を現します。そして、何と言ってもRobがこのバンドにいる・・・。1人のメンバーがバンドに復帰したことがかつてこれ程センセーショナルなニュースになったことがあったでしょうか。2年前HALFORDのライブで初めて彼を観た時まで、僕はそれまで何故彼が”Metal God”という名称で親しまれ続けてきたかについて、考えたことはありませんでした。彼は、人間には到底見えないのです。命を削ってまで何かをし続けるという行為、字面は素敵ですが果たしてこれを読んでいる人に実感が沸く人がいるでしょうか。彼の歌う姿は、正にそれに当たります。その姿を前に、僕は立っていられるかどうか不安なくらい畏怖の念を抱かずにはいられませんでした。Heavy Metal、大抵の場合格闘技と同じで聴かず嫌いしている人が殆ど(Heavy Metalは”ヘビメタ”と呼ばれる音楽とは全く違うものです)なのですが、好き嫌いの問題という次元ではなく、ここにこうして命を削って自分の信念を貫き続ける男がいるということは是非多くの人に知ってもらいたい。音楽を志す人なら尚更、尊敬、いや、崇拝すべき存在でしょう。

何を躊躇する必要があるでしょうか。彼等の姿を見届けること。それは彼等の生んだこの素晴らしい音楽を愛する全ての人にとっての義務なのです。



Judas Raging
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2005年03月15日

Jean Patrickというギタリスト

以前僕のバンドにいるもう1人のギタリスト、Jean Patrickのギタープレイに衝撃を受けたと書きました。彼はアフリカ人で、背が高く、知的でかっこいい。毎週火曜日の授業の後にスタジオに入るんですが、今日は練習の後、僕がスタジオで弾いていたJIMI HENDRIXの「Purple Haze」と「Hey Joe」を教えて欲しいと言われ、2人で残って教えることにしました。1通り教えるとそのままセッション。でも僕は途中から、彼のギターに見とれて弾くのを止めていました。今まで見たこともないコードフォーム。リズムに忠実でありながら不規則に編み出されるバッキング。やはり彼は凄い。
しかし彼は彼で、逆に僕のソロが気になっていた様子でした。どうやって弾いているのかと聞かれ、僕はただ、コードもスケールも何も考えず、音を外さないことだけを気にしていると言いました。事実僕のソロは起承転結が無く、スケールで言えばペンタトニック、ハーモニックマイナーしか使いません。癖のあるメロディーを弾いてしまいがちで、それはどこから来たものかと言われればやはり高校生の時に愛聴していたMichael Schenkerの影響ではないでしょうか。ともあれ、ソロを弾くことを拒否し続けた学生時代(どんな学生時代でしょうね)が祟ってこんなギターソロしか弾けなくなってしまったんですが・・・。
それはさておき、僕にとっては自分のソロなんかより彼が一体どうやって弾いているのかが重要でした。しかし彼が言うには、基礎的なローコードしか知らず、ROBERT JOHNSONやBOB MARLEYの曲を聴きながら感覚的に独自のコードフォームを作っていったというのです。そんな人、今まで見たこと無い。それこそ歴史上のRobert JohnsonやJimi Hendrixぐらいでしょう。そうこう言っているうちにも、また新しいコードを発見したらしく、嬉しそうに何度も弾いてみせる彼。僕は只、口を開けたまま見つめることしかできませんでした。僕は11歳からギターを始めましたが、その9年間に培ってきた全てを否定されたかの様でした。しかし彼はもっと色々教えてくれと言い、結局セッションしながら2時間程も2人でギターを弾いていました。

確信しました。これが僕の求めていた、自分の中にあるものを見つめ直す機会を与えてくれるものだと。

今日は帰ってから何を弾こうかな。
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2005年03月14日

Ano Onna No Feedback

昨夜のTHE MARS VOLTAのライブでかけられた呪縛からまだ抜け出せないまま、今日は日本から来たバンドのライブを観に行きました。

日本のアンダーグラウンドシーンではもちろん、America、Europeのアンダーグラウンドシーンに於いても堅固な支持を得ているバンド、BORIS。Stoner Rock、Doom Metal、Drone。ジャンルの名前は様々にありますが、ともかくこのバンドの音楽はその中に於いて世界でも随一の個性を持っていると思います。とにかくギターサウンドが尋常ではない存在感で、ただそこに元々自然に鳴っているかの様なサウンドは聴く者の感性を刺激して止みません。そしてさらに、そんなギターサウンドを生み出しているのが、実はその音からは到底想像出来ない、小柄でルックスのいい女性だという事実がこのバンドを特別な存在にしています。

日本にいたときから既にこのバンドのことは知っていて、中でもアルバム「Heavy Rocks」、「Feedbacker」には個人的にかなり惚れ込んでいました。しかしこのバンドはその頃ライブ活動を休止していて、遂に日本でライブを観ることは叶いませんでした。数日前、偶然に実験音楽を扱っている雑誌を立ち読みしていてこのライブの告知を見つけたときは少し信じ難い気持ちですらありました。Londonでのライブのチケットを手に入れた後、もしかすると他の都市でもライブが観られるかも知れないと思いオフィシャルホームページでツアー日程を調べたところ、何と今回はEuropeツアーだそうで、France、Belgium、Holland等でもライブをするとのこと。しかし"アンダーグラウンドは世界同時進行"とはよく言ったもので、これほどまで活動の場が広いとは知りませんでした。

会場はLondonの北部にあるライブハウスThe Garage。思えばここではよく日本のバンドがライブをしていました。GUITAR WOLF、POLYSICS、MIKA BOMB・・・。今日も行き慣れたこのライブハウスはほぼ満員。しかし、会場で日本人を見つけることは出来ませんでした。このバンドがどれ程この国で支持されているのかがよく分かります。

メンバーが静かに現れて、ギターのフィードバックが・・・。暫くフィードバックの応酬があり、そこへドラムが入り「Akuma No Uta」でライブが始まりました。CDで初めて聴いたとき衝撃を受けたあのギターサウンドは、生で聴くと次元が違います。深いディストーションとモジュレーターを巧みに操り、空間ごと会場をBORISの世界に取り込んでいくかの様なWataさん。それは他のDoom Metalバンドとは一線を画す、幻想的な雰囲気さえも醸し出し、オーディエンスもただその世界に立って演奏を見つめているかの様でした。僕の好きな「Ibitsu」も演奏され、全部で4曲を約1時間30分で演奏しライブは終わりました。

そもそもDoom Metal等という言葉もBORISを形容するには陳腐に思える程、このバンドの個性は凄まじい。Noise、Ambientのミュージシャンとのコラボレーションも行ってきたバンドですし、そういった趣向のライブも是非観てみたいものです。このBORISやCHURCH OF MISERYを始め、日本にはまだまだこういう見逃せないアンダーグラウンドのバンドが数多く存在します。そしてそれらのバンドが頻繁に海外でライブを行っているというのは、あまり知られていない事実です。

そんな日本から4月に再びPOLYSICSが、5月にはELECTRIC EEL SHOCKがU.K.ツアーを行います。Londonでは大抵、ソールドアウトになるんですよね日本のバンド。



Ano Onna No Feedback
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2005年03月13日

This Catastorophe Must Be Unleashed

彼等のライブは去年観たことだし、今回は見送ろうと思っていました。

しかし、最近になってようやくニューアルバムを手に入れ、聴いてみるとこれはもう只者ではなかった。種の個体の精神にある共通意識の内側へと向かっていた前作からは想像出来なかった、あらゆる方向の外へ触手を伸ばすかのようなアルバムでした。これはと思い、友人の催促もあって観に行くことにしました。

行き慣れた会場のBrixton Academyは、広いホールにも関わらずいつにも増してむせるようなマリファナの匂いが立ちこめ、只ならぬ雰囲気。

1曲目だけで、40分演奏が続きました。

Omarはじっくり聴かせた前回よりも荒々しくギターを弾き、対照的にマイクで自分の顔を叩いたりワイヤーで自分の首を絞めたりしていたCedricは今回おとなしく、終始バンドの作り出すサウンドを見守るかのような佇まいでした。

フロントの2人に限らず、前回のライブとは全く別のバンドを観ている様でした。個々のメンバーがエゴの全てを演奏に託しぶつけ合い、凄まじいケミストリーを生んでいた前回に対し、今回はバンドとしてのサウンドの一体感を突き詰めたニューアルバムの音楽性を基に、より生のサウンドに根差した演奏を展開していました。その指向よろしく、時折AT THE DRIVE-INの鱗片を窺えるブレイクなども。ちなみに今回のメンバーは、Coedric、Omar、ベース、キーボード、ドラム、パーカッション2人、そのうち1人は曲によってサックスやフルートを演奏していました。

最後はまた30分近くにも及ぶ、ノイズとフィードバックのセッションでライブは終了。

THE MARS VOLTA。

1つ気付いたことがありました。

Rockの価値観は、価値観が無いということなのでしょう。



This Catastorophe Must Be Unleashed
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2005年03月12日

地球の裏側から

僕の心の故郷Brazilから語学学校の同窓会(?)の写真が届けられました。行きたかったよ。でもさすがに遠いわ。それにしても、みんなに会いたかったな・・・。でも、"お前がいないと始まらん"と向こうの連中からメールもらっただけで嬉しかったよ。

それにしても"ヨシ(僕のこと)と同じでEurope内にいるから、行きたくても行けないよね・・・。"と話していたコルシカ人の女が左端に写っているのは何故だ(笑)。

ちなみにこの女、今度Belgiumから遥々僕の家に遊びに来ます。残ってる連中かき集めてパーティーだ。楽しみ。



Chikyu No Uragawa Kara
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2005年03月11日

あのバンド達は今

先の記事で"誰か知りませんか?"なんて書いておきながらRATTのことが気になってGoogleで検索してみたところ、衝撃の事実が発覚しました。まさか、知らない間にこのバンドがこんなことになっていたとは・・・。

まず、注目すべきは、元DOKKENのGeorge Lynchと共に名を馳せた世紀のギターヒーローWarren Demartiniがまだ在籍中ということに驚愕。そして、ヴォーカルはSteven Percyでは無く、何と、元MOTLEY CRUEのJohn Corabi・・・。もう1人のギターは、先月観た元GUNS N' ROSESのドラマーSteve Adlerの新しいバンドADLER'S APPETITEでもギターを弾いていたJizzy Pearl。

ここで次に気になったのは、もちろんDOKKEN。さてさて・・・。

ドイツ語検定(略して"どっけん")のホームページが出てきました。ギャグじゃんこれ。さて、オフィシャルホームページに辿り着くといきなりメンバー紹介でした。看板ギタリストGeorge Lynchの後任だったReb Beachは周知のとおり再結成WHITESNAKEに参加、そのまた後任のJohn Norumもまた再結成EUROPEに参加しており、次はどんなギタリストが入っているのかと期待していたら、John Levinという無名の人。落胆。しかしベースはJeff Pilsonではなく、元YNGWIE MALMSTEEN、元MICHAEL SCENKER GROUPでありB'zの「Big Machine」に伴うツアー(げんきと一緒に仕事で入ったライブね)でバックメンバーだったBarry Sparks。なるほどね。まああの声があればDOKKENはDOKKENなんだろうね。

こんな風に、"あのバンド、今どうなってるんだろう?"なんて思いついて調べてみると面白いですね。再結成ブームの今、意外なバンドが知らない間に再結成したりしてもいますから。他にこの手のバンドいないかな・・・。え?POISON?いや、興味無い・・・。

あ、今度このテーマで記事を作ってみようかな。
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これは一体

RATTの新録ベストアルバム?このバンドは今、再結成していると聞いておりますが、Steven Percyの名前には"元"と付いてるし・・・。もし今活動しているとしたら、誰がいるんですか?誰か知りませんか?U-Tokuさんご存じですか?そういえば来月、DOKKENがLondonでライブをしますが、こっちも誰がいるのかわかりません・・・。もう解散という言葉もあってない様なものなのかも。

http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/cdjournal/20050311/cdjent002.html
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2005年03月10日

River Of Folklore

テストも終わったことなので、久しぶりにライブへと足を運びました。

Londonへ来てからというものの、ライブに行くことが義務化してしまいがちで、日本にいたとき程の感動が享受出来なくなってしまった時期がありました。それを踏まえて今年は、ライブの本数を減らして選りすぐって行くというのを目標にしています。事実先月の後半から今月にかけても食指の伸びるライブがいくつかあったのですが、今日のライブに標準を合わせて行かずにいました。まあ、今日観に行ったバンドは僕がとりわけ思いを寄せるバンドでもあったからなのですが・・・。

今日程Englandという土地の醍醐味を噛みしめた日は、THE WHOのライブ以来でしょうか。

90年代にあって70年代の伝統的なBritish Hard Rockを聴かせてくれた稀有なバンド。あの時代にこの音をリアルタイムで聴けたというのは、中学生にしてLED ZEPPELINやDEEP PURPLEに入れ込んだ僕にとっては、いや、British Hard Rockを愛する全てのリスナーにとって奇蹟とも言うべき存在のバンド。中学生の時に彼等の日比谷野外音楽堂でのライブを、テレビに釘付けになって観ていたのを今でも思い出します。

THUNDER。

今まで7回も来日している親日家の彼等ですが、ここへ来て初めて念願のライブを観ることができました。どうも日本での彼等の扱い方を見るに、MR. BIGやROYAL HUNT等と同じいわゆる"Big In Japan"なのだろうかと懸念していましたが、本国でのライブを体感して、彼等の実態を目の渡りに出来ました。現在彼等は紛うことなく、Englandの国民的バンドの1つとなっていたのです。

会場はこれまた由緒正しいShepherds Bush Empire。そして、「Loser」で渋く始まった彼等のライブ・・・。Luke Morleyのギタートーン、そして、Danny Bowesのあの歌声。もう言葉も出ませんよ。だってこのバンド、ずっと好きだったんですから。デビュー当時は典型的なHard Rockスタイルの長髪だったDannyは、今では短い白髪に。持ち前の愛嬌のあるキャラクターと相成って、下手したらクイズ番組の司会者みたいな印象を持ってしまうかも知れませんが、誰でもあの歌声を聞いたら絶句するに違いありません。唯一無二のBritish Hard Rockの継承者であるTHUNDERをTHUNDERたらしめているのは、彼の素晴らしい歌声なのです。ライブは終始観客とのフレンドリーなやりとりを交えながら進み、そしてどの曲もオーディエンスが最初から最後まで合唱していて、このバンドへ対するこの国のファンの愛情の深さを思い知らされました。特に名バラード「Love Walked In」の凄まじさと言ったらもう・・・。Dannyのヴォーカルの表現力、そして放たれるEnglandのフレーバー。60年代から40年もの間に渡り、熱心に遠くEnglandのバンド達へただならぬ愛を送り続けた日本人の心は、見事に彼によって鷲掴みされてしまったのでしょう。日本人に生まれて良かった。

アンコールは「Backstreet Symphony」、「Better Man」、そして不滅の名曲「Dirty Love」。もう会場の盛り上がり方も尋常ではなく、僕も僕で初心に返らされて、心の底から楽しみました。しかし、彼等の最高傑作とされる「River Of Tears」、そして何より僕が彼等に心を奪われるきっかけとなった彼等のデビュー曲「She’s So Fine」が演奏されないままライブは終了。

別に悲観してはいませんよ。ライブに行く機会が多い程、こういう事は珍しくはないんです。僕はこういうときいつも、バンドからの"また観に来いよ"というメッセージなんだと受け止めていますから。「Dirty Love」が聴けたし、それに何より彼等をEnglandで観ることができたんですから。

ツアーTシャツ欲しかったけど、今週家賃払わないといけないし・・・。と言ってもまあ、あんまりいいデザインじゃなかったし(笑)。また観たいですね。その時は是非、「She's So Fine」を聴いて誰にも邪魔されない感動に浸りたいものです。



River Of Folklore
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2005年03月09日

バンドとは何ぞや

以前僕のバンドについて書いたらいろんな人から反響が来ました。

何が言いたかったかって言うと、僕がバンドの中で一番ヘボいっていうことです。いや、これは怠けてはおれんな・・・。

8分の7拍子でジャムとか、生まれて初めてしましたよ。やってみて改めて、LED ZEPPELINがどれだけ凄まじいバンドだったか思い知らされました。何てったって、世界一のドラマーと世界3大ギタリストの1人がいたバンドですからね。こんな複雑なリズムで、あんな凄いリックを叩いて、あんなにかっこいいリフを弾けるんですからね・・・。やはり未だにLED ZEPPELINはRock史上最重要バンドですね。もし聴いたことが無いという人がいたら、その人はRockファン及びバンドマン失格です。好みは別として、あのバンドを聴かずしてRockが好きと言うのはとんだ笑いものでしょう。え?お勧めのアルバム?罰当たりな。全部ですよ。

2回スタジオ入った後で初めてどんな曲をやるのか話し合いました。DavidはIRON MAIDENを、RiccardoはSOUNDGARDENを、僕はFAITH NO MOREをやりたいんですが、どうでもいいけど誰がヴォーカルすんの?とりあえず「Phantom Of The Opera」はやるみたいです(笑)。

しかしまあ、よくこんな日本人のへなちょこギタリストなんて誘ってくれたなあと、頭が下がる思いです。Davidみたいに立派なタトゥーも入ってないし、Riccardoみたいなドレッドヘアでもない、ただの長髪の黄色人種です。が、がんばるぞ。

話は変わりますが、僕には5歳下の弟がいます。そんでもって、奴は今日、遂に高校受験を迎えます。離れているというせいもあり、下手したら本人以上に気が気ではないこの頃です。よく周りから弟馬鹿と言われますが・・・。頑張ってもらいたいです。がんばって、後輩になってくれ。
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2005年03月08日

学校では教えてくれないこと

グダグダと前回の記事を書いていて思いついた、これさえ知っていたら理想の会話が成り立つ英会話。是非有効利用してください。
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2005年03月07日

次は来日公演です

先月僕が行ったGREEN DAYのライブについて、Yahoo Japanでもニュースとして取り上げられていました。日本のメディアは敏感ですね。

http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/vibe/20050210/vibent002.html
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見苦しい文章でしょうが

僕は死ぬまで無宗教主義です。死んだ後、精神はどこへ行くのかなんて、死んだ後考えればいい。

かと言って宗教についてとやかく言うつもりはありません。しかし、いろんな人種の人々と親交を深めていくうちに気付いたのは、仏教が如何に平和的で素晴らしい宗教だということです。もちろん伝来当初は神道と対立して戦争が起こりましたが、思想に関しては異種への寛容心を持ちなさいという、他の宗教には見られない教えを含んでいます。

あまり他人の宗教について深入りすることは良くないんですが、僕はここ最近、煮え切らない思いです。以前ここでも取り上げた、KORNからHeadが脱退した件に関して。

彼はバンドを去り、キリストに生涯を捧げる事を選びました。あの、KORNのギタリストがですよ。何度も言いますが、あのKORNですよ。

詳しい経緯はYahoo Japanのトップニュースになっていて知ることが出来ましたが、全く納得がいきません。この件は、これまでKORNを信じてついてきた世界中のファンへの裏切り行為に他なりません。かといって、神のお告げを受けたとほざいていたHeadにはそんな言葉はもう耳に入らないでしょう。そのことが余計に僕を苛立たせます。

キリストは好きになれません。理由?世界中で敬愛されていたギタリストをこの世界から拉致してしまった。それで充分でしょう。

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2005年03月06日

徒然なるままに

大学の理論の授業は面白いけど、肝心のギターの授業ははっきり言って退屈です。現実はなかなか厳しい。基礎を英語で覚えなおすという素晴らしい心掛けにより今のクラスにいるわけですが、いつもBOB DYLANやTHE BEATLESの曲を題材にフィンガーピッキングやアルペジオ、コードプログレッションを習っているわけですが、実にフラストレーションが溜まります。そこでいつも授業中はこっそり自前の楽譜を取り出し、合間に自主練・・・。先週は「Sweet Child O' Mine」のソロをずっと練習しておりました。しかし、ワウが無いとどうもなあ・・・。

そう言えば、卑屈を垂れていた去るバレンタインデーに、実はチョコをメールに添付して送ってきてくれた友人がいました。いやぁ、嬉しかったね。女という生き物、これくらいの気合が無いとね。

アルバムのレビューを書くのは面白いですね。次に載せるであろうRock史上最も重要な30枚。30枚って、足りません。前半と後半に分けるかもしれません。後からいろいろ出てくるもんですねこういうのって。

Mixi、知ってますか?あれなかなか面白いですよ。今までに無い感じで。というわけでコミュニティー系のサイトを幾つかLinkに載せておきました。興味があったら是非Mixiを使ってみてください。

この記事は思いついたことを徒然なるままに書いてみようという画期的な企画です。どうぞ無視してください。

徒然なるままに・・・。「徒然草」、中学のときに暗記させられたっけ。どれだけ残ってるだろう?

徒然なるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつり行く由無し事をそこはかとなく書き つくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。駄目だ、これが限界。

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の華の色、盛者必衰の理を表す。奢れる者は久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛き者もつひには滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。お?結構覚えてるじゃん。「平家物語」です。

月日は百代の過客にして、行きかふ歳もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる者は、日々旅にして旅を住家とす。「おくのほそ道」。

End of passion play, crumbling away. I'm your source of self-destruction. 「Master Of Puppets」。

ここまで書いて全部消したくなりました。ちなみに今日大学へ来る時にCDウォークマンに入っていたのはMELVINSの「Stoner Witch」。朝からこんなもん聴いたら1日が思いやられるわ。

そう言えば先日、英語で記事を書いてみてはとのリクエストがありました。勘弁してよそれは。痛いよ。

オチ?

無いよ。

英語で「オチは?」て何て言えばいいんだろ・・・。あ、いいこと考えた。
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2005年03月05日

Judas is rising

待ちに待った、Rob Halfordが復帰したJUDAS PRIESTのオリジナルラインナップとしては14年振りのアルバム・・・。僕はこのアルバムを聴く日をどれだけ待ちこがれていたことか。こればっかりは、MUSEだTHE MARS VOLTAだと感銘を受けている昨今の僕を脇へ置いておいて、Heavy Metalを心行くまで堪能しようと思っていました。何せ僕は彼等のデビュー以来33年間、ずっとファンだったんですから・・・。

日本での異様な盛り上がり方は年末帰国したときに目の当たりにしました。そして、つい先日来日公演が決定しましたね。そして、何と会場は、武道館に大阪城ホールという・・・。以前僕はこのブログの中で、”大阪城ホールでライブが出来るHeavy Metalのバンドなんて今ではMETALLICAしかいないと思ったら、IRON MAIDENが見事に大阪城ホールでのライブを成功させた。”等と書きましたが、とんでもない。音の悪さが原因でドームを敬遠するロックバンドとしては、もうこれ以上ない規模の会場ですよ。そこに、Heavy Metalのバンドが次々と・・・。どうなってるんですかこれは。

日本でそれほどの騒ぎになっている今、本国Englandのムードたるや尋常ではないです。U.K.ツアーは即日ソールドアウトとなり、各音楽雑誌は挙って彼等の特集を組み・・・。そして、その最中に届けられたニューアルバム、「Angel Of Retribution」。早速聴きましたよ。それにしてもこんなに誰かのニューアルバムを楽しみにしていたのはいつ振りでしょうか。

BurrnやKerrangを始めとするメディアは、「Painkiller」の作風を継承したアグレッシヴなアルバムになるだろうと予想していましたが、彼等の場合、そうはならないだろうと僕は予想していました。どちらかというと「Defenders Of The Faith」の様な、重さ、グルーヴ重視の貫禄のある音を期待していました。そして、それは見事に的中してしまいました。僕ってひょっとして、凄い?

1曲目の「Judas Rising」からもう感動。サビの”Judas is rising”というフレーズの素晴らしさといったらもう・・・。70年代テイストの「Deal With The Devil」の渋さといい・・・。「Revolution」のグルーヴ・・・。全編に渡る威厳と貫禄。そして本作のネックだと伝えられていたラストの長編曲、「Lochness」で聴かせる変わらぬ彼等の挑戦心。申し分無いです。あとは2週間後にある彼等のライブ。もう感無量です。

新しいCategoryのAlbum Recommend第1弾は聴かずに死ねないRock史上最も重要な30枚というタイトルでほぼ完成していましたが、予定を返上してJUDAS PRIESTのコンプリートアルバムガイドを掲載します。このバンドこそ聴かずに死ねるか。



Judas Is Rising
posted by Yoshitaka at 23:59| Comment(3) | TrackBack(0) | Diary - Album Review | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする